NexMesh Pro TankはRBAコイルと一緒に買うべし。
VAPEレビューブログを書き出して、Wotofoさんが新製品をリリースする際にレビューのお声をかけていただくようになりました。
新製品には新製品なりの特徴があるのですが、他製品で見たことあるような機構があるのも事実です。
そんな中、今回のNexMesh Pro Tankのレビュー依頼をもらったときには、正直に言って「また似たようなクリアロなんじゃないの?」と思っていました。
ですが、このクリアロ、ただのクリアロじゃなかったんです。
別売りのRBAコイルと一緒に使用することによって、一気にクリアロからRTAへと変貌させることが可能です。
クリアロコイルの抵抗値にだけ目を瞑れば、クリアロからRTAへのスムーズな移行が可能になる初心者にうってつけのクリアロです。
Nexmesh Pro TankはこのRBAデッキと一緒にレビューしていきます。
特にVAPE初心者に激オススメなクリアロ and/or RTAですので、どんなアトマイザーにしようかと迷っている初心者の方は必見です。
NexMesh Pro Tank付属品
- Nexmesh Pro Tank本体
- 交換用コイル
- 交換用ガラス
- 交換用Oリング
- マニュアル
一般的なクリアロの付属品と言うところですね。
ガラスタンクは交換用もバブルグラスではなくストレートグラスです。
NexMesh Pro Tankエアフロー
エアの取り込みはボトム部分に開いた3つの開口部からとなります。
するすると動く開放部分を開け閉めしてエアの流入量を調整するのですが、クリアロのドロー(吸い込みの重さ)はコイルの内径にも関係してきます。
エアフローで調整するということはできますが、既製品のコイルを既定の出力で使う場合であれば基本的には全開で大丈夫だと思います。
NexMesh Pro Tankタンク構造
ベースを取り外してみると、コイルを取り外すことができます。
このコイルはOリングで固定されているだけですので、爪で引っかけて取り外す必要があります。
Oリングの強度はいい感じなのですが、いかんせん爪をひっかける場所が小さいので難しい人もいるかもしれません。
そんな場合は適当に工具を利用するなどして、指先をケガしないようにしてください。
- 多少リキッドが残っていてもコイルの交換はできそう
タンク上部に空間がありますので、リキッドが多少残っていてもコイルの交換はできそうですね。
このチムニーのように見えるコイルを固定しておくパーツはネジ山が切ってあるので、ネジって分解可能です。
Nexmesh Pro Tankを洗浄する場合はここも取り外して洗浄しておきたいところです。
リキッドチャージは、タンク上部にある印を押し開けてリキッドボトルを差し込みます。
このスライド式は機構的にも優れていますし、何より非常に楽です。
トップを開いてリキッドチャージする機構ですと、そのトップキャップをどこに置くかを考えないといけませんし、ねじ込むときの気圧などなど、気を払わないといけないことがたくさんあります。
その点このスライド式は、横に押し開けてチャージ、また押して元に戻すだけ。
キャップの置き場所やタンク内負圧なんかも考えなくていいのです。
NexMesh Pro Tankコイル
本体の横にいくつかコイルの種類が書いてありました。
色々なコイルがあるようですが、一番面白そうなのが右下のH15コイルです。
メッシュコイルとワイヤーが別々についています。
これがそのH15コイルです。
どうでもいいですけど、最近のコイルはデカいですね…。
上から見るとただのデュアルコイルのように見えます。
よく見てみると、写真にもあったようにワイヤーとメッシュコイルが2発設置されています。
メッシュコイルは立ち上がりの良さとミストの細かさ、ラウンドワイヤーは高温で際立つリキッドのフレーバー、とそれぞれのいいところを体験させてくれると思います。
とは言うものの、最近のクリアロはどのコイルでもそれなりのフレーバーとミストを楽しむことができますので、そんなにコイルにこだわらなくても大丈夫。
【別売り】NexMesh Pro Tank RBAコイル
- Nexmesh Pro Tank RBAデッキ
- 交換用クラプトンコイル
- 六角
- 交換用イモネジ
- 交換用Oリング
とりあえずこれだけあればビルドは始められますよ的なセットです。
ただ、ビルドをしていこうというのであれば、何らかのビルドツールを持っていた方がいいともいます。
装着の仕方は非常に賢くて、コイルだけでなくベース部分から一気に付け替えることになっています。
クリアロのコイルを取り外して、そのままRBAデッキをねじ込むことによってNexmesh Pro Tankに装着できます。
ビルド&ウィッキング
RBAデッキのチムニーパーツを外すとデッキがお目見え。
ハニカム構造で満遍なく下からコイルにエアを当ててくれる構造。
すでにこの時点でキッチリ味を出してくれそうな雰囲気です。
バカでかいわけではありませんが、シングルコイルビルドには十分なサイズのワイヤーホールです。
味の出方を知るためにとりあえずはいつもの26Gワイヤーで0.5Ωを狙ってビルドしていきます。
コイルの形成をして、余分なワイヤーレッグをカットします。
ここも余分な空間を開けてくれているので、チムニーと接触するということはなさそう。
とはいえ、キワキワで切っておくことをお忘れなく。
内径3mmですが、大きさ的にもいい感じですね。
クラプトンコイルなどの太いコイルでも内径3mmで大丈夫そう。
デッキベースの長さを基準にコットンをカット。
フワッとコットンホールに落としてあげて、これでばっちりでした。
実際に使ってみて
私自身、VAPEを始めたときは確かにクリアロを手にしましたが、コイルの購入の手間を考えるとやっぱり自分でビルドするRTAやRDAに行き着きました。
正直、コイルに色々と特徴はありますが、クリアロとしてのNexMesh Pro Tankは大したことはないと思っています。(大したことはないと言っても、クリアロとしてしっかりと機能はしていますし、メッシュコイル特有の爆煙ときめ細かいミストを楽しめます。)
NexMesh Pro Tankの最大の特徴はそのRBAデッキです。
他にもクリアロのコイルをビルドできるキットはあるのですが、コイルの大きさをそのままにビルドさせるというどうにも細かな作業が必要になる仕様でした。
ですが、このNexMesh Pro TankのRBAキットはクリアロのベースをRBAデッキのベースと交換することで、非常に広々としたビルドスペースを確保することができます。
このRBAデッキであればビルドが初めてであっても不器用であっても、問題なくビルドできるはずです。
Nexmesh Pro TankのRBAデッキのためにクリアロを買う必要はないと思いますが、初めてのクリアロを購入検討している人は是非RBAデッキと一緒に手に取ってみることをオススメします。