若かりし頃に出会った煙草。
それなりに恋愛もしてきましたが、煙草は止めようと思ったことはありませんでした。
というのも、学生時代に付き合っていた女性が喫煙者だったのです。
そりゃ~止めないですよね。笑
家でも吸いますし、食後にも吸いますし、寝る前にも吸いますし、起きても吸います。
デートでも吸いますし、散歩してても吸いますし、飲みに行っても吸います。
もはや成人した私にとって、制約なんて世間の条例ぐらいしかありませんでした。
そんな私にも新しい春が来まして、非喫煙者の女性とお付き合いすることになりました。
お付き合いを始める前に、最初からその方に「煙草は止めない」と宣言していました。
幸い、(当初は)理解のある方でしたので、納得してくれました。
ですが、お互い惚れて付き合った関係です。
少しは気を使って、デートの直前は吸わないようにしましたし、会っている最中は極力吸わない努力をしました。(とは言っても、居酒屋デートなどでは吸っていました。)
「あなたの健康が心配。少しずつ本数減らしてみれば?」
今になって思うと、上手な話の持って行き方ですよね~。笑
言われたタイミングも、付き合って数ヶ月の頃だったと思います。
余談ですが、付き合って数ヶ月頃って恋愛のピークだと思いません?
付き合い初めは、お互い腹の探り合いですし、本音が言えなかったりでしょ?
付き合って半年~1年ぐらい経っちゃうと、今度はマンネリしてくるじゃないですか。
その間の絶妙なタイミングだったんですよね。笑
で、「うん」と言ってしまってからは、彼女の術中に嵌ってしまい・・・
「本数減ったんじゃない?いいじゃんいいじゃん!」
「あれ?今、煙草吸うの?う~ん、じゃあデート終わるまで我慢して?」
「私の家に泊まるなら、泊まってる間は煙草禁止ね!」
「煙草、止めれるんじゃない?一回止めてみれば?」
「少しずつ止めるようにしていけばいいんじゃない?止める時期、決めていいよ」
「約束の時期だよ。今日から禁煙頑張ろうね!」
う~ん、ナチュラルかつスムーズ。
策士ですね。
こうして、私は禁煙を始めることになってしまうのでした。
世の喫煙者の皆さん!
煙草を止めたくないなら、最初の提案を受け入れてはいけません!
その提案を受けてしまったが最後、後にも先にも禁煙の道しかありません。
その最初の一歩が成功すると、
「できるできる!禁煙に向けて一歩ずつ進んでいこう!」となります。
失敗したとしても、
ガッカリさせてしまう姿を見て、「次こそは!」という謎の使命感を持ってしまうかもしれません。笑
もちろん、禁煙することは健康にとっていいことです。
ですが、禁煙の苦しみは喫煙者にしか分からんのです!
非喫煙者に、禁煙の苦しみの何が分かるというのか!!
次回は、禁煙した後の苦しみについてお話します。