Wismecの新作防水デュアルバッテリーMOD
かつて、WismecからスピーカーにもなるActiveという防水防塵MODがリリースされていましたが、技適の関係でヤイヤイ言われていたことを思い出します。
後になって技適マークを取得して使えるようになったのはなったのですが、そこまでして音楽を聴きたいか?という疑念は拭い去れないままです。
そんな中、新しく登場したのがデュアルバッテリーの防水・防塵・衝撃耐性MOD、Tinker 2。
Tinkerと言えば、ナイキのスニーカーを模したデザインのMODでしたが、このTinker 2ではスイニーカー要素は一切なし。
それに加えて、Reuleaux(ルーロー)という角の取れた三角形を意味する文字も入っているのですが、三角形からは程遠い形状。
いいですね~、その全然関係ないのにあたかも何かを踏襲しているように見せかけるWismec魂。
そのWismec魂はさておき、デザイン性と堅牢性を兼ね備えたゴツゴツ系MOD、Tinker 2のレビューです。
REULEAUX TINKER 2スペック&付属品
- Trough Tank本体
- 交換用部品
- 交換用コイル
- マニュアル類
- Reuleaux Tinker 2本体
- 充電用USB
- マニュアル類
W数(min-MAX) | 1-200W |
使用バッテリー/本数 | 18650/2本 |
USB充電 | 可 |
温度管理 | SS, Ni, Ti 対応 |
ファームウェアアップデート | 可(Wismec公式) |
特に仕様に関して珍しい点はありません。
ファームウェアアップデートですが、確認してみたところTCの設定が微妙に変わっているだけのようでした。
ここら辺が気になるという方はアップデートの必要があると思いますが、ほとんどの方にとっては不要かな。
一緒に入っていたクリアロは、以前にもレビューしたTrough Tank。
ダイヤモンドカットが特徴だったタンクがガラスタンクになるだけで全然印象が変わります。
クリアロの詳しいレビューは以前に行っていますので、今回は割愛されてもらいます。
無骨な印象を与える側面ボディー。
光の加減でかなりオレンジっぽく写ってしまっていますが、実際には発色のいい赤のカラーリングです。
側面には小さくWismecのロゴ。
たまに全力で企業のロゴを入れてくるメーカーがありますが、ダサくて使いたくなくなったりしますが、このサイズ感ならほぼ無視できる状態です。
それよりもこのヘビ皮?のデザインが本体カラーと絶妙にマッチしていてカッコいい…。
同じような仕様のものにAegis MODがありますが、あれは星形の特殊なドライバー(トルクスレンチ)を使って、個人的にカスタムをしなければなりません。
なかなかしたくても出来なかったヘビ皮カスタムが、すでにデフォルトで施されているというのは嬉しいです。
結構ヘビ皮そのものを探してくるのも難しいですし、最初からこの柄にしてくる辺り、Wismecのデザイナーのセンスが光ります。
コンタクトピンの位置は、ヘビ皮側に寄っていますがこれは好き嫌いですかね。
真ん中にあった方がいいという人もいれば、横にオフセットしている方がいいという人もいます。
バッテリーの取り付け/取り外し
ってな感じでバッテリー格納部が開きます。
防水・防塵なだけあって、かなりしっかりとしたバッテリードアになっていますし、ドア側の黒い部分は全てゴムになっています。
バッテリーの方向が中にも外にも印字されており、バッテリーが入っている状態でも電池の方向を確認することができます
REULEAUX TINKER 2基本操作&特徴
電源On/Off | 高速5回クリック |
モード切替 | 高速3回クリック |
さて、バッテリーを入れると勝手に起動するところまではよしとしても、初期設定のW数が殺人級です。
この状態からメニューに入ろうとしてしまうと、乗せているアトマイザーによっては高速クリックであったとしても一瞬でコットンが死んでしまうでしょう。
最初はぜひアトマイザーの付いていない状態で電池を入れるなりしてくださいね。
【VW MODE】
以前にもあった高抵抗コイルで使いそうなW数レンジは0.1W刻みとなっており、1Ω以下のサブΩコイルで使用するW数レンジでは1W刻みとなっています。
これが意外と使い勝手がいいのですが、他のMODと比べてW数の変化が遅いかなと感じました。
遅いとは言っても、別に一国一秒を争うわけではありませんので構わないのですが、日本を代表するようなイラチな人は気になるかもしれません。
その他設定項目
Setting内
抵抗値ロックができたり、その下のPowerの項目では温度管理時の出力調整ができます。
また、時計の設定やプリヒートの設定もここで行いますので、単純なワッテージVAPER以外は頻繁にここを開くことになりそうです。
Subpara内
何のことか分からないSubparaという項目ですが、おそらく「サブパラメーター」の略じゃないかとゲスパーしております。
そんなことはどうでもよくて、何が設定できるかというと通常画面の項目で何を表示するかを選択可能。
パフ回数やパフ時間は正直どうでもいいと思いますので、バッテリーの放電アンペアや通電時のボルテージのどちらかにしておけばいいかなと思います。
「アンペアとかボルトって何のために確認する必要があるんだい、ブラザー?」という人は周りの先輩VAPERに聞くか、Twitterなんかで質問すると一瞬で死ぬほど詳しい説明が返ってくると思います。
周りにそういった人がいない場合は、まずはググってみることから始めましょう。
Info内
メニュー項目のその次にあるのがInfoという項目なのですが、バッテリーの状態やMODのファームウェアの状態が確認できます。
バッテリーの状態もホーム画面で常に確認できますし、ファームウェアのバージョンもそこまで気になる人は少ないんじゃないかなとは思います。
REULEAUX TINKER 2コンタクト部分
24mm
同じ赤系統のDead Rabbitを乗せてみましたが、ちょっとだけ色味が違いましたね。
そんなことはさておき、24mmならもちろんせり出しもなく乗せることができます。
少し余裕がありますので、ツライチというわけにはいきませんが、これぐらいなら全然きれいに乗っていると言っていいでしょう。
25mm
25mmがツライチ~薄っすら僅かにせり出している?という感じでしょうか。
個体差かもしれませんが24mmを乗せた状態の写真から考えるに、25mmがツライチで乗ると考えていいでしょう。
やっぱりこのゴツい見た目なのですから、ゴツいアトマイザーも乗せられて当然といえば当然。
REULEAUX TINKER 2を選ぶ理由
今をときめく防水・防塵・衝撃耐性
色々なレビューを目にしますが、防塵防水だからと言って水の中に入れたり、衝撃耐性があるからと言って高いところから落としてみたりするレビューがありますが、あれって本当に必要でしょうか。
MODなのですから、例え防水防塵であろうが水没やホコリまみれになることは避けるべきでしょうし、衝撃吸収でも大切にやさしく扱うべきだとは思います。
そのうえで、保険という意味で防水・防塵・衝撃吸収は非常にありがたい。
私が変な考え方をしているのかもしれませんが、MOD(特にテクニカルMOD)というのは基本的には壊れるものだと思っています。
なので、壊れにくいというのはそれだけでひとつメリットかなと思います。
ゴツくてデカい男らしいデザイン
防水で防塵というのは他のMODでもありますが、特に気に入ったのがこのデザインです。
男性の手で持って初めて映えると言いますか、女性の細く長い指ではアンバランスかなぁと思います。
女性が使うのが変というわけではないのですが、男性の手、特にデカくてゴツい手の中でこそ輝くMODであることは間違いありません。
私の手なんてデスクワーカーの手ですから、もっとガテン系のゴツい人に持ってもらいたいThe 男塾MODといった印象でした。