ステンレスは永遠の輝き
ものすごい爪痕を大阪に残した台風21号ですが、まさか停電がこんなにも続くとは思いませんでした。
台風の影響で仕事が休みになったとき、「お、VAPEで遊べるじゃん。ブログ書けるじゃん」と思った私が馬鹿でした。
誰も待っていないかもしれませんが、僭越ながら記事を更新させていただきます。
台風明け一発目のレビューは、Machete Mech Modです。
表示はAuthenticとなっているのですが、FastTechサイトからはメーカー名が見当たりません。
付属のワランティーカードに書かれている名前はMagic Teamroomというメーカーです。
聞いたこともありませんが、こういう知られてないけど安くてカッコいいメカニカルMODを作るメーカーは少なくありません。
パッと見はハイエンド機種にも見えるメカですが、性能の方はどうなっているのか詳しく見ていきたいと思います。
スペック&付属品
使用バッテリー/本数 | 18650/1本 |
全長 | 93mm |
直径 | 25mm |
なぜか真空パックされた状態で送られてきます。
私にとって初のステンレスメカMODであり、初の25mmメカMODです。
ただ直径が太いものだけで言えばSkeleton King Kongがあります。
実際にSkeleton King Kongを使っていて思うのが、持ちにくさ。
太いだけのメカは持ちにくいのですが、このMacheteは本体に太さの異なる部分がありますので、しっかりとグリップできそうです。
付属品一覧
- Machete Mech Mod本体
- ワランティーカード
- 証明書
- 18650バッテリーラップ×5
- 六角
- ネジ×2
メカニカルMODの付属品にしては結構いろいろ入っています。
まずはこのハードケースですが、今後もVAPE用品を持ち運ぶにあたって便利がよさそうな大きさです。
個人的には不要なのですが、付属の箱も無駄にはならないとは思います。
バッテリーラップが付属するメカニカルMODは初めて。
Player Unknown’s Battle Grounds(プレイヤー不明の戦場)という意味不明なロゴが書いてありますが、バッテリーを保護するのが仕事なので見た目は置いておきましょう。
値段は安いのですが、わざわざ買ったりということも少ないので地味に嬉しい付属品ではあります。
本体チューブ部分
スレッドは結構真ん中に近い部分にあります。
電池を包み込んでしまう形状ではない様子です。
チューブ内部は、保護被膜もない完全金属むき出し状態です。
「保護被膜がないのかぁ」と思うかもしれませんが、そういう人はメカニカルMODの使用には向いていません。
もしバッテリー被膜に欠損が見られた場合は、付属のバッテリーラップを使用して被膜をリラップしましょう。
絶対もっと多くの数が作成されていると思いますが、シリアルは3ケタで33番でした。
キリ番だとなぜか嬉しくなるのは、私だけではないはず。
アトマイザーフィッティング
22mm:Maze V3
流石に25mmメカに22mmアトマは不細工ですね。
それにMaze V3のコンタクトはそれほど飛び出ていませんので、メカニカル(特にハイブリット接続)にはおすすめしません。
ちょっと頭の部分が小さすぎてバランスが悪い印象です。
24mm:Panther
以前にレビューしたシンプルな見た目のPanther RDAです。
24mmアトマになると、誤差も0.5mmですので納まりがよくなります。
シンプルな見た目がまたいいじゃないですか。
結構この組み合わせはありですね。
やはりステンレスメカニカルには、ステンレスのアトマが似合います。
25mm:APEX
25mmアトマはツラツラで収まります。
少しの段差も許さないという方は、25mmでの運用をオススメ。
24mmとの差も1mmですので、あってないようなものです。
やはりメカニカルは見た目へのこだわりが大事だと思いますので、24mmか25mmで使ってもらいたいところです。
スイッチ
メカニカルの最重要部分ともいえるスイッチ部分を分解していきたいと思います。
色々な人が言っている通り、自分で分解していくとメカニカルの構造がよく分かり、構造がよく分かれば電気の流れが理解できるようになります。
そうすれば、何をすれば危ないのかということも自然と理解できるようになりますので、自分で分解してみるというのも勉強になるかと思います。
スイッチ部分はやや窪んでいるので、テーブルの上においても勝手にスイッチが入ったりということはありません。
3か所に指の入る隙間がありますから、ファイヤするときもストレスなく指で深くまで押しこむことができます。
Macheteの”M”でしょうか。
このスイッチの部分の色がアクセントだと思えるか、ここもステンレスで揃えておいてほしかったと思うかは、その人の好みで分かれるかなと思います。
電池とのコンタクト部分はこんな感じになっています。
通常時は黒いインシュレーターが電池を支えているのですが、ファイヤボタンを押しこむとコンタクトピンが上がってくる仕組みになっています。
しかし汚いコンタクトピンです。
まぁこの程度の汚れなら少し磨けば大丈夫。
コンタクトを外して分解しました。
反発力は磁石の反発を利用している様子。
コンタクトは結構なサイズ感があり、Oリングで接触することを保護しているようでした。
もしコンタクトの掃除を行うときは、このOリングをなくさないように注意しましょう。
(ここのOリングの予備も付属品に付けてくれればよかったのに)
バッテリーを支えている部分を分解してみました。
黒いパーツはどれも同じサイズで、基本的にはこのパーツがバッテリーを支える&バッテリーサイズの個体差を吸収してくれています。
無くさないように注意が必要です。
実際に押し込むスイッチ部分です。
こちらは磁石が入っているだけです。
スイッチの組み立て(復元)
スイッチ側から黒いパーツを入れていきます。
その上に磁石を溝に入る形で入れ込みます。
磁石が反発する方向であることを確認しながら、スイッチを入れます。
溝に入っているため、反発力で磁石が逃げたりすることもなく簡単に押し込めました。
きれいに磨いたコンタクトピンを、電池側からねじ込んで復元は完了です。
このMODのオススメポイント
付け外し可能なベルトグリップ
好みが分かれそうなのがこのベルトグリップ。
色々な部分にひっかけて、持ち運びに使用するのが目的なのでしょうが、実はこのおじさんの顔が邪魔になります。
構造的にメカニカルMODを外側にしてベルトに留めたりするのでしょうが、おじさんの顔がグリグリと体にめり込んだ状態になります。
ベルトグリップとしてはおじさんの顔は要らなかったのではないでしょうか。
そんなあなたのために、ベルトグリップは取り外し可能です。
外してしまえば、普通のメカニカルチューブとして取り扱うことになりますが、見た目もスッキリして私はこちらの方が好みです。
洗練されたボディ
ゴツゴツしすぎているわけでもなく、かといって単管を切り落としてきたようなシンプルすぎる見た目でもない、ちょうどいいデザイン。
どうしてもアトマイザーはステンレスが多くなりますので、メカニカルもステンレス製の方が調和がとれていいに決まっています。
このシンプルすぎず主張しすぎないMODが、アトマの存在感といい感じでマッチして、ほとんど全てのアトマとマッチします。