shirafu shirazuじゃないよ、shirafu shirazu STOUTだよ
先日の「ふぃーか」に引き続き、BaksLiquidLabのリキッドである「しらふし」のレビューです。
私もブログを初めてTwitterを始めましたので、本当に色々な情報がSNS上で飛び交っています。
こちらのshirafu shirazu(シラフシラズ)も存在は知っていました。
どうやらかなりお酒に近い味のようで、吸ってるだけで酔う人もいそうだとかなんだとか。
ですが、こちらはshirafu shirazu STOUTとの表記がある通り、「しらふしスタウト」の方でございます。
無印「しらふし」とは全く違うものだそうですので、ご注意を。
リキッドスペック
VG/PG | 70/30 |
メンソール/清涼剤(無0 ←-→5強) | 0 |
価格/容量 | 2500円/60ml |
メーカー説明 | shirafu shirazuから、柑橘系の香料を抜き、バニラカスタードを控えめにして、木を燃やしたスモーク感をプラス |
この説明だけを聞くと、shirafu shirazuの出がらしのように聞こえますが、そんなことはないと信じたい。
shirafu shirazuを知らないので何とも言えないのですが、スモーク感がプラスされているとのこと。
より煙草に近い感覚を体感させてくれそうなリキッドです。
というか、この説明だけでもshirafu shirazuが美味しそうに見えてくるのは私だけでしょうか?笑
それでは、実食!
香り&味チェック
香りは確かにものすごいスモーク感。
煙じゃなくてスモーク感というのが適切な表現。
あの燻製の感じの香りがリキッドから漂ってきます。
その奥になんとなく甘い香りも漂いますが、燻製の香りがすごい。
お味の方も燻製の香りがすごく際立っています。
ただ、こちらは奥に隠れているリキッドの風味がより感じやすいです。
バーボンとバニラという表現がベプログショップにありますが、深みのあるバーボンのお酒感にバニラが上品に絡み合っています。
ただ、リキッドをご提供いただいたときにも一言添えられていたのですが、かなり燻製のスモークの香りが強いです。
これをスティープすることで、本領を発揮するリキッドなのだそう。
テイスティング環境
コイル | シングル |
コイルの種類 | Ni80単線 |
抵抗値 | 0.5Ω |
ワット数 | 27W |
VAPER側(Ko)の感想
開封直後(スティープなし)
スティープする方がいいとありますが、吸い比べねば話は始まらないということで、開封直後から吸っていきたいと思います。
あぁ…これはどこかで嗅いだことのある匂い…。
どんな家庭にも1つはある、木酢液の香りがします。
木酢液というのは、「木材を乾留した際に生じる乾留液の上澄分のこと」です。(Wikipedia)
液体のくせに煙の匂いがあり、害虫対策になるのと同時に、作物に必要なミネラル分を多く含むあの木酢液です。
かなり独特な匂いですが、煙の匂いのする液体ということで、家庭菜園界では重宝されています。
ただ、免疫がない人にとってはただただ酸っぱいような苦いような香りに感じてしまうでしょう。
かなり吸う人を選ぶリキッドかもしれませんが、煙感は抜群に感じます。
約10日間のスティープ後…
shirafu shirazu STOUTの本領はスティープ後に現れるというウワサを聞きつけ、スティープさせることに。
木酢液や燻製のトゲトゲした酸味がまろやかになっています。
煙の香りは弱くはなっていますが、それでも存在感は十分に感じます。
煙の香りにかぶさるように、ほのかなバーボンとまろやかなとバニラの香りが全体を包み込んでくれます。
吸い始めのバーボンは弱めなのですが、煙の風味とのシナジー効果によってドンドン風味を増していきます。
好みは人それぞれだとは思いますが、私はスティープ後の方が圧倒的に美味しく感じます。
ガンクの付きやすさ
ガンクについてですが、この状態で5mlほど吸ったかなという感じ。
コイル上部に焦げ付きが見えますが、あちらはコットンが左右どちらかから流れてきてしまったものかと思います。
今のところガンクらしいガンクは見当たらない印象。
これならクリアロでもコイル寿命を全うしてもらえるかなと思います。
Non VAPER側(嫁)の感想
『これは臭いと言うに500万ペリカだわ』
「なにそれ、既にもう匂い嗅ぐの怖いんだけど」
「(スンス…)うわ〜、何コレ、クッサ〜!!」
『やろーね。笑 一応聞くけど、なんの匂いする?』
「え、分かんない。酸っぱいナッツみたいな?」
『もう一回匂って確かめてみる?』
「いや、やめとく」
相当苦手な匂いだったようです。
香りチェックといいながらも結構至近距離で匂いを嗅いでもらったりしているので、副流ミスト(?)よりも濃いミストを嗅いでいての結果です。
ただ、VAPEに慣れ親しんでいない人への攻撃力は高めかもしれませんね。
こんな人、場面にオススメ!
燻製器の匂いが好きな方は、スティープ無しでスパスパ吸っちゃってください。
ほんのりとした煙感と、大人な雰囲気を感じたい方はしっかりスティープしてあげてください。
スティープの方法は湯煎をしたりと色々ありますが、一番いいのは時間を掛けること。
しっかり振って、寝かせて、ボトル内の空気を入れ替えて、振って、寝かせて…を毎日繰り返すだけ。
それだけでシラフシスタウトは全く別のリキッドに化けます。
お酒の席で吸うリキッドはタバコ系が一番かなと思っていた節があり、個人的に「お酒の席でのリキッドランキング」みたいなものが自分の中であります。
その「お酒の席に持っていくリキッドランキング」が今、猛烈に揺らいでいます。
おそらくシラフシスタウトが華々しく1位を飾ることになるでしょう。
お酒とVAPEを一緒に楽しむ人に吸ってもらいたいリキッドです。