Gene Chip搭載 MOJO MODとConjure RDA
モジョって、最近流行り(?)の喪女みたいですね。
調べてみると、モテない女性のことを指す2ちゃんねる用語なのだとか。
世の中で『モテてる』というカテゴリーに入る男性や女性なんてほんの一握りなのですから、それ以外の人は全員喪男か喪女です。
人生においては、「この人!」と決めた人にモテることの方が重要なわけで、ありとあらゆる異性からモテる必要はないわけです。
いや、モテるならモテるでいいんですけどね。
全然個人的にはモテても構わないんですけども。
閑話休題。
そんな名前のMOJO MODとあまり見かけないConjure RDAのセットになったスターターキットです。
Health Cabinではクリアランス品にカテゴライズされていますので、$40でMODもRDAも手に入ります。
コスパ的にはかなり優秀なキットであり、長く付き合っていけそうなMODとRDAでした。
Conjure RDA(コンジュール)
まずはアトマイザーであるConjure RDAから詳細を確認していきたいと思います。
付属品
- Conjure RDA本体
- 六角レンチ
- イモネジ×4
- BFピン
- 交換用Oリング
- T字レンチ
大体必要なものは入ってます。
最近は何でもかんでもBFピンがついてきますね。
分解すると全部で4つのパーツにまで分解できます。
それぞれのパーツを見ていきましょう。
ポジティブピン
それなりにしっかり出ているポジティブピンです。
人によってメカニカルで使えるかどうかの基準は変わってきますが、十分な出代だと思います。
BFピンに付け替えてもおおよそ問題なさそうな出方。
メカスコでも大丈夫そうです。
気になるリキッドの出口ですが、エアホールの下辺りから出てきます。
ここから下を伝って横に流れ、そこでコットンを伝ってコイルにリキッドが供給されます。
穴がそこでないといけない理由はなかったと思いますから、もう少しリキッド供給のことを考えた位置に開けてほしかったなと思います。
トップキャップ裏
ドーム型の表面とは裏腹にドリップチップ分が飛び出てきています。
普通にビルドする分には構いませんが、コイル位置を高めにする際は気をつける必要があるように感じます。
エアフロー
エアフローは対面に同じサイズの穴が空いています。
デッキ部分にもエアの通り道があって、Theseus RDAにソックリです。
ソックリどころの騒ぎではないレベルでソックリです。
どっちが先にこのデッキの形状を思いついたのかなんて野暮なことを調べてはいけません。
Conjure RDAがVooPoo公式HPで7月末に発表されてて、Theseus RDAが公式facebookで7月頭に発表されてたなんて、絶対に調べてはいけません。
さて、サイドバレルをよく見ると、デッキのエアパーツがハマる凹みが確認できます。
しっかりエアフローの部分を合わせて組み合わせましょう。
90度横にズラしてもハマりますが、一生懸命コットンにエアを当てることになってしまいます。
デッキ構造
デッキをよく見てみましょう。
見れば見るほどTheseus RDAに似ています。
違いがあるとすれば、エアの当たる角度が違うということと、エアの当たる範囲が広いということぐらいでしょうか。
Theseus RDAと同じ横からコイルを固定するタイプ。
幅の広いコイルはやや形が崩れてしまうかもしれません。
深さをちらっと図ってみましたが、結構浅めですね。
こういうアトマは、こういうパーツがあるとかなり楽にビルドできそうですよね。
こんな感じに組んでみました
便利なパーツはなくてもビルドはできます。
それなりの長さにコイルレッグをカットします。
雰囲気としてはコイルレッグの長さは5〜8mmぐらいがいい感じだと思われます。
ジグを通しながらでもいいですが、指で抑えながらの方が簡単でした。
高さは大体これくらい。
エアホールの角度的にちょうどいい感じのところを狙いましょう。
いつもの0.5Ω。
コットンレッグはしっかりとデッキの底に触れるような長さに調節します。
MOJO MOD(モジョ)
高級感あふれる箱に、神秘のベールに包まれているMOD。
開封するやいなや所有欲を満たしてくれます。
スペック&付属品
W数(min-MAX) | 1〜88W |
使用バッテリー/本数 | 内蔵2600mAh |
USB充電 | 可 |
温度管理 | SS, Ni, Ti 対応 |
ファームウェアアップデート | 可 |
MODに対する付属品はマニュアルぐらしかありません。
