多機能すぎて持て余すAIO【Geekvape】Obelisk 65 FC(オベリスク)レビュー

本気を出せば18分で完全充電のFC(ファストチャージ)

FCってなんのこっちゃと思ってググってみたら、なんとFast Chargeの頭文字じゃないですか。

今までいくつかの急速充電MODを見てきましたが、18分で満充電というのは本当に急速充電という名に恥じない急速加減。

ただ、注意しなければいけないのが急速充電にはそれに対応したケーブルとACアダプターが必要ということ。

この本体には当然のことながらケーブルは付属しているのですが、急速充電に対応したアダプターは付属していません。

ということは、普通に充電しても18分では充電できないということは最初に伝えておかないといけません。

とは言え、18分で満充電できようが、30分かかろうが、最初にそれだけの時間が必要ということが分かっていれば大丈夫なので、それ以外の機能についても詳しく確認していきましょう。

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Obelisk 65 FC付属品

  • Obelisk 65 FC本体(POD+コイル付)
  • Type Cケーブル(C to C)
  • 交換用コイル
  • ワーニングカード×2
  • ワランティーカード(保証書)
  • マニュアル

PODタイプとAIOタイプの違いが最近分からなくなってきましたが、とりあえずこれはAIO(All In One)タイプのくくりになるでしょう。

充電用ケーブルとして付属してくるケーブルが、C to Cケーブルという非常に珍しいケーブル。

Type Cを受ける機器は増えてきていますが、Type Cが刺さるACアダプターは探さないと使えさえしないということになりかねません。

急速充電云々の前に、Type Cの充電ケーブルを持っていないアップルユーザーなんかは、そもそもObelisk 65 FCを充電することさえできないという状況になりますので、ご注意を。

Obelisk 65 FC本体詳細

コイルパーツ

コイルはメッシュコイルで0.2Ωというかなり低抵抗なコイルがデフォルトで入っています。

最初から入っているコイルを取り出すときに、爪が剥げてしまうのではないかと思ってしまいました。

それくらいしっかりと固定されているので、隙間からの漏れの心配は全くないと言っていいでしょう。

この場合の問題は、いかにしてコイル交換を行うかということです。

実際にコイル交換をする際には、素手での交換をあきらめて付属の工具を利用することになると思います。

この工具を利用すること自体は構わないのですが、出先で交換する際…と書きながら思いましたが、今まで出先でコイルを交換したことはありません。

問題はこの工具をいつまでも保管しておかないといけないということです。

別にこの工具である必要はありませんが、何らかの工具がある状態でないとコイル交換ができないというのは、気になる人はちょっとだけ気になるかも。

まぁこれは漏れに強いということのトレードオフでもありますから、仕方のないことでしょう。

POD部分

PODと本体は磁石での固定となっていますが、多少の摩擦抵抗も感じます。

POD部分だけを持ったとしても本体が取れてしまうということもありませんので、結構しっかりと固定されている印象があります。

エアフロー調整機構もあります。

全閉だとギリギリMTLぐらいはできるかなという抵抗感、全開であれあ0.2Ωのメッシュコイルでも大丈夫そうなドローと、それなりに調整幅は広いのではないかなと思います。

ドリップチップの交換も可能で、510ドリップチップが利用可能です。

通常の510とは違って、POD側にOリングが付いている特殊な510です。(普通の510ドリップチップには、ドリチ側にOリングが付いています)

従来の510ドリップチップが使えないわけではありませんが、Oリングが二重になりますので、かなりキツくなります。

それにそれなりの低抵抗コイルで運用することが想定されますので、付属のドリップチップで十分というのが私の個人的な感想です。

本体部分

とっても男子が好きそうな本体カラーをしています。

奇をてらった何かがあるわけでもなく、サイドに充電用ポートがあるだけです。

出力の幅は5W~65Wと十分な幅があります。

内蔵バッテリーは2,200mAhなので、普通に運用していれば問題なく1日使っていけると思います。

スライドショーには JavaScript が必要です。

機能も非常に多くあり、PODタイプにはもったいないほどの機能があります。

OTG(On The Go)というものの頭文字らしいですが、早い話がモバイルバッテリーモードだと考えてもらえれば大丈夫です。

他のデバイスを充電するために、Obelisk 65 FCの電池を利用するということなので、実際に使うかどうかは「?」ですが、それはそれということで。

Obelisk 65 FCリキチャ方法

特に何も難しいことは無く、PODの上部にあるキャップを外してリキッドチャージです。

POD上部にあるということで、PODを取り外したりすることなくリキッドチャージが可能なので、利便性は非常にいいと思います。

Obelisk 65 FCまとめ

コンセプト自体は理解ができるのですが、これだけの機能を必要としている人はどれぐらいいるのかなと疑問に思ってしまいます。

急速充電はありがたいと思いますが、18分で満充電しなければならない状況とは?

PODタイプの本体にTCRやカーブモードが本当に必要でしょうか?

他の電子機器を充電できるとは言うものの、本体の電力が2,200mAhとなれば、モバイルバッテリーとしては心許ない容量と感じてしまいます。(C to Cという特殊なケーブルを持っていないといけませんしね)

この辺りの汎用性の低い機能を除外すると、意外と普通のAIOタイプのVAPEかなという印象です。

少し前にPOD MODというものが出ていましたが、その香りがします。

PODを取り外してRDAが使える様になると、AIOとしての印象が変わってくるかと思います。

AIOの良さは、リキッドを入れてボタンを押せばそれなりのVAPEとミスト量を楽しめるという点にあるはず。

ObeliskをAIOなりに使うこともできますが、AIOにしては結構高価な部類に入ってきます。

AIOとして使うなら、他にも輝くAIOがあります。

ただのAIOが欲しいのであれば、今でもego AIOが非常に完成されたAIOだったと感じられます。

確実にAIO以上の機能をAIOに求めることが確定している人にはObeliskは刺さるAIOなのかなと思いますが、AIOを求めている人にオススメできるAIOではないかなと思います。(見た目は100点なんですけどね)

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