昔から人気の”スネ夫”がリストックされたらしい
このサイトを立ち上げた最初の記事が2017年ということですので、私がVAPEというものを始めてから約4年ほど経過しました。
当時はサブオーム(抵抗値1.0Ω未満のこと)という言葉が出てきたところでしたので、いくつかあるVAPE過渡期の真っただ中だったように思います。
さらに遡ること2013年にアメリカで大ヒットを飛ばしたというSeduce Juiceというリキッドメーカー、Snake Oilというリキッドの存在を知ったのが2020年3月…。
約7年もの間製造され続けているリキッドなんて、この世に果たしてどれくらいあるでしょうか。
日進月歩のVAPE業界の中でここまで長寿命なリキッドは本当に少ないと思います。
そこまで長きに渡って愛されているリキッドの実力はいかがなのでしょうか。
吸ったことのある方もいるかもしれませんが、もし美味しいセッティング環境などありましたら、ぜひぜひコメントをよろしくお願いいたします。
Snake Oilスペック
VG/PG | 70/30 |
メンソール/清涼剤(無 0〜5 強) | 0 |
容量/価格 | 60ml/2480円 |
メーカー説明 | ココナッツのノートにクリーミーで爽やかな洋梨がマッチ |
写真を撮るときに偶然ライトが下から当たって、なんとなく映える気がしたのでそのままアップしました。
VAPEを始めたての頃は嫌厭していたココナッツですが、VAPE歴が長くなるにつれてココナッツ独特の癖を楽しめるようになってきました。
加えて、前情報ではスティープしてナンボのリキッドというではありませんか。
最近のリキッドは開封した時点ですでに美味しい状態が出来上がっているものが多いですが、手に入れてから熟成させる期間がまたSnake Oilへの期待を高めてくれます。
スティープの方法について
私が知っているスティープの方法は以下の通り。
- ただひたすらに冷暗所に寝かせておく(数週間)
- 暇を見つけてはリキッドが白濁するまで振りまくる(1~2週間)
- キャップを開放して空気に直接触れさせる(別名、ブリージング【Breathing】)
- ボトルごとぬるま湯に漬ける
これらのスティープの方法の合わせ技でリキッドの熟成を進める方もいるようですが、私が行ったスティープ方法は2番(暇を見つけてはリキッドが白濁するまで振りまくる)です。
この方法が一番ナチュラルで時間効率がいいスティープの方法だと思いますし、なんならカバンの中に入れて普通に生活していれば、意識しなくてもスティープが進むという考え方もできます。(←怠け者の考え)
どれくらいスティープするの?
吸い始めるにあたって気になるのが、「いつになったらスティープが完了するのか」ということ。
Snake Oilに関しては、リキッドの香りが一つの指標になると思います。
開封したては洋ナシの香りが強く、他の香りはあまり感じませんでした。
スティープが進むと、洋ナシに加えてココナッツの甘い香りも感じました。
とはいえ、どのタイミングで吸い始めたとて間違いではありませんので、味の変化を感じながら吸うというのも楽しみのひとつ。
吸っている本人が美味しいと感じたタイミングが吸い時です。
それでは、実食!
VAPER側(Ko)の感想
コイル | シングル |
コイルの種類 | Ni80単線 |
抵抗値 | 0.5Ω |
ワット数 | 27W |
リキッドの説明にあるように、洋ナシの風味が前面に出ています。
和ナシのサクサクとしたナシではなく、ラフランスのネットリとしたお上品な風味です。
リキッドの説明に『クリーミーな』とありますが、乳製品のクリームではなく、このラフランスのコクのある風味がクリーミーさを演出しています。
この感じは、Chomo JuiceのSweet Pearに似ている部分があります。
口の中ではラフランスをメインに感じるのですが、喉の奥の方から鼻に抜けるような形でココナッツ。
ラフランスがメインのリキッドにココナッツの風味が入ることにより、味の変化が生まれるだけでなく、次の一口を吸った時にちゃんとラフランスを感じさせてくれます。
味の変化と感じ方を文字であらわすとするならば…
ラフランス → ラフランス+ココナッツ → ココナッツ(最初に戻る)
という感じだと思ってください、というか、伝わってください。笑
ガンクの付きやすさ(約5ml使用後)
コイルが黒く変色していますが、ガンクではありません。
私がレビューを書き始めるのが、大体5mlを吸い終わってからとなりますが、その後も確認のために吸い続けています。
すでに10mlほど吸っているとは思いますが、コイルの状態は上記の写真と変わりません。
ガンクが付きにくいのも、長く愛されている理由の1つなのかもしれません。
Non VAPER側(嫁)の感想
(スンスン)…なんか嗅いだことある気がする
ほう、なるほど。
……う~ん。
(スタスタ)←歩き去る音
え、諦められた。
途中で諦めるというのは初めての体験でした。
たくさんリキッドを嗅いでもらってますので、こんなこともあるでしょう、仕方ない!
眉をひそめながら嗅いでいましたが、よくある「臭い」という暴言はありませんでした。
こんな人、場面にオススメ!
複雑系リキッドではスティープが必要なものが多いですが、このリキッドはどちらかというとフルーツ系に属するリキッドかなと思います。
逆にフルーツ系リキッドでスティープが必要なのが珍しいと思いました。
一口吸っただけで「うまい!」と感じるリキッドではありません。
このリキッドは唸るほどの美味しいわけではありませんが、飽きずにずっと美味しいというのが正しい表現だと思います。
だから、こんなにも長く再販され続けているのでしょうね。
フルーツ系リキッドが好きだけど単体フルーツは飽きてしまう、だけど、スイーツ系ほど甘く重くなくていい…。
そんなリキッドを探している人のスイートスポットに収まるリキッドだと感じました。