AVPが縦長になってバージョンアップ
あまり詳しくは知らないのですが、一昔前にAVPというPODをがあったようですね。
そのPODが新しいメッシュコイルを搭載して再登場という形になったようです。
PODが登場したときの触れ込みというのは「味はさておき、ニコチン摂取には最適な大きさとミスト量」という代物でしたが、今となっては味はもちろん、ミスト量もガンガン出していけるものが多くなってきました。
WotofoのManik PODがその代表格なのですが、今回のAVP CUBEは形状は以前のPOD型VAPEを少し大きくしたようサイズ感。
小さな体躯でどこまでミスト量を求めていけるのでしょうか。
また、事前の触れ込みで何やらコイルが今までのものとは一味違ったものとなっているようですので、味の面でも期待が高まります。
AVP CUBE POD付属品
- AVP CUBE 本体(1300 mAh)
- AVP CUBE Pod (3.5 ml)
- AVP Pro コイル 0.15Ω
- AVP Pro コイル 0.65Ω
- Type-C ケーブル
- 説明書 × 1
特に使い方に迷ってしまうような付属品はありません。
Type Cで充電するPODも増えてきたのは個人的に嬉しいと感じています。
AVP CUBE本体詳細
コイルパーツ
こちらが新しく採用されたAVP Proコイルです。
外観を見るに、何がどう新しくなっているのかはちょっと判断は難しそう。
コイルの装着は爪があったりということは無く、コイルのOリングでガッツリと固定されるようです。
押し込むときに感じる抵抗感から、スポっと抜けてしまうということはなさそうな装着感でした。
嬉しい人には嬉しいのが、この510ドリップチップが交換できるということ。
PODではなかなか交換式のものはありませんが、自分好みのドリップチップを使って好みのドローに調整したり、カスタマイズすることができます。
私はそんなにドリップチップにこだわりはない方ですし、付属ドリチに何か問題があるというわけではないので、このまま使っていこうと思います。
本体部分
本体に特に珍しい機構はありません。
正面にはパフボタン、側面には充電用のポートがあるだけで、非常にシンプルな操作性に期待できます。
本体の側面をよく見てみると、エアフロー用の穴が4パターン(正確には3パターン?)開いています。
PODがコの字型に開いており、一定方向からエアを取り込む構造になっています。
その向きを好みの穴の数に調整することによって、ドロー調整をするようです。
ひとつひとつの穴が小さいので、それなりに重たいドローが期待できますが、吹き返しをしてしまうと電極や本体内部にリキッドが入ってしまいそうなので、その点は要注意ですね。
1Ωを境にVWモードとバイバスモードに自動変更
ちょっと面白いなと思ったのが、抵抗値に応じてVWモードとバイパスモードを行き来するという機能です。
1Ω以上の高抵抗コイルであれば、VWモードとなり、1Ω未満のサブΩ領域ではバイパスモードでの出力調整となるようです。
1Ω以上のVWモード
自力で写真を撮ろうとしてみたのですが、どうも見にくいのでベプログの写真を失敬。
「赤<青<緑<白」の順で出力が大きくなっていくようです。
VWということですが、おそらく内部的にはVVなんではないかと思います。
とはいえ、調整幅は10~16Wということですので、そこまで大きな違いはありません。
「とりあえず白が一番高い出力なんだな」ということを覚えておいて、自分好みの出力に調整するのがするのが一番でしょう。
サブΩ領域のバイパスモード
1Ω以下の低抵抗の場合は、PODを装着した瞬間に「赤→青→緑」と順番に高速点灯します。
バイパスモードなので、電池の電圧がそのままコイルに伝わるようです。
なのですが、電圧は絶対に3.7Vもない印象でした。
通電電圧はせいぜい3Vぐらいという印象ですので、メッシュコイルだからと言って、そこまで爆煙に期待できませんし、逆に爆煙の心配もありません。
リキチャ方法
PODをひっくり返して、ラバーキャップを外してリキッドチャージです。
PODも十分な大きさがありますので、それならトップフィルにしてほしかったというのが正直な感想です。
ですが、低抵抗なコイルと言っても0.65Ωなので、そこまでガンガンリキッドが減るわけでもないですしね。
磁石でPODを装着するのですが、そのときの「カシャン!」という装着感がまた小気味いいといえば小気味いいです。
まとめ
POD以上AIO未満という印象を持ちました。
何か以前にも似たようなことを言ったような気がしたので、探してみたら「POD以上MOD未満」と言っていたみたいです。
PODは確かに軽くて持ち運びに特化されているのですが、電池容量が心許なかったり、毎日充電しないといけなかったりと、結構わずらわしいのは事実。
その点、AVP CUBEは電池容量が1300mAhもありますので、それほど頻繁に充電の必要はないと思います。
それに、PODであればドロー調整なんてほぼできませんが、AVP CUBEはPODの向きやドリップチップの交換で吸い心地を変更することができます。
この吸い心地ですが、全開でもギリDLができる程度ですし、全閉であれば重めのMTLにまで調整することができました。
PODに毛が生えたレベルのPODを探している人にはちょうどいいと思いますし、これ以上にカスタマイズしたり出力調整がしたい場合は上記のUltra Qだったり、同じAspireのNautilus Primeを選んだ方が幸せになれるでしょう。