【考察:エアフロー編】爆煙と味は両立させられるのか

「MTLは味重視で、DLは爆煙重視」は本当か

前回の抵抗値編では、抵抗値と電圧の関係についてお話ししました。

様々な要素によって味が変化するVAPEの世界。それが良さでもあり、難しさでもあり、懐の深さを見せつけてくれます。 この記事では、抵抗値によってどのようにミストが変化するのか、また、MODの出力(ワット数)はどれくらいがいいのかを、VAPERのみなさんと一緒に考えるコーナーです。

本当はこのエアフローについてもまとめて書きたかったのですが、長くなりそうだったので別の記事にまとめることにしました。(ネタが増えて喜んだのは内緒)

※追記※

こちらもどうぞ。

誰もが一度は経験したことのあるドライヒット。涙が出るほど苦しいですよね。そのドライヒットの原因と対策を考えてみました。どうすればイガることなく快適に美味しいミストを味わえるのか、物理の法則とともにご紹介。

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味覚はどこで感じているか

もちろん、”味”覚というぐらいですから、口の中、特に舌の上で味は感じていますよね。

ただ、嗅覚も味覚に大きく関係している(らしい)のです。

風邪をひいて鼻が詰まっていると、何を食べても味気なく感じてしまうあの現象です。

つまり、逆に味覚と嗅覚を刺激してあげれば、おのずと『味が濃』くて『美味しい』ミストを味わえるということなのです。

エアフローの役割とコイルとの関係

「分かってるって」という声が聞こえてきそうですが、おさらいの意味も含めて…。

※少々へたくそな絵が続きますが、ご容赦ください。笑

コイルにリキッドを垂らさずに通電します。

もちろん、熱を持ちますね。

ここにリキッドを垂らします。

※黒い点々がミスト(のつもり)です

ミストが発生するということは、コイルの熱を奪っているということです。

液体が蒸発するときに熱を奪うという「気化熱」ですね。

ですが、もうひとつコイルの熱を取り去る方法があります。

そう、コイルに風(エア)をあてる方法です。

VAPEの場合、これはエアフローと呼ばれています。

それ以外にも、コイルの焼き入れの後に息を吹きかけて冷ましたりしますよね?

アレです、アレ。

そして、この「気化熱現象」と「空気冷却」を同時に行うと…

(いや~、汚い。笑)

VAPE特有の大量のミストが生成されるわけです。

『濃い味』と『爆煙』は両立するか

VAPEの味に関していろいろな表現がありまして

「やっぱフレーバーチェイスならMTL」

「エアーを絞れば味が濃く出る」

「爆煙の方がおいしい」

「爆煙にすると味がぼやける」

などなど、多くの人がこのように表現されていますね。

私が思ったのは、「この両方を両立させることはできないのか」ということです。

だって、爆煙も味も楽しみたいじゃないですか(^ム^)

“味の濃さ”を決める要素

記事の最初の方にも書きましたが、濃い味を出したければ味覚と嗅覚を刺激してあげればいいのです。

VAPEのミストの中で、そういった刺激を与えられるのはリキッドだけですね。

どれだけエア(空気)を取り込んでも、それは味に直結しません。

簡単に言うと、濃いミストを出せばいいのです。

最も濃い状態のミストといえば、この状態ですね。

ですが、これだと気化熱しか作用していないのでアッツアツのミストですし、リキッド100%のミストは濃くて吸えたもんじゃありません。(メッチャ咽ます)

やはり適度にエアを取り込まないといけませんが、リキッドの濃度を保つためにできるだけエアを絞る必要があります。

つまり、自然とMTL(マウス・トゥ・ラング/口吸い)になっていくわけですね。

MTLの究極の目標は「どうやってコイルの熱を十分下げつつ、エアを絞るか」ということだと考えています。

“煙の量”を決める要素

今度は逆にミストの量に焦点を当ててみましょう。

爆煙のロマンに関してはお近くのクラウドチェイサーに聞いてもらうとして(笑)、私なりの爆煙VAPEの方法についてお伝えします。

VAPEを始めたばかりのころは「高いワット数で吸えば爆煙になる」というサルのような考え方をしていましたが、そうではないということに気づくのに半年以上かかりました。笑

