小型Profile Unity…じゃねぇ!【Wotofo】Profile M RTA(プロファイルM)レビュー

小さくなって使い勝手がよくなったProfile RTA

以前、Wotofoからサンプルを貰ってレビューをしたProfile Unity RTAというメッシュRTAがありました。

メッシュコイルのビルドの難しさを解消したWotofoのProfile RDAのタンクバージョン、Profile Unity RTAのレビューです。ビルドは簡単だわ、味は出るわ、爆煙だわで、停滞しはじめたかと思われていたVAPE業界に新たな息吹を吹き込んでくれるRTAの登場か!?

最近はPODやPOD MODの登場でめっきりRDAやRTAの出番が減っておりますが、当時はメッシュの細やかな爆煙を楽しんだ優秀なRTAでござんした。

改めてProfile Unity RTAを見てみたのですが、サイズが大きいのだけがネック。

そのサイズ感を改善したのがこのProfile M RTAなのかなと思います。

左がProfile M RTA、右がProfile 1.5 RDAです。

実際にRDAと比べても分かるように、RTAにしてはコンパクトなサイズ感に収まっているので、RDAライクに取り回すことができると思います。

あとは、RTAの面倒な点でもあるクリーニングのしやすさなどにも着目してレビューしていきたいと思います。

かつてVandyVapeからKylin M RTAというProfile Unity RTAの機構にそっくりなRTAを発売しました。今回は逆にKylin M RTAをモジッたネーミングにしたのかもしれませんね。

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Profile M RTA付属品

  • Profile M RTA本体
  • 交換用810ドリップチップ
  • 交換用バブルグラス(4ml)
  • 交換用メッシュコイル(0.15Ω、0.18Ω、0.13Ω)
  • マニュアル
  • ビルドツール(メッシュコイル用、プラスドライバー)
  • 交換用Oリング
  • 交換用イモネジ
  • ビルド用コットン

必要十分なビルドツールが含まれています。

比較的メッシュコイルRTAやRDAが普及してきましたが、みんながみんなメッシュコイルを持っているわけではないでしょうから、これだけ付属品が充実していれば、初めてでも手を出しやすくなりますね。

Profile M RTAポジティブピン

むちゃくちゃ飛び出ているので、ポジピンの様子だけを見ればメカでも十分に使っていけると思います。

ただ、メッシュコイルは抵抗値が非常に低くなりますので、抵抗値と電池の許容アンペアの関係性を理解した上で使用するようにしてください。

※個人的にはメッシュコイルはメカでの運用には不向きだと感じています。

Profile M RTAチムニー裏

チムニーはエアフローの通り道もある二重設計になっているようです。

実はこのチャンバーも取り外し可能ですので、クリーニングの際にはちゃんと取り外して洗ってあげるようにしましょう。

気になったのでProfile Unity RTAのチムニーも見返してみました。

こちらも美しいドーム型となっており、チムニーに大きな変化はないですね。

Profile M RTAエアフロー

エアフローはトップからエアを取り込んでくるスタイル

ということは必然的にリキッド漏れに非常に強いRTAとなっています。

Wotofo公式より引用

現物ではどうしてもエアの構造を可視化出来ませんでしたので、Wotofoの公式HPより画像を拝借。

トップから取り込んで、二重チャンバーを通ってコイルに斜め上から当たる感じですね。

この辺りは今までに出てきたProfile RDA系と大差ありませんし、逆にRTAなのにRDAと同じ機構であることに驚きです。

Profile M RTAタンク構造

安定のトップフィルで、トップキャップはスライド式です。

このあたりは好みが分かれると思いますが、個人的には一番楽なリキチャの方法なのかなと思います。

トップキャップの置き場所を探さなくていいですし、何よりキャップを締め込んだときのタンク内の圧力を考えなくていいのもありがたい。

そしてこのトップキャップはネジ式にもなっており、中のパーツを取り外すことが出来ます。

分解洗浄の際にはしっかりとこの部分まできれいにすることができるので、キレイ好きなVAPERにとっては非常に嬉しいと思います。

洗ったあとに微妙に前のリキッドの残りが付いていたり、拭ききれなかった水分が残っていたりということが無くはないです。

何より購入した際、コロナ対策のためにもきっちりと分解して洗ってから使い始めることができます。

さらにこの部分からエアフローリングを取りはすずことも出来ます。

エアフローの切り欠きが一箇所確認できますので、場所を確認しながら戻すようにしましょう。

再組み立ての際に注意

組み立ての際には、ドリップチップを固定するOリングの存在を忘れないようにしないといけません。

最後のトップキャップを締めるときに、写真のようにOリングを置いてから締め込んでいきます。

これは後からでは装着できませんので、組み立てのときに行う必要があります。

Profile M RTAデッキ構造

Profileといえばこのクランプスタイルのデッキですね。

欲を言えば(Kylin M RTAみたいに)そろそろこのクランプにスプリング式にして勝手にクランプが開くようになって欲しい気もしますが、クランプが開きにくいということもないので運用上は問題ありません。

