オバケの吸引、Ghost Inhale
Ghost Inhale(ゴーストインヘイル)と聞いて、何を思い浮かべますか?
VAPEトリックをよくご存知の方は、「あ、あれか!」と思うかもしれません。
そうです、これがGhost Inhaleです。(「そうです、私が変なオジサンです。」と語感が一緒ですね)
そのトリックとの関係は全く分かりませんが、少し前から発売されているRTA、Ghost Inhale RTAのレビューになります。
このRTAにしたからといって、突然トリックが出来るわけではないので悪しからず。
あまり有名とは言い難いメーカーのRTAですが、非常に優秀なRTAでした。
付属品
- Ghost Inhale RTA本体
- バブルグラス
- コットン
- 交換用Oリング沢山
- イモネジ×2
- 六角
- T字レンチ
六角レンチとT字レンチと2種類付属?
なぜなんでしょう??
バブルグラスに付け替えることもできるようですが、単純容量が多い(3.5ml)のでそこまで活躍することはないかと思います。
分解は手でスルスルとできますが、RTAを分解する際はガラスの破損にお気をつけください。
ポジティブピン
目視でもしっかりと飛び出ていることが確認できます。
なにせ全長が長いので、メカで使用する状況は少ないかもしれませんが、それでも使用にあたっての懸念材料は1つ減りました。
エアフロー
RTA下部にエアホールが対面に設置されています。
下から取り込んだエアをコイルの下から当てる形になります。
全開でもスカスカではなく抵抗感を感じるDLなので、単線コイルでも十分味が出そうなドローの重さです。
タンク構造
お決まりのトップフィル。
キャップの深さが結構ありますので、リキチャホールではない部分にリキチャしてもタンク内に流れていってくれそうです。
ベースが23mmで、ガラスタンク部分は24mm(3.5ml)です。
バブルグラス(5ml)を使用すると、ガラスタンク部分は26mm幅となります。
どちらのガラスを使用しても、倒してしまうとガラスが最初に対象物に触れることになります。
VAPEバンドを使用するなりして保護してあげましょう。
デッキ構造
真ん中の穴がエアホールで、左右にあるのがコットンを落としておく部分。
アートコイルでも固定できそうなポールです。
ただし、イモネジのクリアランスはイマイチ。
極細ワイヤーでパラレルコイルなどを組んだりしない限りは、コイルレッグが横に逃げたりということはなさそうですが、隙間があるっちゃあります。
なぜかこんな風に角度が付けられています。
コイルを固定してやったら、エアホールにコイルを近づけてやる必要がありそうです。
こんな感じに組んでみました
デッキのこの角度が十分に行かせているかは不明ですが、ビルドそのものは非常に簡単です。
RTAによってはチムニーとツラツラになってたりしますが、Ghost Inhaleはやや凹んでくれていますので、コイルレッグの処理は簡単です。
固定後はジグなどを使ってエアホールに近づけてやりましょう。
その方が効率よくコイルを冷却でき、リキッドの味が増すようです。
良き良き。
コットンを通して、どの辺りでコットンをカットするか目星をつけます。
タンクの底に付くかつかないかで十分だと思います。
コットンの長さの目安はこれくらい。
もう数ミリ短くても十分かと思います。
実際に使ってみて
絶妙に使いにくいサイズ感
ベース部分が23mmと非常に中途半端な大きさです。
アトマをピッタリとツライチに乗せたい人にとっては微妙と言わざるを得ません。
そして背の高さも結構な高さがありますので、高さを吸収できるMOD(ステルス型MOD)との相性はよさそうですが、かなり使用するMODを選ぶRTAです。
全てにおいて楽なRTA
シングルコイルでビルドが楽。
容量が大きくてリキチャも楽。
大体どんなMODにも乗せれて楽。
とにかく簡単で楽にセッティングできて、簡単に味が出せるRTA。
容量が大きさとアトマイザーサイズは反比例するので、大きさだけに目をつむることができれば最高の楽チンRTAになるはずです。
RDAやスコンカーも確かにリキチャが楽だと言われていますが、単純にリキチャの手間のことを考えると一番楽なのはRTAです。
最近RTAを触っていなかったので、RTAの良さを再確認させてくれるRTAでした。