あぁ、これが本当の爆煙か【TimesVape】APEX(エイペックス)RDAレビュー

巨大な25mm径のアトマイザー

以前に25mm(ベース部分は26mm)の巨大なRTAのMarvn RTAのレビューを記事にしたことがありました。

その時もタンクであるにもかかわらず、巨大なビルドデッキが確保されていて驚いたのを覚えています。

Coil Master社の超巨大RTA、Marvn(マーヴン)のレビューです。何と言ったって、特徴はそのサイズ感。一番太いところで26mmもあります。そして、リキッド容量は驚愕の5ml。明らかに爆煙仕様のタンクですが、玄人クラウドチェイサー向けのタンクな様子でした。

ですが、今回は直径25mmのRDAです。

まず、注目すべきはそして、そのRDAを発売しているのが、Dreamer MODで一躍有名になったTimesVAPEというメーカーであること。

とても人気で入荷と同時に即売り切れが続いているメカニカルMODです。

そして、デッキが広々としていてビルドしやすそうだというところ。

RTAとRDAの違いは色々ありますが、デッキについて考えると、RDAにはチムニーやタンクという概念がありませんので、直径がそのままビルドデッキになっているという点があげられます。

とっても広いデッキが期待できるというのと同時に、ほぼ間違いなく爆煙系RDAだなということが想像できます。

では、百聞は一見にしかずですので、実際にモノを細かく見ていきましょう!

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付属品

  • APEX RDA本体
  • 予備810ドリップチップ×2
  • クロス
  • シリカゲル(乾燥剤)
    • 六角×2(大・小)
    • 510変換アダプター
    • 予備イモネジ×4
    • 通常コンタクトピン
    • 交換用Oリング

ちょっと他のメーカーでは考えられないものがいくつか入っています。

まずはクロスですね。

ロゴまで丁寧に入っていますが、分かりやすく言うなれば、眼鏡拭きクロスです。

一体これで何を拭けばいいのか分かりませんが、とりあえず眼鏡とアトマイザーを拭いて箱にしまっておきます。

そして、シリカゲル。

サビの防止のために入れてくれているのでしょうか?

そうだとすれば非常に気の利いたメーカーですが、逆を返せばそれほどさびやすいということ?

それなら腐食加工をしてくれた方がありがたいかなぁと思います。

さて、イモネジが4つも入っていますが、実は2種類のイモネジが入っています。

全長が長いものと短いものがあります。

短い方のイモネジは、イモネジがデッキに納まりきらない場合に使用するイモネジかと思います。

どんな状況でそうなるのかというと、太いクラプトンなんかで2本3本と組んだりするときですね。

ものすごく限られたVAPERにのみ需要があるかと思いますが、いざというときのためにも取っておいた方がいいでしょう。

コイルビルダーになるかもしれませんしね!

そして、贅沢にも3つもドリップチップが付属します。

左から、デルリン製(?)、ウルテム製(?)、レジンです。

MODや気分に合わせて変更することができるというのは嬉しいですね!

それぞれをつけてみた写真を載せておきます。

 

どのドリチも遜色なく納まりがいいと思います。

内径やサイズ感に多少の違いはあると思いますが、大きくは変わりません。

一点だけ異なる点があるとすれば、ドリチの高さでしょうか。

レジン性のものだけが若干高くなっています。

トップキャップが熱くて唇をつけたくないときなんかは、このドリップチップがいいのかもしれません。(まずはそこまでトップキャップが熱くなる使い方をしないのがベストですけどね。)

