シンプルイズベスト!
最近のVAPE界には色々な機能や、特殊な構造のRDA/RTAがたくさんあります。
それ自体はVAPEの発展の先駆けとなるやもしれませんし、どんどん増えていってくれればと思います。
ですが、現時点で味の出る構造というのが大体決まってきているのも事実。
すると次は、見た目が特殊な色だったり、特殊なデザインだったりしてきます。
ロゴをデカデカと表示してみたり、他のアトマより目立とうと色々なデザインが出てきます。
そういった俗世間とは真逆を行く、シンプルにまとめたRDAのご紹介です。
正直、構造も見た目もシンプルすぎて、新しいことは特にありません。
ですが、それが故に価格もシンプルにまとまってくれています。
ある意味、2018年7月現在で完成されたRDAと言えます。
付属品
- Panther RDA本体
- 購入証明書などのカード
- 付属品
- 交換用Oリング×2
- コットン
- クラプトンコイル
- ミニドライバー(-)
- イモネジ×2
- BFピン
交換部品が少し少ない気がします。
別にコイルやコットンはあってもなくても困らないのですが、イモネジやOリングなどの交換部品はもう少し充実しててもいいのかなと。
シンプルな3ピースRDA。
特に触れませんが、ドリップチップがハニカム柄でオサレです。
では、細部を確認していきたいと思います。
ポジティブピン
問題なく飛び出でくれています。
最近はポジピンの出代がかなり良くなってきました。
こんな風に色々なブログやらYouTubeやらで言われているからでしょうかね。
スコンカー用のBFピンに付け替えてみました。
こちらも問題ない飛び出方をしてくれています。
リキッドが横に漏れないように、しっかりマイナスも切りっぱなしじゃないのも高評価ポイントです。
デッキじゃなくてポジピンのリキッド出口に注目してください。
完全に地面とツライチ。
ということは、ウェル内に残ったリキッドを全て吸い込んて行くスタイル。
この辺りはボトルとの相性などもありますし、個人的には気になりません。
人によっては気になる方もいるかなとは思います。
トップキャップ裏
素晴らしく美しいカーブ。
作りも非常にキレイで、ツルツルの見た目。
810のドリチもすっぽり収まっています。
エアフロー
最近のアトマには珍しく、潔のいいデュアル専用のエアホール。
対面に左右に細長いエアホールが開いています。
デッキ側のエアホールと合わせてエアの量を調整します。
横に長いエアホールですが、対面にしか空いていないため、エアホールを締め切ることもできます。
キッチリとエアを遮断できており、吸えないほどの精度です。
取り込んだエアを上向きに変えて、ボトムエアフローの構造になっています。
思っていたよりエアホールが内側に食い込んでいる印象。
ウェルは深いのですが、そこまで大量のリキッドは保持できなさそう。
デッキ構造
何度か既に見えている方もいるかもしれませんが、こちらがデッキの画像になります。
ワイヤーホールを開放するとこんな感じ。
ゴリゴリのワイヤーでも組み込めそうなサイズです。
コイルレッグの段差分を既に折り込み済みでホールを開けてくれていますので、コイルを巻きっぱなしでそのままマウントできます。
こんな感じに組んでみました
なんだかんだで単線ビルダーですので、真ん中のワイヤーホールだけを使ってデュアルで組んでいきます。
この時点でワイヤーホールの段差を活かしきれていませんが、そこは目をつぶりましょう。
コイルを固定するとこうなってしまいますので、真ん中のみを使ってビルドする際は、はじめからコイルレッグの長さは調整しておいた方がよさそうです。
焼入れをしながらコイルを形成していきます。
コットンを詰めて完成。
コイル内径を3mmでビルドしたのですが、コットンレッグの落とすスペースがギリギリでした。
もう少し内径は小さい方がいいのかもしれません。
もしくは、シート状のコットンなら問題なく収まると思います。
実際に使ってみて
今回のビルドがバッチリハマったのか、思っていた以上に味が出ました。
構造はどこにでもある普通のボトムエアフローRDA。
もちろん、ドリップしすぎるとエアホールから漏れてきます。
ウェルも深くないので、リキッド保持に多くは期待できません。
その辺りに特別工夫がされているわけではありません。
ですが、シンプルな構造が故に、ある程度のビルドであれば、それなりに味を出してくれるRDAです。
また、シンプルな見た目も多くのMODに合わせやすくなっています。
24mmステンレスメカニカルをお持ちの方であれば、1本のステンレス棒のようなセットアップも可能です。
シンプルなのは見た目だけではなく、お値段もシンプル。
FastTechで約16ドルなので、手を滑らせてポチってしまってもダメージが少ないです。
一点だけ難があるとすれば、Oリングの緩さです。
本体とトップキャップを固定するOリングが余りにも緩く、リキッドが付いた状態だとほぼ無抵抗。
屋外に持ち出しする際は注意しないと、トップキャップを無くしてしまうという悪夢に見舞われるかもしれません。