【解説】どうしてクリアロはメカニカルで使用してはいけないのか

クリアロはテクニカルオンリー。でもなんで?

唐突ですが、私がVAPEを始めた時に疑問に思ったことが、最近になって思い出されました。

VAPEを始めた時にはクリアロマイザーを使用していたのですが、RDAやRTAを触るようになり、その疑問がどこかに飛び去ってしまっていたのです。

思い出したきっかけは、レビュー品で久しぶりにクリアロを触る機会に恵まれたからで、そう言えば、そんなことを説明してくれる人が周りにいればよかったなぁと思ったからです。

「クリアロはメカで使わないなんて、常識っしょ」

という気持ちも分かりますが、そこに理由が伴っていないと、本来の意味での注意喚起になっていないと思いますので、理由と一緒に説明させてもらいます。

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唯一にして最大の理由:ショート(短絡)するから

正直、メカニカルでクリアロを使ってはいけない唯一の理由はこれです。

そもそもアトマイザーとして危険なのであれば、テクニカルでも使用すべきではないはずですよね。

では、メカニカルで使用できる/使用できないアトマイザーはどこで判別するのでしょうか。

もちろん、ポジティブピンの様子です。

ポジティブピンに関する確認点は4つ。

  1. 電池との接点がポジティブピンのみで行われるか
  2. ポジティブピンが歪んでいないか
  3. ポジティブピンが緩んでいないか
  4. ポジティブピン周りのインシュレーターが破損していないか

メカニカルで使用するアトマイザーは、最低この4点は確認するようにしましょう。

手持ちのクリアロマイザーを見て、「え?全然この4点クリアしてるじゃん」と思われる人もいるかもしれませんので、そのあたりを中心に説明していきたいと思います。

RBA: ポジティブピンの出方

先ほどの4点を確認していくと、メカで使用してもいいアトマとそうでないアトマが散見されると思います。

メカニカルMODでは、こういった510ネジスレッドから大きく飛び出ているポジティブピンを持つアトマイザーを使用するようにしましょう。

RDAやRTAの中にも、ポジティブピンがほとんど出ていないものがあります。

そういうものはテクニカルMODで使用して、メカでは使用しないようにしましょう。

インシュレーターというものがなにかと思われるかもしれませんが、アトマイザー本体とポジティブピンの間に挟まっているゴムだったりプラスチックだったりするものです。

上の写真ならしっかりとインシュレーターの存在が確認できると思います。

クリアロ: ポジティブピンの出方

さて、先ほどの4点をもう一度ご紹介します。

  1. 電池との接点がポジティブピンのみで行われるか
  2. ポジティブピンが歪んでいないか
  3. ポジティブピンが緩んでいないか
  4. ポジティブピン周りのインシュレーターが破損していないか

この4点を見て、下の写真のクリアロマイザーを見てみてください。

インシュレーターの存在は見ることができませんが、おおよそしっかりとポジティブピンが飛び出ているように見えますよね?

では、次の写真を見てみてください。

!?!?

さっきまで飛び出ていたポジティブが凹んでいます。

これはどういうことなのでしょう。

解説:クリアロのポジティブは可動式

クリアロマイザーのポジティブは、押してみると分かるのですが可動式です。

なぜそうなっているのかというと、クリアロマイザーにコイルを設置する際に、しっかりとポジティブピンとコイルが接地している必要があります。

それを目で見て確認するために、コイルをねじ込んでいくとポジティブが出てくるような仕組みになっています。

なので、コイル交換の際にねじ込みが甘かったりすると、見た目上はポジティブが出ているように見えて、押すと凹んでいくということになりかねません。

なので、安全策としてクリアロはメカニカルで使用しないでくださいと言われているのです。

まとめ:楽しく安全にVAPEを楽しもう

メカニカルが危ないとか、テクニカルが安全とか、そういうことを言っているのではありません。

メカニカルも安全に使用すれば何の問題もなく使用できますし、テクニカルだからって無謀な抵抗値や出力でしようすれば危険です。

ですが、何がどうなっていれば安全で、何がどうなっていれば危険なのかという点をしっかりと理由とともに理解していないと、構造が新しくなったアトマイザーなんかは応用が利かなくなってしまいます。

それぞれの注意点には、それなりの理由が必ずあります。

表面上の注意点だけでなく、しっかりと注意しなければならない理由から知っておくようにしましょう!

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