Skywalkerの双子ちゃん
同じUD社から発売になっているSkywalker RDAは、何度かレビューを見たことがあります。
ただ、このSmith RDAは何故か見たことがない。
適当にエアホールが開かれているだけでなく、今流行りの極小エアホール密集型エアホールになっており、リキッドが漏れにくいだけでなく、偏りなくなくコイルにエアが当たります。
まんべんなく全体的に冷却されたコイルからは、それはそれは美味しいミストが生み出されるはずです。
このアトマが今まで注目されなかった理由が知りたくなるレベル。
そんなコスパMAXアトマをGearBestさんで見つけましたので、レビューしていきたいと思います。
付属品
- Smith RDA本体
- 説明書
- クラプトンコイル×2
- Oリングたくさん
- BFピン
- イモネジ×2
過不足なく付属品が同封されています。
イモネジのサイズにびっくりする方もいるかもしれませんが、デッキを見ていただければ納得してもらえるはず。
こんな感じで全部4ピースにまで分解可能。
作りそのものはシンプルなのですが、昔からシンプル・イズ・ベストと言われてます。
そのポテンシャルを余すところなく発揮してもらいたいと思います。
ポジティブピン
あまりしっかりと飛び出ているとは言いづらい通常ポジディブピン。
メカニカルMODで使えないわけではありませんが、オススメしません。
BFピンもこんな感じ。
う〜ん、私はどうしてもメカスコで使う気にはなれません。
マイナスネジが縁まで切り込んでいませんので、そこからの漏れは心配しなくていいみたいです。
こちらがリキッドの出口。
デッキの底とツラツラになっており、余分なリキッドは全て吸い込んでいくスタイル。
「汚い(?)リキッドがボトルに戻る〜」と嫌がるVAPERもいるようですが、そもそもデッキは汚くありません。
トップキャップ裏
トップキャップとドリップチップのクリアランスもとてもいいです。
トップキャップそのものはウルテム素材が使われており、熱を通しにくい工夫がされています。
ドリチは金属製ですが、ある程度コイルから距離がありますので熱を持つといったことはありませんでした。
エアフロー
1、2、3、4……え~っと、とてもたくさんの小さなエアホールが対面に空いています。
バレルパーツのエアをトップパーツで閉めながらエアを調整します。
一応シングルに対応するエアホールもありますが、リデューサーもありませんしデュアルコイルで使っておきましょう。
デッキ構造
こちらがそのデッキ。
UDのSkywalkerと全く同じデッキで、大きなイモネジが真ん中に2つドカンと鎮座しています。
イモネジを上に開放していって、ポールとの間で固定する仕組みになっています。
ひとつ、イモネジをとってみました。
ポール幅よりもネジの幅のが広くなっていますので、コイルレッグに逃げすスペースを与えません。
見るからにビルドが簡単そうです。
こんな感じに組んでみました
味の出方を確認するために、どんなアトマイザーもまずは単線で組みます。
イモネジの感じやポールの大きさから、クラプトン系コイルで組んであげるのが本来的な使い方なのかなとも思います。
個人的感想ですが、クラプトン系はどうしても立ち上がりが遅いので好きになれません。
両側からコイルを差し込んで、指で逃げないように抑えながらネジを締めていきます。
大変そうに見えるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
固定が完了したら余分なワイヤーをカットして、コイルの位置を向きをジグで調整します。
吸ってみて思ったのですが、ちょっと外側に引っ張りすぎました。
あとコイル半分ぐらい内側に寄せた方が味の出方が良かったです。
セオリー通りエアに近けりゃ美味いという法則に当てはまらないアトマもあるというのがVAPEの奥の深さですね。
抵抗値はいつものように0.5Ω付近。
コットンの長さはこれぐらいあれば十分。
もう少し短くても、コットンの端っこがデッキの底についていればそれで大丈夫です。
実際に使ってみて
実際に使ってみて驚いたのがミストの量。
デュアルだからもちろん結構なミストの量なのですが、他のデュアルコイル0.5Ωと比べても多い気がします。
エアホールの形状と数のおかげでコイル冷却が非常にスムーズに行われている感触があります。
試しに3.7V付近から出力を上げていっても、しっかりとエアがコイルに当たってしっかりと冷却されています。
これを爆煙低抵抗セッティングで組んでやれば、かなりのポテンシャルを発揮するのではないでしょうか。
今回の抵抗値(0.5Ω)であれば、エアホールを半分かそれ以下にしてちょうどいい塩梅になりました。
しっかり味も出ており、この値段でこれだけの仕事をしてくれるのであれば、どえらい優秀なアトマイザーだと思います。