今後のRecurveのラインナップを大胆予想!
初めてRecurve Dual RDAを見たときに、何が「Recurve」なのかと不思議に思っていました。
ですが、デッキを見てみて名前の由来が判明しました。
わざわざRecurveの名前を継がせなくても良かったと思いますが、それはおそらくマーケティング戦略でしょう。
Recurveの名を持つWotofo製品を並べてみると…
Recurve RDA → Recurve Squonk MOD → Recurve Dual RDA
今後のWotofoの商品展開を大胆予想するとするなら、Recurve Squonk MODのテクニカルバージョンかな?
Recurve Mesh RDAも「メッシュコイルがカーブしてる」とかでRecurveの名前を使えそうですが、Profile RDAがありますから微妙ですね。
RecurveのRTA バージョンの可能性も微レ存…。
皆さんはどんなRecurve製品が出てくると思いますか?
私はテクスコに一票!
では、予想はこれくらいにして、Recurve Dual RDAをレビューしていきたいと思います。
Recurve Dual RDA付属品
- Recurve Dual RDA
- マニュアル×2
- 交換用イモネジ×4
- 交換用Oリング
- 交換用ドリップチップ
- BFピン
- 六角
- +ドライバー
- コイルトリミングツール
- Wotofoコットン
- ゴリゴリのコイル
Wotofoのアトマイザーは本当に至れり尽くせりで、リキッドとMODさえあればすぐにビルドして楽しめる付属品となっています。
マニュアルですが日本語にも対応してくれていますし、特に日本語の部分を読まなくても絵を見れば分かる仕組みになっています。
初めてのRDAという方にも安心できる部分です。
感心したのがこの折りたためるコイルトリミングツール。
かなり省スペースであり、それでいて今何mmに設定しているのか分かりやすい仕上がりになっています。
Recurve Dual RDAポジティブピン
通常コンタクトピン
デフォルトで装着されているのは、通常のコンタクトピンでした。
ピンの出方としてはまずまずといったところ。
Geekvapeみたいにインシュレーターが更に突出していれば、なお良しだったかなぁと。
これはこれで十分メカニカルでの運用を視野に入ると思います。
BFピン
スコンカーで使用する人は、コンタクトピンを六角で交換します。
特に気になる点もなく、メカスコ運用も問題ないでしょう。
コンタクトピンの交換時には、この小さな白いOリングをなくさないように注意しましょう。
漏れ対策として使用されているはずですので、これがなくなるとコンタクトからジワジワと漏れてしまう可能性があります。
リキッドの出口
前回のRecurveと同様、真ん中から左右に流れていくイメージです。
前回のRecurve RDAは、22mmキャップを装着するがために小さなデッキでしたが、このRecurve Dual RDAは広々とした余裕のあるデッキが特徴。
リキッドの保持量も、かなり改善されているような気がします。
Recurve Dual RDAトップキャップ裏
ツルンときれいなドーム型です。
付属のドリップチップとのクリアランスも問題ありません。
スムーズなミストの動きを想像することができます。
Recurve Dual RDAエアフロー
パッと見た感じでは、前回のRecurve RDAたの違いはなさそうです。
トップキャップ側のエアフローは横向きにエアが入ってくるように穴が開いています。
ところがどっこい、デッキ側のエアフローが少しだけ下向きに吹き下ろす感じになっています。
下向きにエアを取り込んで、カーブさせて上に流すスタイル、つまり、リカーブです。(←?)
前作はトップキャップがリカーブさてましたが、Recurve Dual RDAはエアフローパーツが内側にリカーブしてます。
こんな感じでエアが吹き込んできますので、空気がデッキ内でグルグルと回ってから上の方へ流れていくような気がします。
この空気の流れもリカーブの名前の由来なのでしょうか?
