Minicanの弱点を克服した後継機
少し前にPOD史上最少のPODであるMinicanをレビューしました。
使い捨てライターサイズの大きさながら、極上のミストを体験できた非常に優秀なPODでした。
いい点もありましたが、リキッドチャージにコツが必要だったり、ミストが熱すぎたりという少々癖のある部分もあったMinican。
その弱点を克服したMinican+には期待せずにはいられません。
というか、最近のAspireはどんどんPODに傾倒していっているような気がしますね。
色々なAspire PODがありますが、それぞれに特徴があるので、自分の求めている形に添ったPODを選ぶのが幸せになる近道です。
Minican+付属品
- Minican+
- Type C充電ケーブル
- ストラップ
- マニュアル
前回のときもそうでしたが、交換用PODがあるのとないのとで、ちょっとやる気というか得した感が違いません?
私は性根が貧乏なので、なんとなく交換用PODを期待してしまいます。
Minican+本体詳細
コイルパーツ
まずは交換用PODの詳細から。
といっても特筆すべきことはなく、使い捨てタイプの0.8ΩPODです。
最近ではPODでも0.5Ωなんかのものが増えてきていますが、やっぱりPODに求めるのはMTLで運用できる抵抗値ですよね。
本体がオートパフのみの通電ですので、万が一のためにこういう絶縁仕様が施されています。
お使いの際は、このシールを剥がしてお使いくださいまし。
ギリギリコイルの形状が確認できるかなという感じです。
ハニカム構造のメッシュコイルで、内径もかなり絞ってきている感じ。
前作のMinicanに乗せてみましたが、PODの仕様やサイズは共通のようです。
もしMinicanのPODが余っている場合は使い回すことができますし、やっぱり小さいPODがいいという人はPODだけ買って、Minicanで運用するというのが吉。
というか、PODが前作のものより格段にいいものになっていますから、Minicanを使い続けたい人も、PODは新しいものを使ったほうがいいと思います。
本体部分
本体は前作のいいところをそのまま継承しています。
ボタンも何もなく、あるのは充電用のUSBソケットのみ。
半透明な感じがまたメカメカしい感じがして、刺さる人には刺さるでしょう。
通電中はLEDライトが点灯します。
出力調整機能はないのですが、通電電圧はなんとも嬉しい3.7Vの定電圧出力です。
この何が嬉しいって、常に味わいやミスト量が変わらないところ。
充電直後であれ、充電が残りわずかでも、同じ味で同じミスト量を出してくれます。
リキチャ方法
リキッドはPOD下部のシリコンカバーを開けてリキチャです。
今となってはよくあるなんてことはない普通のリキッドチャージホール。
こちらは前作のリキチャホール。
リキチャホールがやや小さく、リキッドが溢れてしまうということがよく起こりました。
まとめ
非常に出来のよろしいPODでした。
まず、Minicanの時もそうでしたがミストの濃度が非常に濃いです。
軽いMTLなPODが多いですが、MinicanやMinican+のドローはしっかりとしたMTLドロー。
それでいて0.8Ωのメッシュコイル、それにPODには珍しい3.7Vのコンスタントアウトプット(一定出力)でミストを放出してくれます。
Minicanのときは、メッシュコイル&3.7Vの熱々ミストがネックでしたが、Minican+ではしっかりと口との距離を確保してくれており、濃厚かつ冷却されたミストを味わうことができます。
もうこれだけでPODに求めているものを8割方満たしていると言ってもいいでしょう。
最近は出力調整のできるPODもありますが、逆にそれが面倒だと感じる人もいるでしょう。
そういう面倒な時にはどういうリキッドでもそれなりに美味しく吸える3.7Vで、吸えばいつでもミストが吸えるというスボラVAPERには嬉しい仕組みです。
さらには値段もMinicanと同じということで、やっぱりMinican+が輝いて見えました。