『揚げスイカ』ってどうよ?
コスパリキッドを探していると、どうしても海外のリキッドに目が向いてしまいます。
個人的にも複雑系リキッドが好みなので、アメリカ産のゴテゴテリキッドがハマったりするわけです。
ただ、今回のリキッドはものすごく怪しい。
“FRYD”という表記ですが、おそらくは”FRIED(フライド)”という意味です。
“フライド”ポテトとかの”フライド”です。
そう、「揚げた」という意味です。
このリキッドは何を揚げてるって、スイカですよ、スイカ。
揚げちゃうの?
それ、美味しいの?
名前の時点からものすごい不安と興味が渦巻いています。
リキッドネームだけで破壊力抜群のFRYDのWatermelon(スイカ)をレビューしていきたいと思います。
リキッドスペック
VG/PG | 80/20 |
メンソール/清涼剤(無0 ←-→5強) | 0 |
価格/容量 | 2,600円/60ml |
メーカー説明 | A gorgeous, sweet watermelon covered by a wonderfully, doughy, FRYD layer. Glazed with a candy watermelon syrup and topped with a light powdered sugar drizzle. 素晴らしいサクサクと揚がった生地っぽさに包まれた豪快で甘いスイカ。スイカシロップがかかってあり、パウダーシュガーをまぶしました。 |
リキッド粘度はアメリカらしく80/20。
冬などの涼しい季節にタンクに入れながら吸う際にはちょっと気を使う割合。
揚げたのはドーナツみたいです。
そりゃスイカを挙げてたら、油が跳ねて揚げ場が戦場と化してしまいます。
そのドーナツにスイカのシロップと、お砂糖。
現物だと、一口で120キロカロリーぐらいありそうな説明ですが、リキッドならカロリーゼロ!
美味しければの話ですが、早速吸っていきましょう。
それでは、実食!
香り&味チェック
香りは、USAリキッドの割に意外にも正統派のスイカ。
いや、スイカにしては多少甘すぎるかなと感じますが、間違いなくスイカメインです。
ドーナッツの感じを探してはみるのですが、なかなか見つけにくいドーナッツ。
お味の方はというと、香りとは全く異なるイメージの人工的に甘いスイカ。
天然のスイカの甘さではないレベルの甘さです。
ただ、美味しいんだな、これが。
世の中にあるのかもしれませんが、ケーキシロップのスイカ味をペロッとしているような感じ。
でも、しっかり瓜の風味も若干感じます。
ドーナッツはもはや見当たりません。
テイスティング環境
コイル | シングル |
コイルの種類 | Ni80単線 |
抵抗値 | 0.48Ω |
ワット数 | 27W |
VAPER側(Ko)の感想
本当に甘いスイカがジュクジュクに熟れて、そのド真ん中の部分を一口かじったときのような甘~~いスイカ。
あれほどサッパリしているフルーツをここまで甘くするとは中々。
だけども、ちゃんと後味に僅かな瓜っぽさも感じられます。
スイカではなく、説明の通りスイカシロップです。
甘みを深く吟味していると、ドーナツの甘さのようなものを感じます。
ミスドのポン・○・リングの甘さというのがしっくりくるでしょうか。
何も考えずに吸っていれば、甘いスイカシロップ。
しっかりドーナッツを探すと、確かにドーナッツが居るような気がしないでもないリキッドです。
ガンクの付きやすさ
5ml消費してみました。
コイルの表面が乾燥しているのは、おそらくコットンが中切れしているのかと。(痩せてしまっていました。)
ガンクとしては、見た限りでは確認できません。
最近はUSAリキッドで甘いスイーツ系でもガンクが少ないものが多くなってきました。
Non VAPER側(嫁)の感想
『ある意味すごいリキッドだけど、なんの匂いでしょうか?』
「(スンスン)あっ、絶対知ってる匂いだわコレ!」
『間違いなく知ってるね』
「チェリー…ちがうな。オレン…な訳ないな。でも、絶対知ってるんだよな〜」
『かなり庶民派のフルーツよ』
「あ、コレ、スイカだ!そうだ、スイカでしょ!?」
嫁リキッドレビューをご存知の皆さま、ご安心ください。
リキッドの開封前の時点で、臭いというお言葉は頂いております。
スイカを当てにくかったのは、甘い匂いが邪魔をしたとのことでしたので、やはり少し甘い香りが強いようです。
こんな人、場面にオススメ!
ベプログショップのリキッド説明では、アメリカのカーニバルで振る舞われるお菓子なんだそう。
甘党にオススメです。
スイカが嫌いな人は根本的に受け付けないでしょうが、スイカが好みでない私でも美味しく吸えました。
本物のスイカはどうしても瓜っぽさや水っぽさが勝ってしまいます。
FRYD Watermelonはスイカの嫌な部分を抑え、いいところを引き出した奇跡的に美味しいスイカだと思っておきましょう。
試す勇気はありませんが、添加剤なんかを入れてみるのもオツかもしれません。