Recurve Dual RDAデッキ構造
特徴的なエアフローを活かせるかどうかの決め手となるのが、デッキの作りとビルドです。
コイルの固定の仕方は、前作のものと大きくは変わりません。
デュアルコイルになったことにより、対角線上でのコイルの固定ができなくなりました。
そのため、並行位置でコイルレッグを固定する必要がありますが、そこまで大変な作業ではなさそう。
イモネジはプラスでもマイナスでも対応してくれます。
それなりに大きな山が切ってありますので、できるだけ山の溝と同じ大きさのドライバーを使用しましょう。
付属のプラスドライバーは使わない方がいいと思いました。
Recurve Dual RDAをビルドしてみました
Recurve Dual RDAといえば、まずはこのコイルトリミングツールの使い勝手を見なければなりません。
一番下の4mmの板が曲がっているのか、変な隙間が生まれてしまっています。
圧力をかけると密着させることはできますので、使えないわけではありません。
どうしても気になる人は、他のアトマについてきたものを使うか、ちゃんとしたものを買って使うかですね。
まずはオススメの4mm+1mm×3枚の7mmのコイルレッグで処理していきます。
ビルドはとっても簡単です。
トリミングしたコイルをポンポンと置いて、横からキュッキュと締めるだけ。
ジグを使って前後左右を調整して出来上がり。
エアのあたり方の確認のために、一番上の真ん中にあるエアフローからコイルジグを突っ込んでみました。
一番上のエアがまっすぐ入ってきているとするなら、コイルの下の部分にあたるようになっています。
実際は吸い込んでいますから、もう少しコイルの上の方に当たるとは思います。
オススメの7mmか8mmあたりがやはりいい感じのコイルレッグの長さなのでしょう。
抵抗値は大体の0.5Ω付近というところでしょう。
ウィッキング
ウィッキングもRDAですからシビアになる必要はありません。
コットンクルクル~の、ツツーっと通して、チョキチョキ、モフモフのスッ…です。
今回使用したのは、付属のWotofoコットンです。(これが意外といいコットンでしたので、後程詳しく)
実際に使ってみて
デュアルコイル用に作られたRecurve
YouTuberコラボ製品や、売れたアトマイザーの多くがとる戦法が…
- 「リングルビルドオンリーだったものが、デュアルコイル対応になって新発売!」
- 「あの人気RDAの、シングルコイルバージョンが新発売!」
みたいなのが多く、中にはホントにただ小さくしただけのガッカリなものがあったりします。
ですが、このRecurve Dual RDAはちゃんとデュアルコイルで輝くRecurveという感じ。
このデッキスペースやエアフローでは、シングルビルドではちょっと物足りない。
しっかりデュアルで組んで美味しいRDAに仕上がっています。
Recurveの弱点を改善済み
Recurve RDAの弱点として、ウェルの浅さとリキッド保持量の問題がありました。
その原因は明らかで、22mmキャップを別売りするがために小さな内径のビルドデッキにしたからです。
その点、今回のRecurve Dual RDAは22mmにはなりません。
ですが、その分しっかりとデッキスペースをとっていますので、リキッドの保持量が抜群に上がっています。
上からドリップするときも、下からスクオンクするときも、ガッツリとリキッドをチャージして大丈夫です。(そりゃ漏れるまでリキチャしたら漏れますけど、普通にリキチャしたら漏れません。)
【番外】Wotofoのコットンがすごくいい
Recurve Dual RDAのレビューからは少し遠ざかるのですが、Wotofoのコットンの質が上がったような気がします。
以前に使用したWotofoのコットン(Profile RDAに付属)は、ケバケバしいというか硬い繊維が特徴的でした。(上記写真がProfile RDAの付属コットンです。)
今回付属してきたWotofoコットンは、かなりやわらくなっており、優しい印象を受けます。
それだけではなく、リキッドの保持量も他のコットンと比べて多く、熱にも強い気がします。
この辺りは正確な比較検証を行っておりませんので詳細は不明ですが、これなら他のアトマイザーでも使ってみたいなと思わせるコットンでした。