Q-Ultra用RBAデッキでコスパUP
まだレビューを公開していないLost VapeのQ-UltraというPOD/AIOキットのRBAデッキをご紹介します。
PODタイプやAIOタイプは手軽で簡単にVAPEが楽しめる分、コイルが消耗品になっていますので、コスパの面では若干見劣りする部分ではあります。
中にはコスパだけではなく好みの味の出方にするために、PODを分解して自分好みのコイルをビルドしてしまう方もいらっしゃいますし、私も無理やりego AIOのコイルをビルドする記事を紹介したこともあります。
が、既製品のコイルを分解してビルドするというのは、作業も細かくてかなり骨の折れる作業です。
そんなことをするなら、素直にビルドのできるPOD用のRBAデッキを購入した方がいいと思います。
RBA用とはいえ、普通のRDAやRTAのビルドよりは細かな作業となります。
このデッキでスルスルビルドできるようになるころには、ビルドスキルがワンランクアップしてるかも!?
Ultra Boost RBA Deck付属品
- ビルドデッキ
- 510接続
- 交換用Oリング
- 単線コイル
- L字レンチ
- コットン
あとはコイルレッグを処理するワイヤーカッターがあれば問題なくビルドできるようにはなっていますが、コイルレッグを金属疲労でねじ切ってもいいかもしれません。
付属のL字レンチの細さが伝わるように24Gで巻いたコイルを並べています。
ほぼ同じくらいの直径となっているのがご確認いただけると思います。
通常のRDAに付属しているようなL字では大きすぎるので、このL字レンチは無くさないように注意が必要です。
Ultra Boost RBA Deckポジティブピン
ビルドデッキ自体は直接510接続できなくなっていますので、付属の510接続デッキに装着してビルドやドライバーンを行う必要があります。
これも専用品となっていますので、無くさないように注意が必要です。
失くしてしまってもなんとなくはビルドできるのですが、ホットスポットの除去や抵抗値の確認のためには必須のアイテムとなっています。
Ultra Boost RBA Deckデッキ構造
24Gの内径3mmのものを通してみましたが、これでは明らかに大きすぎる印象です。
26Gや28Gのワイヤーで、かつ内径は2.5mm以下でのビルドが必要になってくると思います。
構造としてはよくある2ポールのボトムエアフロー構造となっています。
ビルドしてみました
ということで、26Gの内径2.5mmでビルドしていきます。
ビルドは簡単で、コイルを通して余ったワイヤーをカットするだけ。
ワイヤーのクリアランスも余裕があるので、ワイヤーカッターで切ってあげれば大丈夫。
抵抗値の測定はチムニー部分を装着した状態で行いましょう。
ちなみに0.55ΩとPODにしては低い抵抗値だと感じられるかもしれませんが、本体のQ-UltraのPODがどちらかと言うとミストを多く出すタイプのものなので、あまり抵抗値が高すぎると物足りなさを感じると思います。
ウィッキング
さて、このRBAデッキのミソであるウィッキングに進んでいきます。
コットンの長さですが、少し長めに残しておきます。
というのも、あとでコットンを短くすることは後でできますが、長くすることはできません。
コットンの量も同じで、あとで減らすことはできても、増やすことはできません。
なので、ウィッキングが難しいビルドであればあるほど、コットンの量は余裕を持った状態からスタートすることをオススメします。
まずは下半分を斜めにカット。
そして、上半分もコットンの量を多めに残しながら多少減らしていきます。
これでも明らかに多いですが、とりあえずそのままコットンにリキッドを垂らしていきます。
この状態で、さらにコットン量を調整していきます。
この時も一気に量を減らしていくのではなく、少しずつ減らしていくのが1回で成功させるコツです。
時間はかかるかもしれませんが、慣れるまでの辛抱です。
一旦コイルをPODに装着してしまうと、やり直すときにかなりの精神エネルギーを消費しますので、『急がば回れ』です。
完成したら、サイドチムニーを装着して完成です。
実際に使ってみて
ウィッキングが命
コイルの設置に関しては大したことありませんでした。
確かに細かい作業とはなりますが、できない事はないと思います。
ただ、ウィッキングがに関してはかなりシビアです。
RBAデッキが小さい分、コットン量も少なくせざるをせません。
コットンを少なくしすぎると漏れるし、コットンが多すぎると供給不足になってしまいます。
ウィッキングのコツとしては、コットンを少しずつ減らしていくことです。
コットン量を減らすことはできても、増やすことはできません。
慣れるまではウィッキングに時間がかかるかもしれませんが、このデッキでウィッキングができるようになれば、RTAのウィッキングなんかも感覚が掴めてくると思います。
味は既製品と遜色なし
味の出方が大きく変わるということもなく、既製品と遜色ないレベルで楽しむことができます。
既製品はコイルを交換してしまえば再度クリアな味わいが楽しむことができますが、RBAコイルデッキの場合はそうはいきません。
コイルをドライバーンするなり、リビルドするなり、ウィッキングを行うなどの作業が入ってきます。
RBAデッキの良さはコスパのよさです。
RBAデッキは一度購入してしまえば、あとはイモネジがバカになるか何かが欠損するまで使い倒すことができます。
ハードユースしたとしても数か月は交換用コイルを買わなくて済むと思います。
「いやいや、もうPODは簡単さが売りなんだから簡単さを金で解決しようぜ。」という方には向いていませんが、「PODこそ毎日使うものなんだから、自分好みのセッティングやメンテナンスをしながら使っていきたいぜ。」というハードコアなVAPERには超絶オススメ。
ちなみに私は後者です。(←ただ貧乏性なだけ)