シンプル is セクシー&イージー&コンパクト&アダルティー
Foxy One MODの特徴を一言で表すとすれば上記のような変な表現になると思います。
色々と進化を遂げてきたVAPEデバイスですが、中には必要なものとそうでないものが混在するようになりました。
もちろん、みんなが使えるようにとたくさんの機能を詰め込むこともできるのですが、「みんな向け」って往々にして誰にもピタッとはまらないもの。
シンプルで多少のことは微調整で何とかするというテクニックを持っていたり、小さなことを気にしないワイルド、もしくは大雑把な性格の人には、こういうセクシー&イージー&シンプル&アダルティーなFoxy One MODがおすすめ。
ということで、すでに界隈では人気になって売り切れも続出しているAugvapeの新作MODをレビュー。
Foxy One MODスペック&付属品
W数(min-MAX) | 5−120W(21700) or 5−80W(18650) |
使用バッテリー/本数 | 18650・20700・21700/1本 |
USB充電 | 可(Type C) |
温度管理 | 非対応 |
ファームウェアアップデート | 不可(?) |
付属品は非常にシンプルで、特に説明の必要はないでしょう。
特筆すべきは温度管理モードを撤廃していること。
温度管理モードが登場したときには色々と喜ばれていましたが、今はもうほとんど使っている人がいないのではないかと思われる温度管理。
もちろん温度管理を極めたVAPERもいるとは思いますが、世の中の大多数のVAPERにとっては使いこなすのが難しいとされ、今では使っている人が少なくなりました。
なので、機能そのものを省いちゃおうというAugvapeの歯切れの良さが垣間見えます。
ハード面も非常にシンプルで、小さなスクリーンにパフボタンとUp/Dowmボタンだけのシンプル構造です。
スクリーンに表示されている情報を全て確認しようとした場合、少しスクリーンが小さいような気がしますが、そんなに毎度毎度抵抗値や出力を確認しないので、これくらいの大きさでも耐えられます。
一般的な視力であれば視認性にも問題ありませんが、老眼が辛い方には少々見づらいかも。
バッテリーの取り付け/取り外し
バッテリースリーブは磁石で固定されているので、スリーブ部分を手で持って引っこ抜くように外せば取り外せます。
本体側にはプラスとマイナスの表示もされているので、間違うことはないでしょう。
ただし、バッテリーを挿入するのはこちら側(本体側)ではなく、バッテリースリーブ側になります。
このようにバッテリースリーブにバッテリーを装着してから、スリーブを本体に装着するようにするという賢い仕組みです。
バッテリーも上からストンと落とし込むだけで特に固定も必要ありません。
それでいてしっかりと電池の接点も確保されていますし、かといって脱着が面倒ということもなく、これは非常に画期的です。
何らかの理由で21700が利用できない場合は、付属の18650アダプターを利用すれば18650でも運用できます。
ですが、わざわざ18650で使い回すのであれば18650を使用するMODを使った方がいいでしょう。
わざわざ小さい18650バッテリーにアダプターを装着して大きくして使うより、その小ささを活かしたMODで使ってあげるのがお互いに幸せです。
国内でも2020年頃から安定的に21700バッテリーが入手できるようになってきていますので、まだ持っていないのであればこの機会に手に入れちゃうのもアリ。
「通販でVAPE用バッテリーを購入するなんて○✕△…」というのは昔の考え方で、フレキチ(フレーバーキッチン)とかオフィスエッジなどのそれなりに実績のある店舗から購入すれば安心・安全です。
Foxy One MOD基本操作&特徴
電源On/Off | 高速5回クリック |
モード切替 | 高速3回クリック |
21700バッテリーを使用している場合は上限が120Wに、18650バッテリーを使用している場合は上限が80Wになります。
どうやってバッテリーサイズを本体が認識しているのでしょうね?
一度、21700バッテリーを挿入しても上限が80Wまでしか上がらないという事態も確認できました。(その場合はバッテリーを入れ直したら治りましたので、同様の状態になった場合はお試しあれ。)
電池の電圧とかに関係しているのかなぁ?
