Luxoticが安くなるのを待っている方へ
少し前にWismecから保護回路付き半メカスコンカー、Luxotic(ルクソーティック)が発売され、大人気となりました。
人気なのも納得がいく理由として、見た目もあるでしょうが、何より安全保護回路が付属しているという点が大きいと思います。
いくらメカスコが楽で使い勝手が良いとはいえ、どこまで行ってもメカはメカです。
移動の度に電池は抜いた方がいいですし、1パフ目は少し緊張してしまいます。
それがメカMODを使用するという責任と自覚なのですが、どうも少し気疲れしてしまうのも事実。
Luxoticと同じくらい安全で、Luxoticよりも安いスコンカー、そんな都合のいいBF MODなんて…
ありました。
本日ご紹介するのは、Vapor Stormという聞きなれないメーカーから発売されている半メカ半テクスコンカー、Raptor(ラプター)のレビューです。
スペック&付属品
W数(min-MAX) | 調整なし |
使用バッテリー/本数 | 18650, 20700, 21700/1本 |
USB充電 | 可 |
温度管理 | 非対応 |
ファームウェアアップデート | 無 |
前にレビューしたBattlestar Nano MODと同じ、保護回路のみが付属している半メカMODと思っていただいて大丈夫。
電池の電圧をそのままコイルに伝えるだけ。
ただ、危険なレベルの抵抗値や電圧になった場合に安全機能が機能します。
チップが組み込まれているのが確認できます。(逆にこんなに丸出しで大丈夫?笑)
メカのシンプルさと、テクの安心が同居しているMODとも言えます。
非推奨ですが、緊急時(VAPEを吸わないといけない緊急時って何?)には背面にあるマイクロUSBを使って充電もできます。
バッテリーの取り付け/取り外し
バッテリーは18650も使えますが、20700や21700を使用することを前提としている様子です。
残念ながら20700と21700は持っていませんので、付属のアダプターを使用します。
底(?)の方には、ちゃんとベントホールらしいものが開いています。
なので、電池のどちら側を入れて使っても大丈夫。
バッテリーは下がプラス、上がマイナスとの印字がされています。
ただ、このバッテリーホルダーが硬いので、電池脱着の際はバッテリーラップが傷つかないように注意が必要です。
電池の挿入方法としては、マイナス側に押し込みながら挿入することになるかと思いますので、電池のマイナス側にインシュレーターを噛ませて、バッテリーラップを保護しながら電池を押し込むといいかなと思いました。
基本操作&特徴
電源On/Off | 5クリック |
LEDライト ON/OFF | 電源OFF時に3クリック(アトマ装着必須) |
半メカ半テクなので、特筆すべき機能はありません。
メカと違うのが、ファイアボタンで電源のON-OFFを切り替えられることです。
一旦電源を入れたら、そこからはメカと同じで電池のパワーをコイルに伝えるというものです。
LEDライトのON/OFF
何のためかは不明ですが、VAPE中にLEDライトを光らせることができます。
個人的にはいらない機能なので、コイツら(LED)を光らせないようにしたいと思います。
電源OFFの状態かつ、アトマイザーを装着した状態で3クリック。
特に反応がある訳でもありませんが、これでLEDライトが光らないようになります。
ファイアボタンのライトは消すことはできませんが、チカチカ光るLEDはカットすることができます。
コンタクト部分
アトマイザーのマウント部分の直径は19mm。
それ以上の直径があるアトマイザーなら、銀色の部分を隠せるようになっています。
22mm:Dead Rabbit SQ
たまたま偶然でしょうが、Dead Rabbit SQのロゴが真っ直ぐ前を向いています。
色んな方向向いているより、こっちを向いててくれた方が嬉しいですもんね?
もしてもちろんせり出しはなし。
マットな黒がプラスチックの黒とまぁまぁの相性。
ドリップチップを交換していますが、こうしてみるとドリップチップって大事ですね。
24mm:Gokon RDA
もうVAPEのスタンダードは24mmになってしまいましたので、24mmアトマはツライチで収まります。
一昔前は24mmは大きいなぁと思っていたのに、慣れというのは怖いものですね。
全体的にはこのようなバランス。
MODに合うようにドリップチップを交換してみましたが、統一感が出ていい感じ。
青いアトマイザーが欲しくなります。
25mm:APEX RDA
流石に25mmは一般的ではないのか、せり出しが確認できます。
ですが、これもVAPE業界の流れとともに変化していくのだろうと思います。
個人的には、両幅0.5mmぐらい幅広に設計するだけで全てが解決するのに、なぜしないのか不思議です。
本体が黒と青なのでシルバーはどうかな?と思っていましたが、予想に反してマッチしています。
色々なアトマイザーを乗せられるMODは汎用性があって使い勝手がいいです。
このMODを選ぶ理由
お小遣いVAPERの皆さま、安心安全に楽しめる半メカ半テクスコが新たに登場しました。
テクスコは使用感は便利なのですが、ボトルとバッテリーと基盤の3つを収納しないといけないので、ちょっと大きくなってしまうのは確か。
メカスコは基盤や配線の少ない分、コンパクトな体躯ですが安全に気を使う必要があります。
その両方のいい点、メカスコのコンパクトさとテクスコの安全性がこのMODの売りです。
スコンカーなので、詰替え用リキッドを持ち歩かなくてもいいというのが嬉しい点。
最近流行りのMTL RDAを高抵抗で組んでいると、電池もリキッドも2日ほど持つんじゃないでしょうか。
手ににスッと収まるサイズというのもGoodポイント。
今までBF MODを持ち出していませんでしたが、これなら持ち出そうかなと思えるスコンカーです。
欠点:パネルの磁石が弱い
安いMODなので仕方がないのかもしれませんが、パネルの磁石が頼りないです。
ふとした拍子に外れてしまうというほどルーズではありませんが、ちょっとした引っ掛かりだけで外れてしまう。
その「ちょっとした引っ掛かり」というのが…
リキッドチャージ。
このときに親指を真っ直ぐ上に抜かないとパネルに引っ掛かってしまい、パネルが外れます。
慣れるまでの辛抱なのでしょうが、結構カシャカシャ取れるのでご注意を。
まっすぐ押して、まっすぐ離す。
これがスコンカー、特にRaptorのリキチャの基本です。