Tarless Nextでお気に入りのリキッドが吸える
おそらく多くの皆さんはTarless Nextの存在をご存知のことかと思います。
Tarlessから進化し、コンパクトかつスマートな機構を持っていることに加え、選択できるフレーバーはかなり濃厚かつ完成度の高いものとなっています。
唯一の問題点であった『お気に入りのリキッドが吸えない』という問題点を、このVOIDカートリッジが解消してくれるという流れです。
Ploom Techのタバコカプセルも使えるでしょうし、既存のカートリッジと大きな機構の変化はないでしょうが、実際の使い勝手を確認していきましょう。
VOIDカートリッジ付属品
特に付属品もありませんでしたので、通常のカートリッジ(ピーチヨーグルト)と並べて写真を撮ってみました。
内部で何がどう変更されたのかわかりませんが、通常版よりも背が低くなっています。
ということは、バッテリー部分と一緒にしたときもより一層コンパクトになるということであり、「小さいは正義」を地で行くVAPERにとっては嬉しい作りになっています。
カートリッジ詳細
右の丸い部分の奥に見えるのがコイル部分になっています。
左右に磁石がついているのは通常版と変わりありません。
写真では見にくかったかもしれませんが、本体全体的にはすりガラスのようなプラスチック製となっています。
本体上部には一部クリアな部分があり、そこからリキッド残量を確認することができます。
写真では後ろからライトを当ててギリギリ確認できるという感じですが、肉眼であればそこまでせずとも確認できますのでご安心を。
リキチャ方法
リキッドチャージホールはラバーキャップを開いてリキッドを注入するスタイル。
どのPODカートリッジにもよくある作りになっています。
VOIDカートリッジは通常のPODに比べると大きなPODになっているので、『通常のカートリッジの2.5倍』と公式サイトで明言されています。
多くのPODカートリッジの容量が3〜5mlなので、約8〜12mlぐらいは補充できるのかなと想像できます。
結構な量が入れられますので、滅多なことがない限り1日で補充が必要になるということはないでしょう。
そして気になる漏れ対策ですが、Tarless Nextの構造上、カートリッジ部分を逆にして保管する以外の方法がありません。
ですが、そこは流石に対策がされているようで、ラバーキャップをガッツリと抑え込む形になっています。
「間違いなく絶対に漏れない」と断言はできませんが、リキッド漏れを『99.9%カット』らしいので、漏れた場合も通常のカートリッジの0.1%程度なので、さしたる問題はないでしょう。
※でも、リキッドを漏らさないための努力は惜しまないようにしましょうね。
まとめ
実際に使ってみた感想としては、漏れ対策もバッチリで、本体に接続してもコンパクトに使い回せる点もよく、リキッド容量もしっかりあって問題ない…ように見えました。
リキッドとの相性もあるかもしれませんが、実際に吸ってみたところ、ちょっと味がぼやけてしまっているような印象を受けました。
通常カートリッジのリキッドは非常に美味しく吸えていたのに、何が問題なのかなぁと考えてみたところ、その原因がわかったような気がしました。
PODにあるコイルの内径が非常に小さいですよね。
それはそれで全く問題がないというか、それは当然なんです。
そこと相性が悪いのが、タバコカプセルを装着するために広く大きく取られたマウスピース部分がネックになっているような気がします。
通常のPODであれば、内径が細いまま口にミストを含むことができるのですが、VOIDカートリッジでは一旦このマウスピース部分で広い空間に出ます。
マウスピース部分でミストの濃度が薄くなってしまい、その薄くなったミストを味わうという構造にならざるを得ません。
通常カートリッジであれば、それを見越したリキッドの濃度になっているから美味しく吸えたのだと思います。
ただ、通常のリキッドはVOIDカートリッジで使うことを前提に使われているわけではないので、ややぼやけた印象になってしまうのではないかと思われます。
ただ、この問題に直面するのは、リキッドの味を楽しみたい人であることは付け加えておきます。
どういうことかというと、お気に入りの濃度のメンソールリキッドがある方だったり、手持ちにニコチンリキッドを使いたいという方は、VOIDカートリッジの恩恵を存分に享受できると思います。