原点回帰の使い捨てPOD【Aspire】Favostix(ファボスティックス)レビュー

PODの良さを思い出させてくれるPOD

過去記事を遡って確認してみましたが、PODが出始めたのは2016年頃だったようです。

あれからもう5年も経っているのですね…。

この5年の間にそれはそれはPODも大きな変化を遂げました。

コイルだけを交換するPOD、コイルがビルドできるPOD、爆煙ができるPOD、アダプターを使ってテクMODとしても使えるPOD…etc.

色々使えるようになって進化していくのはいいことなのですが、PODの本来の良さは「面倒なコイル交換やビルドをせずに、小型でミスト控えめのVAPEデバイス」だったハズ。

今、本来的なPODを探そうとすると逆に見当たらなかったりするという不思議な事態が発生しています。

そんな空いた穴にスポッと収まりそうな、まさに原点回帰PODがAspireから新発売されたようですので、そちらをレビューしていきたいと思います。

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Favostix付属品

  • Favostix本体
  • 交換用POD×2(1.0Ω、0.6Ω)
  • Type Cケーブル
  • マニュアル

使い捨てPODならではの付属品の少なさですね。

最近のものはコイル交換式のPODが増えてきていますが、PODごと交換することで手も汚さずすぐに交換できるのがPODの良さだったはず。

それゆえの部品の少なさですし、それゆえの人気だったはずです。

本体部分にはパフボタンと小さいながらスクリーンも確認できますので、使用感も合わせれレビューしていきたいと思います。

Favostix本体詳細

コイルパーツ

コイルは2種類(左が0.6Ω、右が1.0Ω)付属しています。

コイルの内径も1.0Ωの方は細くなっています。

試しに空吸いしてみましたが、0.6Ωはタイト気味なDL、1.0Ωは緩いMTLでした。

0.6ΩのコイルでMTLは緩すぎるでしょうし、1.0ΩコイルでDLはしんどいなという印象。

本体部分

非常にシンプルな外観。

パフボタンと小さなスクリーン以外には、裏面に小さな商品名が書いてあるぐらいで、特に気にはなりません。

パフボタンもありますがオートパフにも対応しています。

パフボタンを押しながら吸いたい人は押しながら吸ってもいいですし、押すのが面倒だという方はそのままオートパフもミスなくしっかり反応してくれます。

底面には充電用ポートがあり、よく見ると「1000mAh」と電池の容量が書かれています。

1000mAhもあればPODとしては1日十分に持つレベルだと思います。

スクリーン

小さいスクリーンですが、電池容量、抵抗値、出力と必要な情報は載せてくれています。

出力は個人的に嬉しい1W刻み、というか、このサイズのスクリーンで0.1W刻みの調整をさせられたら気が狂ってしまうかもしれません。

パフボタンしかありませんので、必然的にパフボタンのみで出力の調整を行います。

3回クリックでワッテージ調整モードになり、クリック毎に出力が上がっていきます。

長押しで早送りも可能ですが、上限の30Wで一旦停止し、さらにクリックで最小の1Wに戻ります。

ボタンがひとつなので正直ちょっとめんどくさいかもと思っていましたが、実際にやってみるとそんなに気になりませんでした。

リキチャ方法

PODの形状としてはXTAL PODと似ていますね。

Caliburn Gと比較せざるを得ない機能を持ったXTAL PODのレビューです。個人的にはカリバーンに軍配が上がりますが、より低抵抗でミストを控えたい人にいいかも。

大きい方のリキッドチャージホールにニードルボトルの先をブッ込んでリキッドをダバダバと入れました。

もう一つの空気抜き穴がしっかりと仕事をしてくれていますので、リキッドが逆流してくるということもありませんでした。

まとめ

必要十分なPODというか、「PODってのはこれでいいんだよ、これで」という感じのPODです。

個体差なのかもしれませんが、使っていて全くと言っていいほどジュルリが発生しません。

それでいてもちろんドライヒットに悩まされるということもありませんでしたので、コイルの精度や品質は非常にいいのだと思います。

通常のRDAでもそうですが、VAPEの味の良さを決めるのは出力の調整やエアフローなどの副次的な要素もありますが、なんだかんだで大事なのはコイルの出来です。

先日レビューしたAVP Cube PODでも使用されているコイルの技術がこの使い捨てPODに集約されているようです。

そして何より、使っていて個人的に嬉しかったのが小さいながらもそれなりに情報を掲示してくれているスクリーン。

他のPODではLEDの色で出力や電源のOn/Offや電池残量を『示唆』してくれるのですが、分かりにくいと言えば分かりにくい。

DNAチップほど正確である必要はないですが、ある程度正確に出力も確認できて、大体どれくらい電池残量があるのかを確認できるだけで十分役割を果たしてくれています。

PODなので、出力の調整も正直できなくてもいいと思っています。(大体どれくらいの熱さのミストが入ってくるのかの心の準備さえできれば、あとはどんな吸い方で何秒吸うかの調整で何とかなる)

色々とスクリーン付きのPODが出てきているのですが、この電池残量と出力が確認できるというのが一番大きなメリットなのかもしれません。(最近、スクリーン付きのPODが手元に増えて、テクMODの使用頻度が激減しているのは内緒。)

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