日本人YouTuberが立ち上げた日本ブランド、Archords Japanの第一弾RDA
すでにご存じの方は多いかと思いますが、日本人VAPE YouTuber3名(こーへいさん、Yukiさん、Ryuseiさん)とベプログがタッグを組んで立ち上げた正真正銘日本ブランド、Archords Japan(アルコーズジャパン)の最初の製品、Royal Crown RDAをレビューします。
初めての製品とは言うものの、上記YouTuberの中にはWotofoやVAPEflyとコラボしてRDAをデザインしたことのある人もいますので、全くの初めてというわけではありません。
化粧箱の中にはこーへいさんからのメッセージ付き。
今回のRDAは、22mmでも24mmでもオシャレに使える様に、ビューティーリングのデザインにこだわって作りました。
ビルドもやりやすい様に1から全て完全オリジナルで作り上げたので、皆さんのVAPE LIFEに役立ててもらえると幸いです。
とのこと。
「Horick TVのこーへいさんがゼロから作り上げました。」 ということになっていますが、デッキはどことなくGalaxies RDAに似ているような気が…。
とはいえ、海外YouTuberコラボ製品が増えていく中で、Japanの製品が増えていくのは嬉しくなりますね。
ではでは、世界に先駆けて(←)Royal Crown RDAをレビューしていきたいと思います。
Royal Crown RDA付属品
- Royal Crown RDA
- 24mmビューティーリング
- 交換用510ドリチ
- 説明書
- コットン×2
- 交換用Oリング
- BFピン
- 交換用イモネジ×2
- プリメイド単線コイル(おそらく24Gm内径3mm、Ni80, 0.5Ω)
- マイナスドライバー
ビルドツールを持ってない人でも早速ビルドを始められるようになっています。
海外製品は抵抗値が恐ろしく低いヒューズドクラプトンなんかが入っていますが、これなら初めてのビルドする人でも安心の抵抗値です。
Royal Crown RDAがRoyal Crown RDAであるための最大の特徴が王冠型のビューティーリング。
正直なくてもいいと言えばいいのですが、最近のMODは24mmアトマを使用するサイズ感で作られていることが多いので、せっかくこのRoyal Crown RDAを使用するのであれば使っておきたいところです。
ただ、後述しますがこのビューティーリングがちょっと問題と言えば問題になる部分ではあります。
ではでは、細かい部分を確認していきたいと思います。
Royal Crown RDAポジティブピン
通常コンタクトピン(デフォルト)
しっかりと飛び出たコンタクトピンですので、よほど変な状態のMODでなければ問題なく使用できると思います。
BFピン
BFピンはマイナスドライバーで固定するようになっています。
これは好き嫌いと言えば好き嫌いなのですが、スクォンクしたときにマイナスの溝に沿ってリキッドが漏れてきたりするかもしれません。
ですが、ありえない勢いでボトルプッシュをしないのであれば、盛大に漏れてくるということはないと思います。
リキッドの出口
BFピンはデッキの底部とツライチとなっています。
RDA内に残ったリキッドを全て吸い込んでいくスタイルのBFピンですね。
好みが分かれる部分ではありますが、爆煙系RDAではないので、そこまでリキッド残量を気にしなくても大丈夫だとは思います。
Royal Crown RDAトップキャップ裏
トップキャップの上部は結構フラットなつくりになっています。
ドーム型が味が出ると思いがちですが、正直それほど味に変化をもたらすファクターではないかと思います。
フラットな天井にすることで、アトマイザーの高さを抑えるメリットもあります。
Royal Crown RDAエアフロー
エアフローはミドルパーツとトップキャップを組み合わせて調整するタイプです。
一番大きい穴とミドルパーツの大きさが同じくらいとなっているので、トップキャップのエアホールの大きさでドロー調整が可能です。
エアフロー最大と最小でそれほど大きな差はありませんが、スカスカMTL~重めDLの細かなドロー調整ができるかなという感じ。
全閉にしても紙巻きたばこのような激重MTLにはならないので、よくあるPODのぐらいのドローだと思ってくれればOK。
エアの角度は下向きに吹き込んでくるタイプです。
角度的にはコイルに直接あたるというよりは、下からエアを巻き上げてくるようにコイルに当たると思われます。
Royal Crown RDAデッキ構造
ではでは、RDAの味の出方を大きく左右するデッキの構造について確認していきたいと思います。
ビルドがしやすい様にコイルジグ置きがあります。
良くも悪くも、これ以上下にコイルを下げることができませんので、素直にこの高さに合わせてビルドするのがよろしいかと。
小さな感動なのですが、イモネジの溝がかなり深く彫り込まれているのが分かります??
