でかいなぁ…やっぱ大味なのかなぁ…
当ブログに久しぶりに登場した25mmアトマイザー、Warrior RDA。
見た目にも、手に持った感じもかなり大きいです。
それもそのはず、JMTというアートコイルビルダーチームがWotofoとタイアップしてデザインしたRDAです。
どうせ爆煙かと思いきや考えられた構造になっていて、ミストも味も両方追い求められる構造になってました。
やっぱりツブツブエアフローはいいんだなぁと感じたRDAでした。
付属品
- Warrior RDA本体
- 取扱説明書
- 交換用ドリチ
- 510変換アダプター
- プラスドライバー
- 交換用Oリング
- 六角ドライバー
- イモネジ×4
- シングル用リデューサー
- 通常コンタクトピン
リデューサーまで付属するマスプロ品は初めてです。
「シングルコイル対応」と謳うなら、やっぱりリデューサーもあったほうがいいと思います。
皆さん、とうとうWotofoも気がついたようで、中身が見える付属品パッケージになりました!
いや〜、長かった。
「ん…、これはコイルだな」とか「ん…、これは…付属品が入ってるやつだな」と、VAPE盲牌をしなくてすむようになりました。
付属のドリチは2種類。
右側のものがデフォルトでアトマに付属しているものです。
この辺りは好みに応じて付け替えましょう。
Oリングが少し固いですが、手だけで4ピースに分解可能です。
では、細かく見ていきましょう。
ポジティブピン
注意が必要なのは、最初から入っているポジピンはBFピンであるということ。
スコンカーしか使わない人はそれで構わないですが、スコンカー以外のMODで運用する際は、通常コンタクトピンへの付け替えが必須です。
この仕様はプロデュースしたJMTのアイデアではなく、Wotofo本社のアイデアなのでそう。(むしろJMTは反対していた)
付属品パッケージを透明にできたWotofoなら、出荷時に通常ピンを装着して出荷することもできるはず。
次の課題が見つかりました。
さて、これが通常のコンタクトピンの出方です。
ガッツリ出ていますので、ハイブリッド接続でも比較的安心して運用できると思います。
BFピンはこんな感じ。
これも問題なく出ています。
付け替えには付属の六角を使いますので、横からリキッドが漏れ出てくる心配もありません。
リキッドの出口はやや底から出ている程度となっています。
トップキャップ裏
角が取れたドーム型になっています。
さすがビルドチームがデザインしただけあって、コイルのスペースをできるだけ広く取るために、天井はフラットに仕上がっています。
ドリチとのクリアランスもツラツラになっており、よく計算されている感じがします。
エアフロー
最近はこういう極小ツブツブエアホールが主流のようです。
小さなエアホールを並べることで、万遍なくコイルにエアを当てることができるようになるので、流行っているのかなと思います。
対面にツブツブ穴が空いています。
トップキャップをずらすことによって、エアホールの数を調整することができます。
デッキ構造
アトマのキャップとデッキ部分に切り欠きが確認できます。
装着する際はこの切り欠きを合わせて装着しましょう。
ポールの様子がよく分かると思いますが、イモネジは全部で4つ。
その下に分厚いプレート(ステンレス)があり、その下にコイルをスライドさせて入れていく仕様のようです。
こうすることで両方からコイルを挿入したときに、コイルレッグを重ねてもビルドできるし、互い違いにずらしてビルドしても、しっかりと固定できるようになっているようです。
アートコイルって信じられない幅のコイルになったりしますから、コイルビルダーには嬉しい仕様だと思います。
こんな感じに組んでみました
普通は単線で組むのですが、このデッキを見て単線で組むのは違うかなと感じました。
ですので、VAPEを始めた頃に訳も分からず買ったSSクラプトンを使ってビルドします。
手持ちのアトマイザーに収まる巻数では抵抗値が低すぎるし、それなりの抵抗値にしようと思うとデッキに収まらないので、ずーっと眠っていたのを引っ張り出してきました。
プレートとデッキの間に加工がされていて、そのあたりにコイルを押し込めば勝手に入っていってくれます。
こんな巨大なコイルでも使えちゃうWarrior。
まずは片方のコイルレッグを切っておいた方が後で楽だと思います。
4つあるネジを均等に締めていきます。
自分史上最大のビルドが完成しました。
なんだかんだ焼入れしても0.26Ω。
この抵抗値の低さがネックで使わなくなったんですよね。
デュアルバッテリー以上のMODでしっかりと焚いてあげてください。
コットンはこの程度残しておいてあげれば大丈夫。
もちろん、シングルでも
リデューサーが付属するので、シングルでもビルドできます。
ただ、難点としては…
- リデューサー傾いてね?
- エアは締めた側からも吸気してしまう
という点でしょうか。
まぁ素直にデュアルビルドで使ってあげるのがWarriorの正しい愛し方だと思います。
実際に使ってみて
冒頭でも申し上げましたが、「25mmだから爆煙のみ」という短絡的なものでないのは確かです。
細かな味まで楽しめるMTL RDAには勝てませんが、本来的に爆煙で楽しむべきリキッドとの相性はバツグンです。
シングル単線で組んで、510アダプターで細いドリチをつけて、エアを絞って…
できるかできないかで言うと、できます。
ですが、それならもっと別のアトマでいい。
ぶっといコイルをぶち込んで、MAX VGリキッドを垂らして、ハイワッテージでバカスカに焚いて楽しむアトマです。
コイル冷却はツブツブエアホールからまんべんなく吸気しますので、大きなコイルでもしっかりと冷却されている印象です。
ただ、どうしてもチェーンしているとトップキャップが熱くなります。
コイルの熱量的に仕方のないことかもしれません。
全体として、めちゃくちゃ美味しいというアトマイザーではありませんが、ゴリゴリのコイルを使って色々なビルドを試してみたいという人向けのRDAでした。
ガンメタル・ブラックの人は要注意
この動画でも言っているのですが、ガンメタルとブラックで問題があったようです。
デッキ部分のペイントが一定でなかったために、抵抗値が安定しないという問題があったようです。
現在は既に解決済みで、ほとんどそういった問題はないとのことですが、万が一そういった挙動が見られた場合は、販売元かWotofoに連絡すれば対策を講じてくれるとのことです。
ですが、すでに問題のあるものは流通を止めているとのことなので心配はないかと思われます。