クリアロのコイルをいがらせないために
多くのスターターキットで一緒についてくるクリアロマイザー。
最近のクリアロは本当によくできているらしく、味もいいそうです。
スターターキットでよくやってしまうミスと言えば…
- コイルを装着する
- リキッド入れる
- 即ファイア!
- ドライヒット&コイル死亡
こんなところではないでしょうか。
これって、結構地味にテンション下がりますよね…。
安いとは言えひとつ数百円しますから、コスパの面から考えても非常にもったいないです。
本当なら、コイルにリキッドを浸透させるために10分~20分放置しておくのがベストです。
他にも30分以上放置しておいたのにイガってコイルをダメにしてしまった、という報告もチラホラ。
その原因の大半が、リキッドのVG比率が高め(70%~)ということです。
VG比率が高いとなかなかリキッドがウィックに浸透していきません。
とはいえ、コイルを装着したらすぐ吸いたいですし、VG高めのリキッドだって吸いたいじゃないですか。
そんなときに、私がしているイガリ対策をご紹介したいと思います。
【その1】新品のコイルでもすぐに吸う方法
①ジュースホールの確認
最初にコイルを見たとき、まずはどこからリキッドが入っていくのか確認します。
私が持っているコイルはego AIOのコイルしかありませんでしたので、そちらを使って説明していきます。
矢印の部分がジュースホールです。
小さいですね~。笑
この小さいジュースホールからリキッドを浸透させようと思ったら、結構大変そうです。
コイルによっては、横に大きくジュースホールが開いているということもありますので、探してみてください。
②コイルにリキッドを数滴落とす
たくさん入れても構いませんが、こぼれてしまったり、コットンが吸い切れなかったリキッドが漏れたりしますので、少量で構いません。
可能な場合は、先ほどのジュースホールからリキッドを数適垂らしても構いません。
この辺りまではよく紹介されていると思います。
③コイルをアトマイザーに装着&リキッド充填
「え?もう??」と思われるかもしれませんが、そのままぶち込んでください。
リキッドもいつも通りチャージしてください。(さきほど確認したジュースホールが浸るぐらい)
で、説明書では大体「このまま少しの間放置してください」と言われます。
ですが、放置はしませんよ!
なんせすぐ吸いたいんですからね。
④エアホールを閉めます&吸います(ファイアしない)
ここがミソです。
エアホールを全閉にして、ストローでジュースを飲むように吸いこんでください。
あまり強烈に吸いこむ必要はありません。
エアホールが完全に閉まらない場合は、抵抗を感じ続ける程度に吸い続けてください。
10秒ぐらいで大丈夫です。
心配な方は、数回繰り返してもらっても構いません。
これでもう普通にVAPEしても大丈夫です。
原理解説
こうすることで、気圧の変化を利用してジュースホールからコットンに強制的にリキッドを染みこませることができます。
試しに付け替えてみたコイルを使ってblovapeのthe savage(60/40)を吸ってみましたが、コイルをダメにすることなくVAPEできました。
【その2】カチカチVGリキッドをイガらず吸う方法
VG高めリキッドの難点としては、冷えてしまうとドロドロになってしまう点も挙げられます。
リキッドがドロドロのまま爆煙系クリアロで爆煙を吐こうとすると、一瞬でドライヒットをかましてしまいます。
そんな時は、低出力でファイアを繰り返し行ってください。(パルス放電)
これは吸うためではなく、リキッドを温めてサラサラにするためです。
繰り返していると、タンク内のリキッドが明らかになめらかになってくるのが分かると思います。
そうすればもう爆煙を吐く準備は万全です!
原理解説
原理も何も、コイルの熱でリキッドを温めるだけです。
まとめ
私が実際に行っているイガリ対策はいかがでしたでしょうか?
この方法は、新しいコイルに付け替えた時以外にも使えます。
たとえば、チェーンVAPEしていて、なんとなくリキッドの供給が追い付いてなさそうなとき。
そんなときも、エアホールを閉じて吸ってやれば強制供給させることができます。
結構いろいろな場面で応用できると思いますので、ひとつひとつのコイルヘッドをしっかりと使い切れるようにして、コスパUPを目指しましょう!