この深い溝のおかげで、マイナスドライバーをガチッとはめ込むことができるので、マイナスドライバーがズレてしまったり、溝をナメてしまうということも減りそうです。
ポールの際まで溝が切ってありますので、ネジ山の隙間にコイルレッグが入り込んでしまうということもなさそう。
このRDAでは単線メインの仕様となるでしょうから、こういった気配りは嬉しいポイント。
ビルドしてみました
付属の単線コイルでビルドしていきます。
デッキを見た通り、ビルドは非常に簡単&楽。
コイルを置いてネジを締めれば、このRDAが理想とする位置にコイルがセットできます。
コイルレッグの処理も問題なく際でカットできます。
焼き入れをしてみたのですが、磁石に引っ付かない&青い発色をしているので、おそらくNi80で間違いないと思います。
抵抗値は思った通りの約0.5Ω。
ウィッキング
ウェルがものすごく深いというわけではありませんが、コットンでデッキ内の空間を埋めてしまいたいので、結構長めに残しました。
こんな感じでふんわりとデッキ内の空間を埋めておいてあげると、ミストも拡散せずにより味が濃厚に感じられる…はず。
実際に使ってみて
ビューティーリング装着時に少し気になる点あり
しっかりMODに装着するには工夫が必要
MOD側のスレッドの精度にもよりけりですが、ビューティーリングを装着して利用する場合、奥までしっかりと装着できていない可能性があります。
対策としては…
- ビューティーリングの上からガッツリ握りしめてMODに装着する
- トップキャップを外し、ミドルパーツを持ってMODにねじ込む
のどちらかで、ひと手間かかってしまいます。
面倒だという方は、味の出方に差はありませんので使用しないというのも手です。
ですが、やっぱりRoyal Crown RDAなのですから、ビューティーリングがあった方がいいと言えばいいですよね。
エアフローに干渉しないように
ビューティーリングの装飾がエアフローに干渉しがちなのです。
わざとエアフローに干渉させてドローを重たくするという使い方をしてもいいですが、エアフローに干渉させると、結露が発生→MOD内に浸透という最悪のシナリオもあり得ますので、あまりオススメしません。
この干渉が発生するひとつの原因が、王冠の山が5つであること。
手前と奥で山の場所が対応していないのです。
コッチを合わせればアッチが干渉する…という風になってしまいますが、両方のエアフローに干渉しないように配置すること自体は可能です。
なので、ビューティーリングをしようする際は両方のエアフローに干渉していないかの確認も大事になってきます。
MTLにはちょっと緩いが、絞ったDLにはピッタリ
エアフローの項目でもドローの様子をお伝えしたのですが、ちょっとMTLには緩いような印象を受けました。
ただ、重めDL向けRDAは市場にそれほど選択肢がありません。
これくらいのドローが個人的にはベストであり、リキッドの味も、VAPEならではのミストも感じられ、吸っていて疲れないドローの重さだと思います。
『重めのDL』の範疇で細かなドロー調整が可能ですので、そういった使い方を念頭に置いている人には非常にオススメできるRDAです。
18金+ジルコニアでが「ハンチェ映え」するRDA
たかがRDA、されどRDAに本物の18金コーティングとアクセサリーとしても使用できるジルコニアを使ってくる辺りがニクいRoyal Crown RDA。
黒系MODとの相性は抜群です。
私は非常にハンチェ撮影がヘタクソですが、ちょっとその辺にあった黒系MODと合わせてみましたので、その「映え感」がお判りいただければと思います。
Aegis MiniとRoyal Crown RDA
VGOD PROとRoyal Crown RDA
Cold Steel 100とRoyal Crown RDA
総合的にみたRoyal Crown RDA
日本のVAPER界隈の期待が非常に高いRoyal Crown RDA。
そういった期待から、今まで吸っていたリキッドが数段レベルアップするほどの味の出方を想像するかもしれません。
当然のことながら、そんな神がかり的な味の出方はありませんが、他のフレーバーチェイスRDAと遜色のない非常に味の乗ったミストを満喫できます。
ビルドが簡単なシングルコイルRDAなので、初めてのRDAとしてもオススメできます。
それよりもなによりも、「Mike VapesやらVaping Boganなどの超有名YouTuberがまだ見たこともないRDAを触っている」という特別感がグッと胸に来るものがあります。
色々なVAPEデバイスがありますが、今このRDAを手に入れられるのは世界中で日本だけです。
今後のArchords Japanの活躍にも期待して、今回のレビューはおしまいにしたいと思います。