Smithの意味って知ってました?
英語の教科書でよく出てくる友人の名前といえば、MikeやBob。
逆によくある先生の名前と言えば、Mr. BrownやMr. Smithではないでしょうか。
英語圏では一般的な名前のSmithさんですが、実は厳密に言うと「職人」という意味なのだそうです。
ですので、Ironsmithは「鉄鋼職人」という意味で、RDAそのものの名前であるFurnace(ファーナス)は「かまど、炉」の意味。
かなりメーカー名とRDA名に繋がりのある製品です。
付属品
- Furnace RDA本体
- 交換用Oリング
- BFピン
- イモネジ×2
- 六角
- マニュアル
シンプルな付属品でいいですね。
「コットンとかがあれば~」とか「コイルが~」とかいいますが、消耗品はRDAの付属品には不要であると思っているクチなので、必要なものが必要なだけあればよし。
全部で5つにまで分解できます。
見た目は金属かと思いきや、内側にウルテムが使用されています。
断熱の対策もされていると考えると嬉しい構造です。
ポジティブピン
ポジピンの出方はメカでも対応できそうな飛び出方。
でも、最近は22mmのメカチューブってほぼ無いのが残念。
BFピンの出方も問題ないでしょう。
公式でもスコンカーで輝くよって書かれてました。
リキッド出口は真ん中から左右のウェルに流れていくスタイル。
ウェルは確認できますが、リキッドを保持しておくという目的ではなく、コットン置き場という感覚でいたほうがいいでしょう。
トップキャップ裏
スルッと510ドリチへ繋がるドーム状になっています。
ミストがどこにもぶつかることなく口元へ運ばれる動線になっています。
他の人のレビューを見ていると、このウルテムパーツは外れないみたいなことが書いてありましたが、私のはすんなり取れちゃいました。
仕様変更なのか、私の手元にある個体が不良品なのか…。
まぁコッチの方が洗浄するときには気持ちよく洗えるので良しとします。
エアフロー
ウルテムパーツの外側にはスレッドが切ってあり、金属パーツをハメ込んでエアフローを調整します。
上から取り込んだエアを下まで一旦下ろして、そしてデッキ内に送り込む構造になっています。
デッキ内にあふれるほどリキッドを入れたりしない限りは漏れなさそうですね。
で、その取り込んだエアはコイルの斜め下から当たるという仕組み。
この『斜め下から』というのが最近のマイブーム。
空気の流れを空想に基づいて推測しながらコイル位置を決める楽しみがあります。
デッキ構造
デッキは説明不要な2ポスト。
イモネジはマイナスネジです。
イモネジを取ってあげると、イモネジ直径よりもポストが狭くなっています。
こうすることにより、細いワイヤーでも逃さずしっかり固定できます。
こんな感じに組んでみました
イモネジを片方だけ外すという方法もありますが、両方外してしまったほうが簡単です。
イモネジを1つはめるのも2つはめるのも同じですから。
イモネジをはめたら、好みの高さで調整して、ワイヤーを折り曲げて目星をつけます。
高さの目安としては、エアホールに対して垂直〜やや高めに置いてあげるといいと思います。
ポストがデッキの内側にやや凹んでくれていますので、コイルレッグの処理もしやすいです。
スレスレのツラツラで切る必要はありませんが、できるだけ短くするのが紳士淑女のマナー。
四捨五入で0.5Ω。
コットンは底に付く程度で十分です。
逆に長いとコットンの置き場所が無くなります。
実際に使ってみて
メチャクチャ軽い
メインで使用されている金属はアルミなのでしょうか?
とりあえず、メチャクチャ軽いです。
ステンレスカラーのRDAでもモノによっては重かったりして、チューブ系MODのときに扱いにくいという経験をされたこともあるはず。
RDAの重さで大きくVAPE体験が変わってしまうということはないでしょうが、重いよりは軽い方がベターですね。
エアフローコントロールは効きにくいが…
残念ながら、ドローの調整幅は非常に少ないです。
全閉でギリギリMTL、全開でも抵抗感のあるDLという感じ。
全閉から半周も回してあげれば全開です。
そんなキャパの狭いエアフローですが、味の出方はバッチリ。
単線ビルド向けのドローであり、出力調整できないメカニカル(スコンカー)で使用しても出力不足を感じさせません。
出力で味を出すのではなく、RDAの性能で味を出すことができるRDAこそが美味しいRDAと言えるのではないでしょうか。