Mikevapes監修のMTLタンク
アメリカのVAPE系YouTuber、Mikevapesという方をご存知でしょうか。
新作デバイスなんかは結局アメリカのレビューワーが早かったりするので、英語が分からなくても見ている人は多いのではないでしょうか。
彼が以前にAugvepeとコラボしてリリースしたIntake RTAですが、抵抗感のDLで楽しめて、それでいてエアフローからのリキッド漏れが不可能な構造となっている、非常に私好みなRTAでした。
前作も絞り目のDLでしたが、今回は更に絞ってMTLになったiNtake MTL RTAという名前になって帰ってきました。
前作のRTAの構造が活きていると思いますが、MTLになったことにより何が変わったのか見ていきたいと思います。
iNtake MTL RTA付属品
- iNtake MTL RTA
- 交換用バブルグラス
- マニュアル
- ワランティーカード
- 交換用部品たち
交換用パーツが大量に入っていますが、それ以外は一般的な内容かなと。
さすがに言われてきたのか、ビルドに必要なドライバーなどが付属しなくなりましたね。
確かに初期は嬉しかった記憶がありますが、結局ビルド専用の工具の良さに惹かれて使わなくなるっていうね。
交換用部品の中で紹介しておくべきパーツというのがこちらのエアフロー調整用パーツ。
内径がものすごく小さいものからそれなりに大きいものまで、全部で5種類(中間パーツはデッキ内)のバリエーションがあります。
こちらの使い方等に関してはデッキの写真と一緒に紹介したいとおもいます。
iNtake MTL RTAポジティブピン
ポジピンの出代は問題なさそうです。
MTLタンクは18350とかのメカチューブと合わせる人が多かったりするので、ポジピンが出ているに越したことはありません。
iNtake MTL RTAチムニー裏
前作同様、チャンバー内にエアを送る外側の穴と、ミストを吸い込む真ん中の穴に別れています。
ドーム型であったりだとかを確認したいところですが、intakeらしいといえばintakeらしい構造です。
iNtake MTL RTAエアフロー
エアフローの調整幅はかなり広く、エアフローリングの穴を一つずつ開くことも、順番に開放していくことも可能です。
中はこのようになっており、エアフローリングの開放部分と本体側の開放部分を組み合わせることでエアフローの調整を行っているようです。
MTLタンクはドローの調整が味の善し悪しを決めると言っても過言ではありませんので、この構造を嬉しく思う人は多いと思います。
エアフローリングですが、とっても小さい切り欠きが付いています。
めちゃくちゃ小さいですが、デッキにアクセスする際に便利ですし、分解洗浄後に組み合わせる際には知っていないと上手に組み合わせることができません。
エアフローはチャンバー内のところでも説明しましたが、もう一度簡単にエアの通り方をご紹介。
タンク上部のエアフローから取り込んだ空気は、デッキの煙突のような部分からデッキ下部に送られます。
デッキ下部から真ん中の穴を通ってコイルに当たるという「トップエアフローなのにボトムエアフロー」という矛盾&利点だらけの構造に仕上がっています。
エアフローが直線的でないのでドローが重たく感じると思いますが、MTLタンクなので問題なしです。
でもって、そのデッキの真ん中にあるエアフロー調整パーツですが、交換用部品のところでお話したパーツを組み合わせることができます。
マイナスドライバーで取り外して交換できます。
軽いドローを求めている方はパーツを付けなくても運用可能です。
iNtake MTL RTAタンク構造
リキッドチャージは特に問題になることはないと思います。
色々なリキッドボトルがあると思いますが、どんなものでもリキチャに支障があるようには思えません。
iNtake MTL RTAデッキ構造
デッキは前作のものから全くと言っていいほど変わっていません。
一点変わっていることといえば、デッキのイモネジが逆ネジとなっていることです。
こういう逆ネジデッキはふとした時に忘れてしまったりということがありますが、イモネジの横に「Unlock」という表記と矢印が書かれていると、「あれれ〜?なんでリビルドできないのだ?」ということがなくなりますね。
イモネジを全開まで開いたところです。
デッキ側にワイヤーが逃げるのを防止する出っ張りがありますが、ちょっと太めのクラプトンMTLワイヤーは固定にコツが必要かもしれません。
単線ビルド推奨といった感じでしょうかね。
ビルドしてみました
MTLデッキですが、単線であれば内径3mmでもビルドは難しくはありません。
ワイヤーの細さは28Gですが、固定が緩くなってしまうこともありませんでしたので、イモネジとデッキのクリアランスも問題なさそうです。
このような感じで固定ができますし、イモネジの際で切ってやればチャンバーとの接触も回避できそうです。
MTLには少し低抵抗気味の0.5Ωとなってしまいましたが、そのへんは出力とエアフローで調整しながら吸っていきたいと思います。
ウィッキング
コットンの長さですが、デッキベースのあたりで切ってやって、多少梳いてからコットンホールに通してやるといい感じの長さ&量になります。
タンクはウィッキングの良し悪しでリキッドの供給のすべてが決まりますので、慣れるまではコットン量を多めに残しておいて、共有不足になるようなら再度減らしていくという過程を踏んだほうがいいと思います。
実際に使ってみて
ものは試しとデッキ内のエアフローを付属のものにしていたのですが、あまりMTLっぽくはない感じのエアフローでした。
本格的にMTLを満喫したい人は、結構絞ったエアフローパーツを装着しておいたほうがいいかもしれません。
というのも、一旦ビルドをしてしまったら、もう中のエアフローパーツを交換する気が起きない(できるにはできるのですが、結構めんどくさい)からです。
今回はMTLには向いていない抵抗値でのビルドが逆に功を奏した形ですが、外側のエアフローの調整だけでは劇的な調整幅はないような気がしました。
それ以外で言えば、それなりに優秀なMTLタンクと言った感じです。
エアフローを大きめにすれば前作ほどの重ためDLでVAPEできますし、逆に針の穴のようなエアフローパーツにすれば、激重MTLにすることだってできます。
個人的にはMTL VAPEならRTAよりも最近はPODで十分かなというイメージがありますが、中にはコアなMTLアトマイザーを欲している人もいると思います。
そういった人にとってはシビアなエアフロー調整が可能なRTAとして、一つは持っておきたいと思えるようなアトマだと思います。
というか、前作のIntake RTAの完成度が高すぎて、新作であるはずのiNtake MTL RTAを食ってしまっていると言っていいと思います。