Vapin’ On史上、最大の26.5mmタンク
知っている人は知っている、知らない人でも最近聞くようになってきている、そんなVaptio(ベイプショー…って読むのかな?)というメーカーの巨大クリアロマイザーです。
実はこのクリアロは、MODと一緒についてくるスターターキットのタンクなのです。
ですが、MODの記事はMODの記事としてひとつに集中させたいと思い、クリアロはクリアロで別記事にしようと思ったわけでございます。
まずは開けてビックリの巨大なタンク。
測ってみたところ、実測で26.5mmの直径がありました。
この時点で乗せるMODが限られてきそうですが、どのようなミストを出してくれるのか期待してレビューに入っていきたいと思います。
付属品
- Frogman Tank本体
- 交換用コイル
- ユーザーマニュアル
- 交換用Oリング
- シリカゲル
スタータキットの一部として同梱されていますので、付属品は少なめ。
マニュアルも付属しますが、クリアロマイザーとしては一般的な内容ですので、特に気にすることはないかと思います。
簡単に分解することができ、作りも丁寧で、油や汚れが付着しているということはありませんでした。
ではでは、各部の詳細に入っていきたいと思います。
エアフロー
手前に見えている2つと奥に1つの合計3つのエアホールがあります。
「あらあら、そんなにたくさん開けちゃって。どうせスッカスカなんでしょ?」って思うじゃないですか?
実はそうスカスカでもないんです。
理由はあとで判明します。
タンク構造
トップキャップはネジ式化と思いきや、上からグッと押さえつけて1/2ぐらい回転させる(公式発表では120°)とトップキャップが外れます。
ちょうどSiren V2のような感じのトップキャップです。
トップキャップを外すと、そこにはリキチャホールが。
…そこに何やら半透明なものが見えます。
これは万が一倒してしまった場合に、リキッドがダダ漏れになってしまうのを防ぐカバーのようです。
取り外すことはできなかったのですが、ユニコーンボトルの先などでも簡単に押し開けることができました。
これはこれで安心設計なので、無理に取り外そうとしなくてもいいかもしれません。
洗浄する際には、少し気を配る必要がありそう。
コイル
大きな大きなコイルヘッド。
クリアロはあまり触らないので、全然この大きさに慣れません。
抵抗値は0.4Ωで、45~55Wあたりがベストなセッティングだそうです。
この時点でシングルバッテリーではあまり使いたくないなと思う出力ですね。
26.5mmの巨大タンクということと、オススメの出力からして、デュアルバッテリー以上のMODでの運用が現実的かなと思います。
ドリップチップ
さて、さきほどエアホールが大きくてもスカスカエアフローでないと言った理由はここにあります。
最初見たときは810ドリチかと思いましたが、どうやら専用のドリップチップのようです。
ふんふん、熱対策でトップを万遍なく覆ってくれるタイプの専用ドリチなのかな。
ありがたいけど、専用ドリチってあまり好きじゃな……おや?
「「「お前、510やないか!!」」」
そうなんです。
ドリップチップのサイズに騙されそうになりますが、実は510サイズのドリチだったので、ドローがここで重くなるようになっています。
他の510ドリチも使用することができますが、非常に不細工な見た目になります。
よって、自動的に付属のドリチを使用することになるかと思います。
使用法やワッテージ的に、全然810のドリチでよかったのにと思ってしまいます。
実際に使ってみて
直径が大きく、MODを選ぶクリアロマイザーであることに変わりはありません。
ではお味の方がいかがなのかというと、味がずば抜けてよく出るというわけではありません。
ですが、味は問題なく出してくれていて、510ドリチのおかげ(?)でドローも適度な抵抗を感じます。
オススメの40W付近でVAPEしていても、ドリチのおかげで唇は熱くなりません。
だからと言って、このクリアロをオススメできるかというとそうではないかなぁというのが正直な感想です。
味がそれなりに出るクリアロは他にも山ほどあります。
それなら使い勝手のいい24mmや22mmのものを選択する方が賢いとは思います。
何らかの理由で26.5mmのアトマイザーが欲し~い!というVAPER以外には、積極的にはオススメしにくいクリアロです。
ただ、スターターとして付属するのであれば、全然使用して苦になるようなクリアロではありませんでした。
ここで買えます
一応小さいタイプ(直径23.5mm)もありました。
交換用コイル(Vaptio)