何でも出来ちゃうヴェポライザー入門機
何か新しい趣味のようなものを始めるときって、「初めての方はコレ!」みたいな入門機ってありますよね。
VAPEという電子タバコで言うなら、iStick Picoやego AIOというものがそれに当たります。
今回ご紹介するC Vaporというヴェポライザーなのですが、いわゆる初心者向けのデバイスらしいです。
とは言え、ヴェポライザーというものを調べて使っているうちに「いや、初心者向けだけど、これで全部できるじゃん」ということに気づきました。
ちなみに、ヴェポライザーというのは、写真にあるタバコの葉(シャグ)を熱してタバコの風味やニコチンを摂取するために使うもののようです。
初心者向けの最初の一台にピッタリらしいですが、正直言ってこれ一台を長く使い続けられそう。
それくらい完成度の高いスターターセット、C Vapor 3.0のレビューです。
C Vapor 3.0スペック&付属品
設定温度範囲 | 160〜200℃(10℃刻み) |
使用バッテリー/本数 | 内蔵2500mAh |
USB充電 | 可(5V1Aのみ) |
気になるのは充電の際の5V1A限定という表記です。
付属の注意書きにも細かく書かれています。
スマートフォンやタブレット端末の普及により、急速充電に対応した充電ケーブルやコネクターがありますが、そういった急速充電という文言があるものは使わないようにしましょう。
- 充電用ケーブル
- スペーサー
- 交換用メッシュ
- 交換用吸い口×2
- メンテナンスブラシ
- 取扱説明書
スペーサーは持ち運び時にシャグを詰め込んでおいて出先で交換したり、一般的なタバコをちぎって使う際に使用します。
私は直接シャグをチャンバーに入れて使用しますので、特に必要はないかもしれません。
ヴェポライザーの使い方によって必ずしも必要になるというものではありませんので、使ったり使わなかったりは人によりけり。
初めての人にも嬉しい日本語の説明書。
そもそもヴェポライザー自体に複雑な操作は必要ありませんが、絵と日本語で分かりやすくまとめてくれているのは安心感があります。
C Vapor 3.0基本操作&特徴
電源On/Off | 高速5回クリック |
加熱方式 | コンベクション方式 |
VAPEを使ったことのある方なら直感的に電源が入れられます。
写真や文字では伝えられませんが、電源を入れると「ヴヴヴ」と振動して鍵の外れた南京錠のようなマークが液晶に表示されます。
その後は何度まで温度が上がっているか液晶に表示されます。
設定された温度まで上がれば喫煙(?)が可能です。
一定時間が経過するとカウントダウンが始まり、いつまで喫煙が可能か確認ができます。
C Vapor 3.0の下部には充電用ソケットと、ドロー(吸い心地)を調整するレバーがあります。
吸い口の部分は2つのパーツに分かれます。
ゴムのリングで固定されていますので、スポッと引き抜くことができます。
加熱温度の設定方法
加熱温度はボタンの長押しで調節可能です。
加熱温度が上がれば、ニコチンや風味を強く感じますが、酸味が増した味に。
加熱温度を下げれば、ニコチンや風味は弱くなりますが、まろやかな味になると言われています。
この辺りは好みや、使うシャグの種類によっても変化しますので、吸いながらスイートスポットを探すのも楽しみの1つ。
タバコ葉(シャグ)の詰替
シャグというタバコ葉を適当につまんで入れます。
先の細いものでシャグを適度に押し込みます。
出先の居酒屋なんかであれば、爪楊枝なんかでも代用可能です。
シャグの詰め具合ですが、結構押し込んじゃって大丈夫なようです。
フカフカの遊びがあると、シャグの加熱がうまくいかないんだとか。
一回のシャグを詰め込めば2回吸えるようなので、2回分と考えればもったいなくないのかもしれません。
吸い終わったら
こんな風にシャグをかき出すのも1つの方法なようですが、いわゆる『シャグポン』と言われる取り出し方があるみたいなので、そちらをご紹介。
その名の通り、シャグをポンと出すことです。
方法もクソも、ヴェポライザーをひっくり返してトントン叩くだけ。
缶や灰皿を用意できる場面であれば、そこの上でポンポンしてやればいいわけです。
C Vapor 3.0はここが素晴らしい!
誰でも簡単に操作できる
iQOSの何かややこしいって、液晶がなく、ランプの色や装置の振動で全てのお知らせを行うところ。
慣れれば問題ないのでしょうが、最初は何が起きているのか分かりません。
その点C Vapor 3.0は液晶に必要な情報が載っており、今、ヴェポライザー内で何が起こっているのかを目視することができます。
ヴェポライザーに不慣れな私でも迷わず使えましたので、操作性は抜群にいいと思います。
ヴェポライザー的に十分な機能
簡単な操作で動かせる初心者向けヴェポライザーですが、必要な機能は全て入っています。
とは言っても、ヴェポライザーの味を左右するのは①加熱温度の調整と②ドローの調整です。
これさえできれば、正直どのようなヴェポライザーでも味の出方は調整可能です。
操作は簡単だし、できないことはほとんどないとするなら、むやみやたらに高いデバイスを選択せずとも、C Vapor 3.0でほとんどの人は満足できると思います。
煙はほとんど出ない
VAPEは大量の煙のようなもの(ミスト)を発生させ、視覚的に喫煙感を満足させるという側面があります。
ヴェポライザーはまさにその逆で、煙はほとんどと言っていいほど出ません。
たまに水蒸気のようなものが口から出ますが、出たとしても湯気のようなものです。
その代わり、実際のタバコを彷彿とさせるような風味とキック感を楽しむことができます。
言うなれば、タバコからタバコ臭さと煙を取り除いたものがヴェポライザーということができるでしょう。
VAPEよりもタバコに近い電子タバコということができます。