人生初のメッシュコイル
メッシュコイルを使用するCetoというアトマイザーが誕生して、間もなく1年か経とうとしています。
メッシュコイルというものが登場してからというもの、あまりメッシュコイルにいいイメージがありません。
メッシュコイルアトマの紹介ではないので簡単にまとめると、抵抗値が低すぎることと、大量のコットンが必要になること。
それと引き換えに色々なメリットがあるのでしょうが、個人的にはデメリットばかりに目が行ってしまっていました。
そんな折に、メッシュコイルを使用したクリアロマイザー、Fireluke Mesh Tankのお話をいただきました。
さてさて、食わず嫌いをしてきたメッシュコイルの性能を試させてもらいましょう!
付属品
- Fireluke Mesh Tank本体
- 交換用コイル
- 交換用グラス
- Oリング
- シリカゲル
また出たシリカゲル…
何を湿気から守っているのでしょう?
付属品は意外と少ないという印象です。
まぁクリアロマイザーは必要なもの自体が少ないので、これくらいでいいと思います。
分解していくと全部で6ピースほどに分解できます。
洗浄する際もここまで分解できれば十分にきれいに洗浄できると思います。
では、各部を詳しく見ていきましょう。
ポジティブピン
しっかりとというほどではありませんが、飛び出ています。
これなら…あれ?
「クリアロマイザーなのにポジピン?」と思ったあなたは鋭いです。
以前に記事にしましたが、クリアロマイザーをメカで使ってはいけない理由がありました。
ですが、このFireluke Mesh Tankのポジピンは他のクリアロとはちょっと違います。
なんとマイナスネジが切ってあるのです。
これを回してどうこうするつもりはありませんが、今までのクリアロのポジピンとはちょっと違う。
一応内側はこんな風になっていて、コイルとの接点を確立出できるようになっています。
ポジティブピンが調整可能な見た目だからと言って、調整しないようにしてください。
しっかりと最後までねじ込まれていることを確認するようにしましょう。
エアフロー
これが全開。
こちらが全閉。
全開はスカスカで、全閉は吸えないほどしっかり密閉されている印象。
そんなことより、このチョボ(ストッパー)がねぇ…
一見すると、全開になっていないような印象を受けます。
機能面での問題は一切ありませんが、MODとアトマのせり出しを気にするタイプの人はちょっと背中が痒くなる見た目ではあります。
タンク構造
タンクの上部分のパーツに、かなり太めのOリングが使用されています。
太いOリングのおかげで漏れ対策にはなっていますが、ガラスパーツのつけ外しの際には十分にご注意を!
ゆっくりと回しながら脱着するようにして、割れないように気をつけましょう。
リキッドの補充は、もはや説明不要のトップフィル。
キャップを締める際は、念のためエアホールは締めた状態で行うようにしましょう。
容量は3mlと、十分に入っているように見えます。
ですが、実際に使ってみると、もう少し多い容量でもよかったかなと感じます。
というのも、メッシュコイルはリキッドの燃費が非常に悪いです。
タンクの容量3mlとは別に、確実にリキッドの持ち運びが必要になるでしょう。
コイル
これが噂のメッシュコイルです。
コイル内径の広さから、爆煙を吐きながら楽しむべきタンクだということが想像できます。
ほーら、抵抗値も0.15Ωだって。
よい子はこんな抵抗値でビルドしちゃだめです。
ビルドしててこんな抵抗値になったら完全にまき直しのレベルですが、クリアロのコイルなのでどうしようもありません。
ベースのパーツにしっかりとねじ込みましょう。
コンタクトはかなり広めに取られていますし、先ほど紹介したとおりポジピンが移動してしまうということもありません。
しっかり最後までねじ込まれていることを確認して装着しましょう。
コイルとコットンの接地面が広いですし、コットンの量がかなり多い印象。
一度にたくさんのリキッドを入れるとコットンが吸いきれないリキッドが無駄になってしまいますので、ゆっくりとコイルにリキッドを染み込ませましょう。
実際に使ってみて
タイトルにありますか、このアトマ(コイル)はかなりじゃじゃ馬です。
抵抗値が0.15Ωということで、推奨出力が40〜90W。
MODというか、バッテリーの知識が必要になります。
仮にメカニカルで使用したとしましょう。(ダメ、絶対。)
0.15Ωのコイルに3.7Vの出力で電気を通した場合、電池から取り出される電力は…
3.7/0.15Ω ≒ 24.6A
電池爆発の影が見え隠れします。
海外YouTuberはそれぐらいの抵抗値でメカやメカスコで使っている人もいます
だから「やっていい」というわけではなく、その橋を渡るのは色々経験して、万が一の状態にはどうすればいいのかを知ってからでもいいと思います。
彼らはそれ相応の知識を身に着けており(のかな?私には関係ないので知りませんが)、全て分かった上でその抵抗値で運用しています。
やるなら完全自己責任で。
やるなら調べる。
分からないならやらない。
これが鉄則です。
(ただ、そこまで低抵抗にする必要性を感じませんが… )
バッテリー出力のことを考えて、推奨出力の下限(40W)でエアホール全開で吸うと、ほとんど味がしません。
理性的な出力でこのタンクを使用する場合、エアホールを締める必要があります。
エアホール全開で吸おうとするならば、出力をあげなくてはいけません。
エアホール全開の場合、私の好みでは90Wオーバーになります。
シングルバッテリーMODでは到底使いこなせないクリアロになっています。
個人的に落ち着いたセッティングは、エアホールを1/3ほど開いた状態、ワッテージ出力は60W付近でした。
そのあたりから、メッシュタンクならではのフワッとしたミストと味が楽しめます。
コイルのコットンへの接地面が広いこともあり、60WでVAPEしてもミスト温度も控えめです。
もっと温かいミストが好みだという方は、出力をちょっとあげるか、エアホールを少し締めてみてください。
完全に使用するMODやVAPERを選ぶクリアロではありますが、メッシュの良さを引き出すセッティングを見つけるという楽しみはあります。
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Fireluke Mesh Tank(シルバー、レジン、カーボンファイバー)
交換用メッシュコイル(カンタル:0.15Ω、SS:0.12Ω)