まず必要なのはコイルの表面積です。

ミストはコイルの表面から発生するので、表面積が広い方がたくさんのミストを生み出すことが可能です。

それだけだとミストが渋滞してしまいますので、生み出されたミストを外へ送り出し、新たなミストの空間を生み出してやらねばなりません。

そのために大量のエアをコイルに当ててあげる必要があります。

大量のエアを当てるということは、やはり自然とDL(ダイレクト・ラング/直肺)になってしまいます。

爆煙の神髄は「どれだけエアをコイルにあててミストを送り出すか」ということになると思います。

「味 vs 爆煙」なのか…

「どうやってコイルの熱を十分下げつつ、エアを絞るか」「どれだけエアをコイルにあててミストを送り出すか」が共存する世界…。

うーーーーーーーーん…笑

濃い爆煙を吐くというのはちょっと難しいかもしれませんね。

“味”と”爆煙”は、共存できる!?

そうは言っても、他のVAPERさんが猛烈なミストを吐きながら「これうめぇ!」って言っているのを聞いたこともありますし、自分自身もそう感じることがあります。

ミストの生成方法やエアの役割などを考えてきましたが、その他にもアトマイザーの構造やエアの通り道など、本当に色々なことが複雑に絡み合って味を生み出しているのがVAPEなんですよね。

バリバリのフレーバーチェイサーも、ミストが全くでなかったら違和感を感じると思います。

ゴリゴリのクラウドチェイサーも、無味無臭のミストでは満足できないでしょう。

ミストもある程度濃く、ミスト量もある程度出しながら、美味しいミストが最高のVAPEだと思います。

そのちょうどいい”濃さ”と”量”が各VAPERによって違うのではないかなと思います。

あなたの吸っているミスト、最高に美味しい状態ですか…?

(すみません、調子に乗りました。ただ、ドラマとかの予告みたいにしたかっただけです。)

【小言】『シルキーさ』と『ダイレクトさ』

VAPEを始めたころ、いろいろなVAPE情報サイトやレビューブログを読んで、情報を集めていました。
VAPEを始めたばかりのころは、いろいろな専門用語が飛び交う画面をみて

「おぉ、さすが先輩VAPERは違うな…。もっと勉強せねば…。」と思っていました。

ですが、今なお分からないのが「シルキーなミスト」「ダイレクトな味」という表現なのです。
おそらくですが、ミストが細かくてやわらかいのが『シルキーなミスト』ということでしょうか。
もうひとつの『ダイレクトな味』にいたっては、何がダイレクト(直接的)な味で、何がダイレクトでない(間接的)な味なのか、いまだに分かりません…。

どうやったら『シルキーなミスト』が出て、どう吸ったら『ダイレクトな味』を体験できるのか、教えてくださいエロい人。

コメントお待ちしております。←切実

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コメント

  1. Vapemonster より:

    これでは駄目でしょうか?
    https://youtu.be/VLNzHueL0yo

    • vapin-on より:

      Vapemonsterさん

      こんにちは。
      動画拝見しましたが、ダメかどうかはご本人の趣味趣向ではないかなぁと。
      シーシャも吸ったことがありますが、やはりあれはあれで手間なのですし、場所も取りますから。

      • Vapemonster より:

        コメントしたのは味と煙の両立の件での提案です。
        爆煙を水で冷やせば爆煙と味の両立が出来るかと思います。
        これまじ美味いですよ。
        電子フーカーも場所はとりますが用意するのは水とリキッドだけです。

        • vapin-on より:

          なるほど、そういうことでしたか。
          確かにシーシャもしっとりとした煙でタバコとはまた違った楽しみ方ですもんね。
          ただ、お手軽さに関して言えば、ちょっと大変かもしれませんね…笑
          試す機会があれば試してみたいMOD?アトマイザー?です。