あのPicoがPODになる時代になりました。
Picoって知ってます?
知ってるも何も、VAPEと言えばPico、Picoと言えばVAPEと言うまでに有名なあのPico。
正直、22mmアトマしか使用できなかったということぐらいしか欠点がなかったPicoなのですが、24mmアトマも使える大きなサイズのPicoが出たりピコンカーが出たりで、もうPicoだけでVAPEがある程度語れてしまうくらいのラインナップがありました。
そんなPicoがPODがAIO型PODとなって再登場しました。
ちょっと調べてみると、18650を使用するAIO型PODというではありませんか。
これは最近話題になりつつあるPOD MOD(ポッドモッド:PODとしてもMODとしても利用できるMOD)と呼ばれるPicoバージョンなのでしょうか、実際に色々と確認していきたいと思います。
PICO CompaQ付属品
- Pico CompaQ本体
- コイル×2
- USB Type-Cケーブル
- マニュアル
- ワランティーカード
- バッテリー注意喚起
18650バッテリーを使用するのが久しぶりに感じてしまうくらい、最近はPOD MOD?AIO型PODを多用している今日この頃です。
VAPEの醍醐味はRDAやRTAなどのコイルビルドだということは分かっているのですが、毎日をそれなりに忙しくしている人や私のように面倒くさがり根性が染みついてしまっている人はこの手軽さから離れがたいですよね…。
Type-C対応ということで、ファームウェアアップデートなんかも可能なのかなと期待していたのですが、そんなことは無いようです。
Type-Cの最大の強みはデータ通信ができるということだというのをどこかで耳にしたことがあるように思います。
データ通信ができないのなら急速充電のためだけにしか使えないということでしょうか?
18650バッテリーをMOD本体で充電するのは非推奨なので、その非推奨な行為のためにType-C…。
まっ、それはそれということでさっそくCompaQの詳細を確認していきましょう。
PICO CompaQ本体詳細
コイルパーツ
0.4Ωのメッシュコイルが2つ付属していました。
メッシュコイルでこれくらいの抵抗値だと立ち上がりの速さとミスト量の両立ができて個人的には一番しっくりくるメッシュコイルだと感じています。
コイルの搭載はそれほど難しくはありませんが、コイルベースが一部直線になっている部分がありますので、それがPODとかみ合うように押し込むだけでコイルの脱着が可能です。
Oリングのみで固定されていることになりますが、漏れてきそうな気配はなさそうなくらいの安心感のある強度でした。
PODにも一応向きがあり、MOD側の隙間から取り込んだエアをコイルの下部から供給するタイプです。
どこをどう見てもエアフローの調整を行う機構はありませんので、コイルの内径がそのままドローに直結しそうです。
ですが、そのあたりはEleafのエンジニア陣が考えに考え抜いた内径でコイルを作ってくれることを信じましょう。
他のMODやPODにない特徴としては、吸い口用の専用キャップが付属しています。
これは取り外し可能なので、気に入らない場合は外してしまうこともできます。
ポケットやカバンに無造作に入れて持ち運ぶタイプの人には異物混入の可能性が大幅に減りそうな一方、結構スカスカなのでカバンの中でとれちゃうかなと言う心配もあります。
本体部分
丸みを帯びた可愛らしい本体です。
本家Picoよりは少し大きくなっている印象ですが、丸みのおかげであまり気になりませんでした。
というか、大きく感じるは感じるのですがそもそもが小さいので女性でも全く問題なく取り扱えるサイズだと思います。
「コツコツ」と押し心地のいいファイアボタン。
安いものによくあるのですが、ボタン上部や下部だけを押したときに本体に引っかかってしまうということもありません。
特徴的なのがこのバッテリーキャップ。
RTAのキャップなどではたまに見かけるのですが、それをバッテリーキャップに応用しているのだと思われます。
そのためにキャップも四角形になっておりますが、意外と不都合を感じさせません。
バッテリーの向きを間違えないようにマーキングがされているので、ポジティブが下になるように電池を入れましょう。
下は1Wから上は60Wまで十分すぎる調整幅があります。(※独り言なのですが、10W以下でVAPEする人っているのでしょうか?)
20W以下は0.1W刻み、それ以上は0.5W刻みで出力調整が可能です。
そして、電源を入れてみたところパフカウンターが2になっていました。(パフ&UPボタンでパフカウンターリセット)
色々とボタンをいじくりまわしてみたのですが、VW以外にモードもありませんでしたし、表示内容を切り替えるメニューもありませんでした。
画面の向きの変更(パフ&DOWNボタン)や出力ロック(UPボタン&DOWNボタン)はありましたが、出力調整以外は対応していないようでした。
機能面は比較的シンプルですが、なんだかんだ言ってワット数が調整できれば十分満足に楽しめると思います。
PICO CompaQリキチャ方法
リキッドチャージは目立つ緑のカバーをめくって行います。
POD MODというだけあって、結構な量(3.8ml)がチャージできます。
まとめ
CompaQがAIO型PODの先かけとして出てきていたなら大絶賛されていたでしょう。
「18650が使えて、出力調整も細かくできて、ある程度の爆煙も可能なPOD」と言えば聞こえがいいかもしれません。
ただし視点を変えてみてみると、全く異なる見方ができてしまいます。
悪い言い方をしてしまうと「専用のPODしか利用できない拡張性のないMODと、専用の本体でしか使うことのできないクリアロのセット」という感じでしょうか。
確かに見た目も丸みのある可愛らしいサイズ感ですし、パフのレスポンスも非常にいいです。
バッテリーキャップなんかもナイスアイデアだと思います。
マウスピースを保護するキャップも痒い所に手が届く感じなのですが、吸っているときに絶妙に邪魔でした。
いいところはいくつかあるのですが、それがPico CompaQをオススメするにはちょっと弱い気がします。
他のアトマイザーが使える510スレッドや、何かしら拡張性を高めるパーツが出てくるとまた評価も違ってくるかもしれません。
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※リキッドはいらねーよという方は、本体&バッテリーセットがオススメ。