Profile RDAがちょっと進化して再登場
メッシュコイルRDAの金字塔と言えば、ほとんどのVAPERが口を揃えてProfile RDAと答え(てくれると思い)ます。(ですよね?VAPERの皆さん?)
今回はそのProfile RDAのバージョン1.5と銘打って発売されたProfile 1.5 RDAをレビュー。
前作の性能がトップレベルなだけに期待が高まるバージョン1.5ですが、前作との違いも踏まえながらレビューしていきたいと思います。
前作が気になる方はこちら。
Wotofoから発売された新作、Profile RDAのレビュー。メッシュコイルでも、普通のコイルでも使用できるという両刀使い。ただ、このRDAが輝くのはメッシュでビルドしたときでしょう。また、スコンカーに乗せた時の画期的なリキットチャージ方法には脱帽です。
Profile 1.5 RDA付属品
- Profile 1.5 RDA本体
- マニュアル
- メッシュコイル×3
- 専用シューレースコットン×3
- プラスドライバー
- メッシュビルドツール
- 六角
- 交換用Oリング
- イモネジ×2
- ドリップチップ
お腹いっぱいの付属品となっています。
通常のRDAではなく、少し特殊なメッシュコイルRDAですので、ある程度ビルドに必要なツールが揃っているのはありがたいですね。
アクセサリーバッグに入っているドリップチップは、デフォルトのものと比較すると低くなっています。
あまり低いとトップキャップに唇が触れてしまって熱い思いをしかねませんが、見た目や自分の唇との相性で決めればいいと思います。
美しい鮮やかなレジンドリップチップですから、他のアトマイザーに合わせて使うのもアリ。
4ピースのRDAで洗浄も簡単です。
開封直後はオイル?Oリング保護用VG?が付着していますので、洗浄してから使いましょう。
Profile 1.5 RDAポジティブピン
通常コンタクトピン
メカでも十分使えそうなポジティブピンです。
もう少しインシュレーターが出てると、より一層安心。
BFピン(デフォルト)
おそらくはスコンカーRDAとして利用することが多いであろうアトマイザーですので、最初からBFピンがインストールされています。
ポジティブの出代も十分にありますね。
リキッドの出口
前作を踏襲し、さらに左右にリキッドが流れやすいように溝が切ってあります。
スプリング導入のコットンベースの真ん中からリキッドが出てきますので、スクォンクしてもコットンにリキッドが染み込まないということはありません。
これがProfile RDAの最大の特徴であり、考えた人は天才です。
Profile 1.5 RDAトップキャップ裏
エアフローパーツとの段差がありますが、概ねドーム型と言って申し分ないでしょう。
光の反射で分かりにくいかもしれませんが、ベースと噛み合う凹凸があり、MODから外しやすくなっています。
Profile 1.5 RDAエアフロー
Profile RDAのエアフロー
前作のエアフローは多少の調整は可能でしたが、左右からハニカムエアフローを閉じていくような形でした。
調整は効いていると言えば聞いているのですが、メッシュコイルは面積が広いので全体にエアを当てようとするなら必然的に全開になります。
一方、Profile 1.5 RDAはハニカムエアフローが上下二段に分かれており、半開状態でもメッシュコイルに均等にエアを当てることができるように改良されています。
ハニカム構造のエアホールのサイズは大きくなり、数は減っています。
同じ全開で吸い比べてみましたが、1.5の方がややドローが重くなっている印象を受けました。
Profile 1.5 RDAデッキ構造
この辺りはProfile RDAがProfile RDAであるアイデンティティのようなものですので、大きな変更点はありません。
プラスネジでプレートを締めていき、メッシュコイルの両端を固定するタイプ。
この構造でメッシュコイルビルドに革命を起こしました。
ビルドしてみました
付属のメッシュコイルは3種類。
大きな違いはなさそうですが、抵抗値的に間を取って真ん中のnexMESH Chillでビルドしていきたいと思います。
言わずと知れたWotofoのメッシュコイルビルドツール。
こちらにメッシュコイルを押し当ててコイルを形成していきます。
形成したコイルをデッキに乗せて、あとはネジを締めるだけで簡単メッシュコイルビルドの完成です。
ほーら、きれいなアーチが誰でも簡単に作れます。
横から見ると、リキッドが溝を伝って左右にも流れていく様子がより分かりやすくなっています。
かなりの低抵抗コイルですが、焼き入れは10~20Wで十分に熱が通ります。
可能であれば電池の電圧をそのまま利用するビルドツールより、出力調整が可能なテクニカルMODなどで焼き入れをする方がいいかもしれません。
ウィッキング
Profile系アトマイザーが始めてのVAPERでもウィッキングに失敗がないように、説明書にも写真と日本語で解説があります。
付属のゴツいコットンを通していきます。
この時、やや下に押し付けるようにしてコットンを通すと、スプリングのおかげで引っ掛かることなくスムーズにコットンを通すことが可能です。
あとは説明書にある通り、やや角度をつけて余分なコイルをカットしていきます。
横から見て台形のような形になっていれば正解。
あとはコットンの下部をウェルに落とし込んで完成です。
コットンに直接リキッドが染み込むスタイルですので、コットンの先を梳いたりしなくても大丈夫です。
実際に使ってみて
Profile RDAよりもやや重いドロー
エアフローのところでも説明しましたが、前作でスカスカだったエアフローが多少の調整の効くスタイルに変更されました。
最近はメカスコだけでなくテクスコもたくさんのラインナップが出てきましたので、出力とエアフローを調節しながら電池にやさしいVAPINGを楽しめるようになりました。
ドローが重たくなってもしっかりとコイルにエアが当たる構造になっていますので、コイル冷却が追い付かないということはありません。
メカスコ・セミメカスコでの使用はバッテリーにも注意
21700が主流になりつつある今では、色々は21700バッテリーが手に入るようになりました。
何せ0.1~0.2Ωの領域で通電するのですから、メカスコでProfile 1.5 RDAを利用しようという方はバッテリーへの配慮も欠かしてはいけません。
Mooch氏オススメのSamsong T30は国内でも十分手に入るようになってきました。
安全に楽しくVAPEを嗜むために、バッテリーへの配慮もお忘れなく。
Profile RDA(前作)が良すぎるので、大きな変化は感じない
ぶっちゃけた話をしますと、大きな変化はほとんどありません。
『1.5』と名前の付いたRDAのほとんどはマイナーアップデートバージョンと言えるでしょう。
このProfile 1.5 RDAも同じと言えば同じですが、前作の特徴はそのままに、より快適にメッシュコイルを楽しめるように小さな改善点がいくつかあります。
前作を持っている方には積極的にオススメするほどではありませんが、持っていない場合はぜひこのProfile 1.5 RDAを手に取ってもらいたいと思います。
メッシュコイルならではのきめ細やかなミストと、押し寄せるようなフレーバーを体験してみてください。