めんどくさがりVAPER用デュアルコイルアトマ
突然ですが、ビルドって面倒ですよね~。
ネジゆるめて、コイルの位置を調整して、ネジを締めて…
こんなことを何度も繰り返ししなければなりません。
実はそれがVAPE最大の楽しみだったりするのですが、腰が重くて「ビルドしないとなぁ」と思いながらコットンの交換だけで済ましていたりします。
そんなめんどくさがり屋のためにあるようなお手軽ビルドアトマをFastTechで発見しました。
その名もUHV RDA。
アルファベットのランダマイザーか何かで名前を決めたのでしょうか?
名前はさておき、このRDAを選んだ理由は二つありあす。
ひとつは、見た目がなんとなくカッコイイ。
もうひとつは、シングルポストでビルドが楽。
私がアトマイザーに求める549の要素のうちの2つは完璧そうです。
あとは味がしっかり出てくれれば、残りの546要素は目をつぶりましょう。
では、以上の3点をメインにレビューに入っていきたいと思います!
付属品
- UHV RDA本体
- 付属品
- ドライバー
- マイクロコイル×2
- 交換用Oリングいくつか
本当に必要最低限です。
それに、付属しているコイルが単線のマイクロコイルです。
入っていても全然いいんですけどね、マイクロコイル。
ただ、マイクロコイルをわざわざ入れなくても、どうせなら自分で好きな素材と抵抗値で自分で巻くんじゃないかと。
全部バラすと4ピースにまで分解できました。
デッキがすでにチラ見していますが、かなり独特。
お気づきの方もいるかもしれませんが、Dotmodのアトマイザーに酷似しています。
ですが、これはGLXY vapeのオーセンティック品ですから、どっちがどっちをパクったということではありません。
インスパイアですよ、インスパイア。
ラーメンでも「次郎系」「横浜家系」とか言って、似たようなラーメンあるじゃないですか。
そういう類のアトマイザーだと思っておきましょう。
ポジティブピン
飛び出ている部類には入るかなと思います。
デザインがすごくイケているので、メカニカルチューブに乗せて楽しもうという人も満足させられるポジティブピンです。
トップキャップ裏
ドリップチップとの段差もなく、それに若干のドーム型になっています。
エアフローの調整のため、切れ込みが3つ入っています。
対面についているのがデュアル用、その間にあるのがシングル用でしょう。
ということは、シングルで組んで楽しむこともできるということです。
ドリップチップ
ちょっと特徴的なのが付属のドリチ。
吸い口の形状はさほど大きくないのですが、中が空洞のようにえぐられています。
こういった形状のドリップチップはどういった意味があるのでしょう?
ドリップチップ内で対流が起きて、温かいミストと冷たい空気がよく混ざり合ってから口に入ってくるようになっているのかどうかは分かりません。(←それっぽい言い方)
こういった形状のドリップチップは、Gokon RDAにも見られました。
エアフロー
先ほどもふれましたが、このトップキャップでエアの流入量を調整するようです。
1枚目が全開で、2枚目が半開きです。
最初、エアホールの位置と形状を見たときには
「あ、なるほどね。トップを締めてボトム気味に当てたりできるのね」
とか想像しましたが、何のことはありませんでした。
ただただ、上下に2本のスリットが入っているというだけのようです。
デッキ構造
特徴的なデッキのお出ましです。
4ポスト→2ポスト(ベロシティースタイル)→ポストレス
という風に、どんどんポストの数こそ減ってきていましたが、イモネジの数自体はそこまで減っていませんでした。
ところが、このUHV RDAはワンポストでネジもひとつ。
限りなくネジの数を減らした形になっています。
ウェルの深さも約5mmと、十分なリキッド保有量もあります。
そして、嬉しいことにスプリングも入っています。
上部のネジを開放すると、バネの力でクランプ(?)がドンドン開いていきます。
上下の真ん中にインシュレーター(絶縁体)が見えると思いますので、コイルを設置する際はインシュレーターを跨ぐ形で上と下にコイルレッグが入るようにしましょう。
こんな感じに組んでみました
ビルドの際の注意点として、ネジのサイズが大きいので、ビルド用の精密ドライバーではネジ山とかみ合いません。
精密ドライバーでない一般的なサイズのドライバーを持ってきて締めることをオススメします。
コイル高は、トップキャップの上のスリットのあたりにコイルの高さを調整しました。
コイル位置を上げ下げすることで、サイドからエアをぶち当てたり、完全にボトム気味に当てたりすることが出来そうです。
コイル位置を高めに設定したので、コットンレッグはやや長めに。
横から入ってきたエアーがコイルの下を通ってセンターポスト(?)に当たり、そして上に抜けていくイメージで横をコットンで塞ぎます。
思ったその通りにエアが流れてくれるとは思っていませんが、こんな風にコットンの置き場所もなんとなく想像しながら置いてみるのも楽しいです。
実際に使ってみて
まずはエアの量ですが、全開はクラウドチェイサーもビックリのスカスカ具合です。
ドローが軽すぎてミストが薄く感じてしまうほど。
半分ぐらいに締めてみると抵抗感を感じるDL向きのドローに調整できました。
あまりこういうことを言うのは好きではないのですが、ミストが軽いというか柔らかいイメージになります。
なんというか、ホワホワしたミストと言うのでしょうか。
こういうのをシルキーなミストと言うのでしょうか。
なんとなくそういったミストが出ているような気がします。
ドリチのおかげでしょうか、それともこのアトマイザーの構造がそうさせているのでしょうか。
とにかく、個人的にはミストがホワホワしている印象を受けました。
味も劇的に美味しいというわけではありませんが、十分に味は出ています。
適当に組めるデュアルコイルで、ここまで味が出るのなら御の字です。
ビルドの楽さもさることながら、デザインの豊富さも売りだと思います。
ランダムにラインが入ったようなデザインから、写輪眼のようなデザインのものまでたくさんあります。
- 見た目…OK
- ビルド…楽
- 味…まぁよし
ここまで揃いましたので、冒頭で言っていた残りの546項目には目をつぶっておきます。
価格もFastTechで約$18となっており、お小遣いVAPERの私でも手が出やすい価格帯でした。
あ、残り546項目のひとつ、「コスパ」も○になりましたね。