当然といえば当然ですね。
正面には大きなスクリーン。
その上の黒い部分がファイアボタンです。
ファイアボタンの左右に位置する丸いボタンのようなものが+/-ボタンです。
横から見てみると、近未来を感じさせるカッコいいデザインです。
背面にメーカーロゴとMOD名。
これくらいなら恥ずかしくないと思いますし、頑張って消すことだってできそうです。
底部にはしっかりとベントホールが空いています。
ファクトリーリセットボタンと、使用されているチップである”GENE CHIP”の刻印。
トップは通常のスプリングロードな510接続です。
コンタクト部分は24mmのアトマに合うように円筒状に伸びています。
誤差の範疇で25mmまで乗せられそうですが、22mmアトマをカッコよく乗せられそうにはありません。
基本操作&特徴
電源On/Off | 5回クリック |
モード切替 | 3回クリック |
GENE CHIPで有名なMODと言えば、VooPooの代名詞とも言えるDRAG。
他のGENE CHIPのデバイスを利用したことのないVAPERも、大まかには機能や性能は同じです。
【VW MODE】
電源を入れると、よく分からない40W設定が出迎えてくれます。
出力(W)、抵抗値(Ω)、電圧(V)、パフタイム(S)とひとしきり表示はされています。
アトマイザーを付け替えると、「New Coil(新しいコイル)」かどうか聞いてきます。
+か-で選択しますが、プラスをするとGENE CHIPオススメの出力に自動でセットされます。
おそらくですが5W刻みぐらいで、電力が4V辺りになるような設定にしてくれるようです。
メニュー構造
+と-を同時長押しでメニューモードに入ります。
カーブモード、TCR設定、端末ロック、バージョン確認などの操作が可能です。
私は意識低い系VAPERですので、メニューにある機能は使う予定はありませんでした。
【欠点】これだけは言わせて!
内蔵バッテリー
良くも悪くも内蔵バッテリーです。
個人的には別に内蔵バッテリーでも1年ぐらいは使用できるので全く問題はないと感じてはいます。
ですが何がもったいないって、あのGENEチップが電池の寿命と共にオシャカになってしまう点です。
初心者から上級者まで幅広い層に使ってもらえるGENEチップが、リポバッテリーの死亡とともに使えなくなってしまうのは、非常にもったいないなと思います。
Conjure RDA…
色々と単線でビルドしてみたのですが、どうも味がしっかり出せないなぁという印象です。
ドリップチップも悪さをしていたようで、ドリップチップを外して吸ってみるとまだマシかなぁと言うレベル。
それでもまだ他のRDAと比べるとまだまだ。
クラプトンとかを組むと変わってくるのかもしれませんが、そりゃミスト量を増やせば味が出るのは当たり前な訳で…。
MODとセットであるならば、MODの性能に合わせたアトマイザーである必要があるかなぁと。
RDAだけで言うなら、他にもオススメできるものはあると思います。
微妙に隙間が生まれる組み合わせ
キットであるからには、アトマイザーと本体がしっかりマッチするようにできているはず。
Mojo R KITも1つのセットとして売られています。
「MODとアトマイザーの外観がマッチしているかどうか」には個人の意見があるとして、それ以外の部分でのイケてないポイントがあります。
何じゃ、この隙間は。
KITなのですから、Conjure RDAはMOJOのために、MOJOはConjure RDAのために作られたと言っても過言ではないはず。
であるにもかかわらず生まれてしまうこの隙間。
もう少しキットとして完成度を高める必要があったのではないでしょうか。
実際に使ってみて
欠点はいくつかあれど、割りきって使う分には申し分ないキットだと思います。
MOJOは内蔵バッテリーですが2600mAhと十分な容量ですし、出力もMAX 88Wと、ほとんどのビルドに対応できます。
使用されているチップがあのGeneチップですので、性能は折り紙付きです。
Conjure RDAも、ビルドがとても簡単で色々と遊べそうな気がします。
すでに頭の中には「あんなビルドをすれば味が出るのではないか」という妄想が膨らんでおります。
機会があれば記事にまとめようと思います。
とにかく、MODとアトマを別々に取り扱うとポテンシャルが発揮できると思います。
1つのセットとして見てみると、どうも何かが足りないと言わざるを得ない組み合わせです。
「持ち出し用のコンパクトテクニカルが欲しいなぁ」と思っている方にオススメできるセットとなっております。