逆にスプリングにすると劣化の問題とかもあって、理由があって導入していないのかもしれません。

スプリングといえば、このしたからコットンをメッシュコイルに押し当ててくれるセラミックパーツも健在。

もしスプリングが弱くなってきたりした場合には、真ん中のネジ(逆ネジ)を開放してスプリングを交換することが出来ます。

今までのスプリングに比べると、ちょっと太くて強めのスプリングに改良されたかもですね。

ビルドしてみました

Profile系アトマイザーを使ったことがある人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

専用のベンディングツールに押し当てて、メッシュコイルを形成していきます。

デッキに軽く押し当てながらクランプを締め込んでいきます。

あまり強く抑え込んでしまうとせっかく形を整えたメッシュコイルの形が歪んでしまうので、指は添えるだけ。

必要に応じてメッシュコイルの形を整えます。(実際はほとんど必要ありません。)

コイルの焼入れに関してですが、メッシュコイルは非常に低抵抗になるため、出力を調整できるタイプのビルドツールでホットスポットの除去を行うことをオススメします。

私はテクニカルMODで焼入れを行いました。

メッシュコイルは20W以下でも十分に熱を入れることが出来ますし、その方がコイルにも電池にも優しいです。

0.2Ω程度の薄いメッシュコイルに3.7Vの電圧で通電すると、一瞬で熱が通り過ぎてしまいます。

電池から大量の電流が流れることになりますし、本来の目的であるホットスポットの除去のためのコイルの状態確認ができません。

ここはじっくりと熱を通すことのできるテクニカルMODを使って、15Wぐらいでじんわりと熱を入れてあげるようにしましょう。

ウィッキング

“Find the widest point of the wick channel, and cut the cotton along the virtual line that extends from the reference point to the rim of the deck.”

「ウィックホールの最も広い点を見つけ、そしてデッキの周囲を基準点とするところから延びる仮想線に沿って綿を切ります。」

マニュアルの日本語が意味不明なので、私なりに日本語訳を作ってみましたが、それでも言葉でコットンの状態を説明するのって難しいですね。

要は写真の通りになるようなコットンの形にするということです。

角度的にはこのくらいの感じでコットンをカットしてあげれば大丈夫です。

でもって、コットンに埋もれて見えなくなっているコットンホール(1枚目参照)に、コットンを入れ込んでいきます。

その際ですが、無理に上の方のコットンを持ってくる必要はありません。

コットンの下半分〜から2/3ぐらいを入れてあげて、上の方は放置で大丈夫です。

“Now the cotton should look like this.”

「今、コットンはこんな風になってるはずです。」

…さすがに説明を放棄し過ぎな気がしませんか、Wotofoさん?笑

つまりは、コットンの上部は無理に流し込まなくてもいいし、逆にコットン上部がコットンホールに入ってしまっている場合は、コットンの量が少なすぎるということを意味したいのだと思っています。

実際に大量のコットンが使用されていますので、事前にしっかりとコットンにリキッドを染み込ませていきます。

しっかりとウィッキングができていれば、リキッドを含んだコットンでもコットン上部がメッシュコイルと同じ高さかそれ以上の位置に来ているはずです。

Profile M RTAを実際に使ってみて

小さいメッシュRTAというものを欲している人は非常に嬉しいと感じるProfile M RTA。

どうしても以前のProfile Unity RTAは大きすぎて、MODとの相性も限られてしまいます。

ドローも結構スカスカなところから、絞っていけば抵抗感を感じるドローまで調整可能です。

何より嬉しいのが、細かいところまで分解洗浄できるという点だと思います。

日常のクリーニングで皆さんはどこまで分解して洗浄しますか?

本格的に洗浄する方は、それこそ日常的にポジティブピンを外して洗浄することもあるかもしれませんが、私の場合はそこまで徹底洗浄は日常的に行うのは骨が折れます。

『日常的な分解』というのは、ドライバーや六角を持ち出さなくても手だけで開け締めできるパーツを分解して、超音波洗浄機に入れたり、洗剤につけ置き洗いをしたりすることを指すと思っています。

確かに分解すればパーツは増えますが、「工具不要で綺麗になるならやっておこうか」ぐらいの気分にはさせてくれると思います。

それになんてったって気になる新型コロナのこともありますし、新品の状態であったとしてもそれなりに分解して洗浄しておきたいというのが昨今の思うところであります。

「それを言っちゃーおしめぇよ」みたいな風に聞こえるかもしれませんが、手軽にメッシュコイルでVAPEしたいなら、Profile M RTAもいいけど、同じWotofoのManik POD MODがより簡単に、そしてより手軽にメッシュで爆煙できちゃいます。

爆煙PODというものは今までにもいくつかありましたが、本当の爆煙PODはやはりWotofoでした。0.2Ωという超低抵抗コイルを搭載した爆煙用POD、Manik POD MODのレビューです。

ドリップチップは好き嫌いが分かれるかも

これは完全に好みの問題なのですが、付属のショートサイズのドリップチップの口当たりが特徴的です。

見た目には短いドリチや色合いが非常にいい感じなのですが、吸うときにドリップチップに唇を乗せるような感覚で吸うことになります。

乗せるというか、触れているだけというか、キスをしているような何とも表現し難い吸い方になります。

アトマイザーを咥えるように吸うわけではないでしょうが、少しぐらいはドリチを覆うように唇を乗せながら吸う方は、ドリップチップを交換したくなるかも。

付属の交換用ドリップチップもありますし、ハードルが高いカスタマイズではないですが、アトマイザー全高が高くなってしまうというデメリットがあるかな、という程度です。

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