スコンカーが登場したあの頃、みんなが持ってたDruga RDA(私は持ってなかったけど…)
今でこそ誰もが持っているスコンカーですが、登場したころは各メーカーが一斉にスコンカーMODを製造し、それに伴ってBF対応のRDAをたくさん発売されていました。
当時、たくさんの製品が発売されていましたが、その中でひと際輝いていたのがDrugaのスコンカーです。(リンクを探していたのですが、もうディスコンになっているようでした。)
コンパクトな本体に爆煙Druga RDAがセットになって5000円ぐらいだったように記憶しています。
そりゃ誰だって手を出すよねっていう価格と組み合わせでした。
当時の私といえば、5000円あれば2000円ぐらいのアトマイザーを2~3つ買う『アトマイザー沼』にハマっていましたので、残念ながら当時はDruga RDAとはご縁が無かったのを思い出します。
ですが、ビルドのしやすさと爆煙RDAということで多方面で絶賛されていたのは覚えています。
今回はその進化版、Druga V2をレビューしていきたいと思います。
長々と詳細を見るのが面倒だという方は、みんな大好きフレキチさんが簡単に商品ページの写真でV1とV2の差をまとめてくれていますので、ご覧ください。
Druga V2 RDA付属品
- Druga V2本体
- 交換用Oリング×3
- BFピン
- ポスト固定用交換ネジ
- ワランティーカード
- マニュアル(カード)
中身はいたってシンプルです。
マニュアルと呼べるかどうか怪しいほどシンプルなマニュアルですが、ビルドがものすごく簡単なのでこれくらいでもいいのかも。
Druga V2 RDAポジティブピン
通常コンタクトピン(デフォルト)
ポジティブピンはしっかりと飛び出ているので、ハイブリッド接続のメカニカルでも十分使ってあげられるでしょう。
見た目もシンプルなので、メカニカルMOD映えするアトマな気がします。
BFピン
BFピンに付け替えてみましたが、BFピンもしっかりと飛び出ています。
マイナスネジが切られていますが、切りっぱなしのマイナスではないのでリキッドが横に流れてしまうということはないでしょう。
リキッドの出口
アトマイザーを内部のBFピンの状態ですが、ポストの真ん中のツラツラになっています。
リキッドを左右に流して多少はリキッドを保持させることができますが、余分なリキッドは全てボトムに吸い戻すぐらいの高低差はついています。
Druga V2 RDAトップキャップ裏
トップキャップ裏はきれいなアールがかかっています。
それに、アトマイザーの淵にはアトマイザーのベースとかみ合う切り欠きが確認できます。
Druga V2 RDAエアフロー
V1からの一番大きな変更点はエアフローです。
V1では切りっぱなしのエアフローでしたが、今回は6つの穴の開閉によって段階的にエアの流入量を変更することができる仕様に変更されました。
とはいえ、ひとつひとつの穴が大きめなので、どの程度エアの調整ができるのかは実際に使ってみて感じてみたいと思います。
Druga V2 RDAデッキ構造
アトマイザー内の空間の半分を占めているのではないかと思ってしまうポストです。
「単線なら20Gでも18Gでも、クラプトンでもエイリアンでもドンと来い」と言わんばかりの威風堂々さ。
ポールの頭にはプラスの溝が切られていますが、精密ドライバーのサイズではないですね…。
余りに溝が大きすぎるので、使うのであれば精密ドライバー以上の大きさのものでないとネジ山をなめてしまう可能性があります。
ポール自体にはローレット加工がされているので、指でガッツリ締めることもできそうですが、最終的にはドライバーで増し締めする必要があると思います。
ビルドしてみました
こういうドデカいアトマイザーにはクラプトンコイルなどの方がいいのかもしれませんが、私は単線ビルダーなのでNi80(26G)を11巻き(内径3mm)をデュアルでビルドしようと思います。
1つのポールでコイルレッグを2つ固定するアトマはコイルレッグの処理が大変なのですが、単線ビルドだと事前にコイルをカットしなくていいというメリットがあります。(事前にカットするのが面倒なだけ←)
ある程度コイルの位置が決まったら、指でポールをグイグイ締めていきます。
かなり力が入れやすいので、仮止め以上の力で固定することができます。
そうして仮止めしたコイルレッグをパチパチ切っていくこともできますし、難しい場合は金属疲労を利用してねじ切ることもできます。
コイルが邪魔な場合は、下の写真のようにコイルの位置をずらしてから切ってあげてもOKです。
コイルレッグの処理が終わったら、コイルの位置を調整していきます。
コイルの位置をずらしたりしているうちにコイルの形が崩れている場合もありますので、ドライバーや段差のあるビルド棒(名前忘れた…)を使って位置や形を調整していきます。
高さはこのくらいがいいのかなと思います。
サイドエアフローなので、横から入ってきたエアがコイルの横と下をくぐって上に流れるようなイメージでコイル位置を調整しました。
ウィッキング
長さはコイルの高さによってまちまちですが、デッキの底に触れていれば大丈夫。
フワッと横に落としてあげて、ミストがポールの間を通って上に上がっていくように左右をブロックしてあげる感じ。
実際に使ってみて
これ、結構色々な状況で使っていけるRDAな気がします。
Druga V2のビルドの自由度はデュアルコイルという大前提がありますが、デュアルコイルであればどんなビルドも可能なくらいの懐の深さがあります。
私のような単線デュアルもOKですし、ゴリゴリのコイルでも問題ないでしょう。
それに対応しないといけないのがエアフローなのですが、エアフローは結構な調整幅を持たせてくれています。
このアトマイザーでそんな使い方をする人はいないかもしれませんが、エアフローの穴を1つだけ開けて重ためのDLぐらいのドローに調整することもできます。
そして、エアフローを全開にしてやればスッカスカなモクモク爆煙VAPERが好みそうなドローにも調整可能です。
それだけの調整幅がありますので、自分好みのビルドとエアフローを探し出すという楽しみもあります。
Druga V2はビルドにハマっている人にぜひオススメしたいRDAという印象でした。