これでノーチラスに死角なし【Aspire】Nautilus Prime RBA Kit(RBAキット)レビュー

ビルドもできるようになったNautilus Prime

AIOやPODの快適さの最大の利点としては、既製品のコイルを交換するだけでいつでもフレッシュなコイル&コットンでVAPEが楽しめるということです。

ただその最大の利点が時には最大の弱点となることもあります。

かつて私もeGo AIOでVAPEの入り口に立ち、ほどなく「うぅ…、ビルドしてみたいよぉ…」と思うようになりました。

その反面、「またMODやアトマイザーにお金を出さないといけないのか…」という葛藤もあったことを思い出します。

大きな出費なくビルドが実際にどういったものかというのを体験できるのは、VAPEの次のステップ(沼)に踏み出す第一歩となるでしょう。

実際にビルドをしてみて楽しかったら沼にどっぷりつかるもよし、楽しくなかったら既製品のコイルで楽にお手軽VAPEで楽しむのもよし、です。

Nautilus Primeのレビューで初心者と玄人の両方にオススメとレビューをしましたが、このRBA Kitの登場によって、より一層最初の一台に最適なMODとなることでしょう。

Nautilus(ノーチラス)の名を持つAIO型PODが登場しました。出力調整可能で爆煙からMTLまで幅広く対応してくれています。正直、これが一台あれば他に何もいらないのでは?と感じてしまう完成度!

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Nautilus Prime RBA Kit付属品

  • Nautilus Prime RBAデッキ
  • 510接続アダプター
  • チムニーパーツ
  • 交換用Oリング
  • 交換用イモネジ
  • T字レンチ

写真では分かりにくいかもしれませんが、PODのコイルに相当する部分なのでパーツ自体はかなり小さいです。

なので、補助的にT字レンチはついてきますが、しっかりとビルドツールを準備するか、それでなくとも100均で精密ドライバーを購入する方がいいと思います。

また、ビルドに必ず必要なコイルやコットンもありませんので、これひとつで全てが賄えるというわけではなさそうです。

初めてのコイルビルドを始めるときに、必要な機材があると思います。だけど、できるなら安く揃えて余ったお金をアトマイザーやMODに…と考えるのは私だけではないと思います。そんなコイルビルドデビューに必要なセットをコスパよく揃えるにはどうすればいいか考えてみました。
比較するに至った経緯は、こちら。 お料理コットン(コットン100%クッキングシート) これをネットで見つけた時は、感動しましたね...

Nautilus Prime RBA Kitポジティブピン

デッキ単品では510接続に対応していません。

抵抗値の確認のため、安定したビルド台に乗せるために510接続は欠かせません。

コイルの下部に装着する専用のパーツがあります。

ビルドが完了するまではこのパーツをつけっぱなしにしておくのがよさそうです。

Nautilus Prime RBA Kitチムニー裏

小さいチムニー(チャンバー?)ですが、きれいなカーブがかかっています。

コイルの真下からエアが当たる形になりますので、結構味にも期待できそうです。

Nautilus Prime RBA Kitデッキ構造

極小のデッキを見ていきたいと思います。

デッキそのものはポストレスデザインとなっており、向かい合う形でコイルレッグを固定するようですね。

横から見てみると、地味にコイルジグ置き場がありますので、このジグに沿ってコイルを設置せよ、ということでしょうか。

初めての人はとりあえずAspireの言うとおりにこの高さにコイルを設置しましょう。

コットンホールですが、かなり小さいですね。

このサイズのコットンホールであれば、コットンを中から外に露出させるのはほぼ不可能でしょう。

バスケの3ポイントシュートの右手と、Nautilus Prime RBAキットのコットンは添えるだけ、って感じですね。

ビルドしてみました

言われたとおりにジグをアンカーに沿ってビルドしていきます。

まずは手始めに片方のコイルレッグを固定していきます。

固定そのものは問題なかったのですが、26Gコイル(内径3mm)はさすがに大きすぎたようです。

そんな時はコイルジグの内径を2.5mmにして、反対のコイルレッグを引っ張ってやります。

そうすれば自動的に内径2.5mmに早変わり。

デッキサイズ的に内径は2.5mmが上限でしょうし、コイルも28Gぐらいが実際はちょうどいいのかもしれません。

こういう小さなデッキ出来になるのがチムニーパーツとコイルレッグの干渉です。

コイルレッグの処理がきれいに行われていない場合、チムニーパーツに干渉して短絡(ショート)が発生してしまう可能性があります。

マイナス側のコイルのレッグは結構ギリギリでカットすることが可能です。

問題はポジティブ側でした。

ワイヤーカッターでカットしようとも思いましたが、相当精密なものでない限りはコイルレッグを持って上下左右に捻りましょう。

そうすれば、金属疲労を利用して本当にキワキワでカットすることができます。

焼き入れをして抵抗値を確認する際は、念のためチムニーパーツをかぶせた状態で行ってください。

ここでチムニーパーツと接触している場合はビルドをやり直すなどして、短絡(ショート)が起きていないことを確認しましょう。

ウィッキング

デッキもコイルも小さいので、コットンはギチギチになりすぎないようにしておきましょう。

コイルや土台を抑えなくてもコットンが左右に動かせるぐらいの量が適量かと思います。

コットンの長さは1枚目の写真ぐらいで十分です。

切ったコットンもフワッとコットンホールの上に置く感じ。

そうすると下から少しはコットンが確認できると思いますので、正直これくらいの量さえあれば大丈夫でしょう。

今PODに装着してあったのが、純正のコイル(0.7Ωメッシュ)です。

このコイルを取り外して、510接続パーツを取り外したRBAコイルを装着します。

純正のコイルよりは体積が大きいので多少保持できるリキッドは減りますが、最低でも3mlほどはPOD内に入れておけると思います。

実際に使ってみて

コスパ勢の私からすると非常に嬉しいキットです。

抵抗値も好みなものに変更できますし、自分でビルドすることによって運用費用を削減することも可能です。

Nautilus Primeの電池容量は2000mAhもありますので、ある程度の低抵抗(といっても0.4Ωぐらいが下限かな?)までは十分使っていけると思います。

使用感と言えば、いい意味でも悪い意味でも純正コイル同等です。

既製品のコイルは完成されているというか、交換してしまえばそれでカンペキな状態が作り出せます。

自作コイルの場合は、まずビルドに多少のハードルや難易度があります。

人によってはそのハードルや難易度が我慢できない場合もあるでしょうが、このビルドが楽しいと感じられたのであれば、十分こっちの人間(沼の住人)です。

VAPE歴が長い方にとっては言うまでもなく、このキットがあればNautilus Primeが最強の持ち運びデバイスになると思います。

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