電タバ貴族プロデュースMODの第二段、Tech MOD
名前のまんまのテクニカルMODだなぁと思っていたら、電タバ貴族でお馴染みのまっさーさんプロデュースのテクニカルMODでした。
まっさーさんのような運用が好きなVAPERは多くいると思います。
爆煙というよりは味重視で、デカさよりもコンパクトな本体。
そんな希望を叶えてくれるのがこのサイドファイアのステルスMOD、Tech MODです。
コンパクトなMODはいくつかありますが、ステルスMODという選択肢は数えるほどしかありません。
まっさーさんがデザインしたからといってリキッドの味が良くなるわけではありませんが、使い勝手に期待しながらレビューしていきたいと思います。
TECH MODスペック&付属品
- KIZOKU TECH Mod ×1
- Type-C 充電ケーブル ×1
- 説明書(日本語)×1
- 保証書(英語)×1
- 注意書き(英語)✕1
純正の説明書が日本語で書かれているというのは、初心者には嬉しいことかと思います。
説明書の日本語も不自然な点はなく、日本語として非常に読みやすいです。
ただ、充電に関してType Cケーブルを使って本体で充電できるというふうに書かれていますが、18650バッテリーの充電は専用の充電器がオススメ(らしいです。最近の技術ではMODでもきちんと充電できそうなものですが…)です。
W数(min-MAX) | 1-80W |
使用バッテリー/本数 | 18650/1本 |
USB充電 | 可 |
温度管理 | SS, Ni, Ti 対応 |
ファームウェアアップデート | 非対応? |
特徴的なのがその微妙な角度。
その微妙な角度が絶妙な角度に調整されており、エルゴノミクス(人体工学的な?)が最大限に活かされているようです。
確かに持ったときに自然と手にフィットする感覚があります。
ですが、確実に右手用で運用することが想定されていますので、左手でメインにVAPEを利用する際にはちょっと慣れが必要かと思います。
バッテリーの取り付け/取り外し
バッテリーの大きさの個体差を吸収するため、そしてしっかりと接点を確保するために、バッテリードアはスクリュー形式となっています。
指が太くても回せるとは思いますが、人よりも明らかに指が太い方はちょっと慣れが必要かもしれません。
バッテリーを挿入すると、バッテリーラップが見えてしまいます。
仕方ないといえば仕方のないことなのですが、気になる人は透明なリラップを施しましょう。
また、金属製のゴミが入ってしまうと事故の原因となりますので、その点にも注意が必要ですね。
基本操作&特徴
電源On/Off | 高速5回クリック |
モード切替 | 高速3回クリック |
電源のOn/Off時には貴族ロゴが出てきます。
Tempモードは日本人に馴染みのある摂氏(℃)表示がデフォルト。
摂氏(℃)表示の上限(もしくは下限)に達すれば、華氏表示に変更することもできます。
【VW MODE】
上限は80Wとなっていますが、シングルバッテリーですのでそこまで強烈な出力で運用することはないと思いますし、やめておいたほうがいいと思います。
スクリーンそのものは小さいですが、視認性はいいほうかと思います。
【VV MODE】
ズボラVAPERには嬉しいVVモード。
MTLなら3.5V近辺、DLならコイルにもよりますが3.7〜4.0Vあたりで設定しておけば、アトマイザーによって出力をチマチマ変更する必要もないので、慣れればメッチャ楽です。
【Bypass MODE】
Bypassというのはバッテリーの電圧をそのままコイルに伝えるという疑似メカニカルを楽しめるモードです。
疑似メカニカルといいながらも、危険な状態(ショート等)が発生していれば通電をストップしてくれるので、より安全にメカニカルライクな状態を楽しむことができます。
メカニカルMODへステップアップ?するときに試してみるのに丁度いいです。
アトマイザーフィッティング
ステルスMODはやっぱりRTAを使ってなんぼみたいなところがあります。
アトマイザーの高さは30mm以上あった方が吸いやすいです。
高さのあるRDAも使えなくはないですが、吸いやすさの面において一難あります。
ステルスMODを使うのであればRTAやクリアロマイザーがオススメです。
22mm:Cog RTA
22mmアトマイザーなのですが、全く違和感なくフィットします。
大体のMODというのは使ってほしいアトマイザーの直径があって、それ以外の直径のアトマイザーを使うとどこかにズレが生まれます。
なのに、上から見ても横から見ても不自然さを感じさせません。
ハンチェの際にも色々なセッティングが楽しめそうです。
24mm:Siren 2 RTA
大きめのRTAの中で一番気に入っているMTLアトマイザー、Siren V2 RTAを乗せてみました。
持っているアトマイザーの色がガンメタルなのでちょっとだけ色合いが変ですが、フィッティングに関して言えば全く問題ありません。
24mmのアトマ直径を想定して設計されているので、きっちりと収まります。
これ以上大きくなるとこのMODでは使用することはできませんので、24mm以下のアトマイザーで使用するようにしましょう。
アトマイザー&バッテリー&リキッドの特別セットも
アトマイザー、バッテリー、リキッドのセットも選択肢としてあります。
アトマイザーは同じKizokuメーカーのLimit MTL RTAか、使い捨てのGemm TANKが選択できます。
リキッドはMONSTA VAPEの3種類から選べます。
VAPEが初めてということであればこのセットを選んでおけば安心です。
付属するバッテリーは、18650で1500mahと容量的には少し不満がありますが、容量が小さいということは放出できる電流(A)は高いということ。
調べてみたところ、おそらくこのバッテリーがなのだと思います。
Battery Mooch(バッテリームーチ)さんという「もうVAPEのバッテリーに関してはこの人を参照しておけば大丈夫」な人の記事を見つけました。
要するに30Aを安全域で放出することができるバッテリーですので、理論上は0.15Ω(4.2V/0.15Ω=28A)という超低抵抗な抵抗値でもBypassで運用することができます。
使い捨てのGemm TANKを乗せてみましたが、24mm直径なのでもちろん問題なくきれいに乗ります。
このMODを選ぶ理由
MTL派のVAPERはもうこのMODが手放せなくなることかと思います。
実際に使ってみるとそのエルゴノミック具合が半端ないです。
そして何より非常にコンパクトで、普通のコンパクトなMODよりも明らかに収まりがいいのが感じられることでしょう。
試しにSwag IIと並べて比較してみましょう。
「ん?確かに小さいけど、そんなに変わらないのでは?」とか思いませんでした?
確かにこの状態ではサイズに大きな違いはないのですが、アトマイザーをつけると話は変わってきます。
この状態でのコンパクトさがステルスMODの最大の武器。
どれだけMOD本体が小さくても、アトマイザー込での大きさが本当のコンパクトさです。
高抵抗であれば2mlもあればリキチャなしで長い時間VAPEを楽しめますし、電池の容量も1500mahでも十分。
それ以上にあればさらに長い時間楽しめるので、ステルスMODではMTLで楽しむことが前提ですね。
MTL VAPERで、「小さいは正義」を地で行く人はKizoku Tech MODを手にとって見ることをオススメします。