あのCoil MasterからRTA
VAPERなら誰でも知っていると言っても過言ではないあのCoil MasterからRTAが発売されているようです。
Coil Masterと聞くと、大体の人が思い浮かべるのがビルドツール。
そんなCoil MasterからシングルコイルRTAが発売されています。
その名もElfy(エルフィー) RTA。
名前を聞いた瞬間、おじさん2人と茶長髪のおじさん1人のスリーピースバンドが頭に浮かんだのは私だけではないはず。
さて、余談はこれぐらいにしておいて…。
では、The Alf…、Elfy RTAのレビューからです。
付属品
- Elfy RTA本体
- スペアグラス
- コットン
- 説明書
- スクラッチをオススメするカード
- 付属品
- Oリングとか
- コイル
- 六角
いたってシンプルな付属品です。
多すぎず少なすぎず、と言った印象。
スペアグラスがついているのは、ちょっとした安心材料ではありますね。
本体はバラすと、全部で5ピースです。
では、細かく構造を覗いていくとしましょう!
ポジティブピン
メカニカルで運用するかどうかは置いておいて、しっかりと飛び出たポジティブピンです。
チムニー裏
綺麗なドーム状に仕上がっています。
このRTAは最近では珍しい510のドリップチップを使用しますので、吸い口が狭くなっています
濃厚なミストが期待できそうです。
エアフロー
全閉にすると、ほぼ吸えない状態にまで調整が効いています。
全開だとある程度の抵抗感を感じるDL向きといった感じのエアーの量となります。
「爆煙モクモクで楽しむぜ!」というタンクではないでしょう。
タンク構造
安定のトップフィルですが、チムニーの外径にOリングがハマっているのが確認できます。
それに加え、トップキャップがタンク側に深く締めこまれる構造になっています。
こうすることで、Oリングがタンクからのリキッドをしっかりとせき止めることになります。
そうすることで、最終的に漏れ対策となっています。
タンクの一番の欠点は漏れですから、こういった工夫を感じられるのは嬉しですね。
デッキ構造
この感じ、どっかで見たことあるような気がしませんか?
そうです。
Maze V3と似ているような似ていないような。
似てるといっても、ポールの感じが似ているというぐらいですね。
そんなこと言い出したら、ベロシティーデッキのアトマが全部同じになってしまいます。
話をElfyに戻します。
Maze V3のような2ポストに、コイル真下からのボトムエアフロー。
その両脇にコットンをタンク内部に落とし込むジュースホール(コットンホール?)があります。
GTA(ジェネシスタンクアトマイザー)スタイルと呼ばれていますが、要はこの穴をコットンで塞いであげて、コットンにリキッドを吸い上げてもらうスタイル。
GTAスタイルはコットンの量が漏れとドライヒットの運命を左右しますので、ウィッキングに少しコツがいるかもしれません。
こんな感じに組んでみました
カンタル26Gスペースドで5巻(3mm径)です。
エアフローがコイルに直撃するような配置にしています。
ポストがチムニー内に余裕を持って収まっているので、適当に切ってもチムニーに接触→ショートとはなりにくいと思います。
ですが、できるだけポールに近いところで切断するようにしましょう。
最終的に0.68Ωになりました。
せっかくなのでコットンは同じCoil MasterのPro Cotton。
人によってコットンをどこで切るか分かれるところですが、私はタンクの底に触れるか触れないかぐらいまでの長さに切ります。
ちょうどセラミックピンセットで示している部分あたりです。
ウィックホールを通して、もう一度コットンの端をモフモフにしてあげましょう。
そうすることで、毛細管現象が最大に発揮されます。
ウィッキングのコツに関しては、以下の記事が参考になるかもしれません。
リキッドを入れて、完成です。
実際に使ってみて
想像していた通り、フレイバーチェイス用に作られたタンクです。
上がってきたミストが細い内径で濃縮されて、しっかりと味の乗ったミストを吸うことができます。
基本的にはDL運用するかと思いますが、エアホールを絞っていけばMTLでもイケそうです。
50/50のリキッドを入れて一晩放置してみましたが、漏れることもありませんでした。
ただ、少し気になる点があるとすれば、2点です。
①トップとベースが23mm
ガラスチューブ部分は22mmなのですが、上下の金属パーツ部分が23mmとなっています。
これは万が一倒した時のガラス保護のためか、単純にデザイン上こうなっているのか不明ですが、ステルス系MODだと使用できない可能性があります。
②ドリップチップが短い
付属のドリチがちょっと短いように感じます。
まぁこれはお気に入りのドリップチップを使用すれば問題解決なので、大したことではありません。