押しても引いても開かないリキッドの蓋
ニコチンが入っていようが入ってなかろうが、成人のみを対象としている電子タバコリキッド。
万が一にも子どもが使ってしまわないよう、リキッドボトルのフタは押しながら回す仕組みになっています。
これをチャイルドプルーフキャップというのですが、ありがたい反面、困ってしまうことが起きることがあります。
安心なチャイルドプルーフキャップも、壊れてしまうと…
プライベートで買ったリキッドボトルなのですが、どんなに強く押し回しても全然開かないボトルに出会いました。
それこそボトルが変形するほど押しても、「カカカカカッ」と音を立てて空回りするばかり。
引っ張っても開くはずもなく、いよいよ壊す覚悟をした訳です。
【破壊の儀】壊して分かるその仕組み
押しても引いても駄目なら、残された道は破壊のみ。
幸運なことに、VAPERなら誰もが持っているワイヤーカッターとペンチでどうにかなります。
まずはワイヤーカッターを使って突破口を開いていきます。
いきなりペンチで行っても大丈夫かもしれませんが、リキッドボトルの大破は避けたいので最初は慎重に。
ある程度の突破口が開けたらペンチで引き剥がすようにキャップを取っていきます。
チャイルドプルーフキャップの仕組み
こんな感じに開きました。
外蓋には6つの板があり、内蓋に6つの突起があります。
この突起と板を押し込んで噛み合わせることによってキャップが開いていたのですね。
今回の不具合は、この突起と板の噛み合わせがうまく行かなかったことが原因だと思われます。
内蓋は普通のキャップと同じですので、クルクル回せば開きます。
これでようやくリキッドを吸うことができる!!
…ん?
ちょっと待てよ…
【復活の儀】さて、この蓋をどうしたものか…
蓋を壊してしまったので、蓋を締めることが出来なくなってしまいました。
蓋が空いたのは嬉しいことですが、60mlボトルを一気に吸うことはありません。
フタをしたいのですが、内蓋だけを使うと、突起が服や鞄に引っかかって傷をつけたり穴を開けたりしてしまいそうです。
その突起をカバーするために大破した外蓋を付けるのも何か違う。
壊れた(壊した)キャップの変わりに何を使う?
実はボトルが開かないということが分かった時点で購入していたのですが、世の中にこんな便利なものがあったのかと再認識しました。
意外と知られていないのか、あまり見かけません。
値段も1000円ぐらいのものでしたし、何ならキャップが壊れていなくてもぜひ使っていきたいものでした。
Wotofo Easy Fill Squonk Cap
ボトルキャップなので、60mlボトルにそのまま装着できるようにネジが切ってあります。(100mlボトル用もあります)
しっかりと普通のフタとして装着することができました。
当たり前ですが、普通にリキチャも可能です。
このフタのミソは、もう一つの小さな注ぎ口です。
よーく見ると、ネジ山が切ってあります。
このネジ山のサイズにピッタリのものと言えば…?
そう、510接続です。
スコンカー本体のボトルを凹ませてから510接続に繋いでボトルを放すと、負圧でどんどんリキッドが供給されます。
ちょっとコツが必要ですが、慣れれば手間だったスコンカーのリフィルがとっても簡単になります。
もちろん、この小さい口からもRDAにドリップ出来ます。
壊れちゃっても諦めないで!
チャイルドプルーフキャップが壊れたからと言って、リキッドボトル一本を丸々ムダにするのは「もったいないオバケ」が出てしまいます。
自作リキッド用のボトルに入れ替えるという方法もありますが、どうせなら使い勝手のいいものに替えちゃいましょう。
1000円出して使い勝手のいい蓋に付け替えるか、500円出してボトルそのものを入れ替えるか。
私は自作リキッドをしませんので、一度だけ使うボトルに500円払うなら、何度も使えるキャップに1000円払った方がいいかなと思いました。
ですが、この辺りは個人の価値観やVAPEスタイル次第です。
ただ、スコンカー使いのVAPERさんにはこのキャップを強くオススメしたいと思います。
スコンカーに一度リキッドを入れたら、余程のことがない限りリキッドの交換もしないと思います。
ボトルリフィルの手間を考えても、スコンカー使いのVAPERさんはいくつか持ってると幸せになれること間違いなし!