構造的にはシンプルな4ピースRDAです。

では、細部を確認していきましょう。

ポジティブピン

デフォルトで装着されているのはBFピンです。

なので、通常のRDAとして使用する際には注意が必要です。

デフォルトでは通常コンタクトにしておくべきだと散々思うのですが、これがいいというVAPERもいるのですから仕方ありません。

リキッドはデッキの真ん中から左右のウェルに流れ込んでいくタイプ。

ピンの上にプレートがありますので、ものすごい勢いでボトルを握りこんでも水鉄砲のようにはならない設計になっています。

最近のアトマイザーはどれも十分にコンタクトが飛び出ている仕様になっていますから、テクニカルだけでなくメカニカルMODでの運用でも問題なさそうですね。

トップキャップ裏

きれいなドーム型になっています。

25mm径ということで、今まで見てきているアトマイザーよりもドーム型がよりはっきりと分かります。

ドリチとのクリアランスもツライチで整っていて、発生したミストをしっかりと吸い込めそう。

エアフロー

エアフローはミドルパーツとトップキャップを回転させることでサイドに2つ空いたエアホールを開閉させます。

上下ともに開いた全開で、反対側も同じ程度に開きます。

トップを回して下の方を締めたり、上の方を締めたりして、一方だけ開放する運用も可能です。

全閉にもできますが、RDAで全閉にする必要性を私はあまり感じません。

とにかく、自分の好きな感じにエアホールの開閉ができそうで、ゴツイ見た目のくせに細かな調整が効きそうなRDAです。

デッキ構造

VAPE業界内で最大のイモネジ(Ko調べ)を使用した2ポストのデッキです。

上に2つのスロットが見えますが、その隙間にコイルレッグを落とし、左右から自慢の巨大イモネジで締めこみます。

ウェルはあまり深くなく4mmをちょっと下回るぐらいです。

どんなワイヤーでもガッツリと挟み込んでくれそうな巨大なポストホール。

そして、個人的に大好きなポスト内にもネジ山が切ってあるタイプです。

もちろん、見えない上の部分にもネジが切ってありますから、太いワイヤーだけでなく細いワイヤーも逃がさずキャッチしてくれること間違いないでしょう!

難点があるとすれば、このRDAのためだけにビルド用品が一点増えてしまうということでしょう。

APEXのためだけに六角が1つ増えてしまうというのもそうですし、逆にこの六角でないとこAPEXのビルドができないというのもあります。

ここがマイナスかプラスネジだと、ビルド用品も増やさなくて済んだのではないでしょうか。

こんな感じに組んでみました

いつもは単線ビルドで組むのですが、さすがにこのサイズで単線ビルドは味がでないと踏みました。

ですので、カンタルのクラプトンコイルでビルドしていきます。

セオリー通り、上からコイルを乗せて、あとで左右に倒していきます。

コイルレッグは事前に写真の長さにカットしてビルドしましたが、もう少し長くてもよかったかなぁと思います。

かなりビルド自体はかなり楽です。

コイルレッグの調整だけすれば、あとはコイルを置いてイモネジを締めるだけ。

コイルレッグも逃がさずガッチリキャッチしてくれます。

固定が済んだら左右にグイーンと倒していきます。

2段あるうちの上段のエアフローにコイル位置を合わせました。

これで、上を開放すればサイドエアフロー、下を開放すればボトムエアフローのような味を楽しめると思います。

こんな感じの抵抗値に落ち着きました。

こんなゴツイコイルを組んでいるのに、まだまだスペースに余裕がありますね。

ただ、立ち上がりが遅いのなんの…。笑

これはクラプトンコイルの宿命ですね。

意外と高い位置にコイルが来ますので、デッキに触れる程度にコットンを残そうとするとかなり長めになります。

なんとなくDead RabbitやDrop RDAを思い出させるような見た目になりました。

実際に使ってみて

エアフロー全開のドローの軽さたるや、ほぼ何も抵抗を感じません。笑

クラプトンコイル&エア全開で吸うと、アッという間に火災報知機が発動してしまいます。

肺活量が必要になりますが、かなりの量のミストを吐くことができます。

なので、クラウドチェイス大会などの時以外は、上か下のエアホールのみの運用だけになるかと思います。

上下どちらかだけで運用すれば、ドローの調整もしっかりと効いていますから普段使いでも問題ないレベルです。

ドローを絞れば、爆煙RDAの割に味もしっかりと出ています。(クラプトンコイルのおかげかもしれませんが)

ただ、ネックとなるのはこの広い空間を満たすことのできるコイルを置かないといけないということ。

デッキの空間が広いのに小さなコイルを置いてしまうと、吸った時にその空間の空気を吸っていることになり、味がほとんどしないということがあります。

そして、やっぱり25mmというサイズがMODを選んでしまうという点を放ってはおけません。

コイルの種類とアトマのサイズの2点をクリアすることができれば、サイドエアフローでも擬似ボトムエアフローでも運用でき、モクモク煙を出して美味しいリキッドを吸うのにピッタリ。

高いお金を出してハイエンド爆煙RDAを買うぐらいなら、2000円ちょっとで使い勝手のいいAPEX RDAをオススメします。

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