とまぁこういうこともありますので、テクニカルMODとは言え電池の電流(許容アンペア)と抵抗値の関係性の最低限の知識は持っておきましょう。
【VW MODE】
スクリーンが小さいからなのかAugvapeが割り切ったメーカーだからなのか分かりませんが、1W刻みでのワット調整となっています。
何度も言っていますが、0.1Wは誤差の範疇で片付けられますので、ストレスなく調整が可能という点において1W刻みなのは個人的に非常に点数が高いです。
【VV MODE】
個人的によく使うであろうVVモードは、下が0.5V〜上は6.8Vまでの出力に対応しています。
正直3.5V〜4.5Vの範囲があればVVは十分な気がしますが、低出力から高出力まで幅広く対応しています。
ボルトの数値上は大したことなくても、メッシュなどの超低抵抗で4Vも出力しちゃうと電池によっては耐えきれない場合もあります。
そういう観点からも、やっぱり抵抗値やアンペア数の関係に関しては最低限の知識は持っておきましょう。(あれ、なんかデジャヴュ?)
【BP MODE】バイパスモード
Bypass(バイパス)の頭文字?をとってBPとなっています。
電池の持っている電圧をそのまま利用するバイパスモードです。
出力の調整を行っていたVWたVVモードと違って、こちらは電池の持っているパワーがそのままコイルに伝わってしまいます。
こういうときに必要になってくるのが、電池の許容アンペアと抵抗値の…(以下、同文)
Foxy One MODコンタクト部分
22mm:G.R.1
大きなアトマイザーが乗るので22mmももちろん乗るのですが、問題はあまりに段差が広くなってしまわないかという点です。
もちろんぴったりツライチで乗るということはありませんが、よほど神経質でない限り気にならないと思います。
24mm:Druga V2 RDA
同じメーカーで最近レビューしたDruga V2をマッチングさせてみました。
最近のアトマイザーは24mm径が多いので、その他のアトマイザーでも同様の余白になると思います。
Druga V2も絞ったDLからスカスカ爆煙まで対応しているので、低出力から高出力まで対応するFoxy One MODとの運用上の相性はいいですね。
25mm:BTFC RDA
少し前のRDAになりますが、今でも全然現役で使っている私が一番好きな25mm RDA、BTFC RDA。
25ミリでもせり出しなく乗せられるシングルバッテリーMODというのが非常にありがたい。
どうしても18650シングルバッテリーMODというのは小ささが売りになってきますので、25mm径アトマイザーとの相性がよくなかったんですよ。
こういうマッチングで使っていくのが一番あっているのだと思います。
Foxy One MODを選ぶ理由
先にちょっと難点の方を書いておきたいと思います。
まず、右手の親指でファイアする右利きVAPERの場合は、表示が手の内側に来てしまいます。
それだけならまだしも、出力の調整ボタンも手の内側に入ってしまうので、出力の変更やモード切替を片手でするのは諦めないといけません。
「いや、設定なんて特にいじらねーし」という場合でも、どうしても内容の表示が上下逆になってしまうので、スクリーンの上下逆の機能だけでもあると嬉しかったなと思います。
同じ右利きVAPERでも、人差し指でファイアする場合は全く問題ないので、人差し指ファイア型右利きVAPERには願ったり叶ったりのMODです。
あと、もしかするとちょっとファイアボタンが重いかなという気がしないでもありません。
軽くて反応がよすぎると、ポケットやカバンの中で勝手に5回クリックされてしまうこともなくはないですし、その点Foxy One MODは全然安心なのですが…。
やはり毎度のことなのでもうちょっとボタンが軽いと良かったかなと思います。
先に悪いことを書きましたが、その他はシンプルで必要十分な機能、そしてなによりその高級感あふれる佇まいがFoxy One MODの魅力です。
手元にあった21700対応のシングルバッテリーMODを並べてみました。(左からFoxy One MOD、Cold Steel、Armour Pro)
サイズ感はどれもこれも同じですし、機能面に関しても使わない温度管理モードがあるかどうかというレベルです。
最も細いのがCold Steel、最も機能が充実しているのがArmour Pro、そして、最もオシャレなのがFoxy One MODというところでしょうか。
どれもこれもオススメの21700バッテリーMODですので、どれを選んでも間違いありません。
ここで買えます
結構売り切れが続出しているみたいですので、海外通販に抵抗のない方は、下記サイトから購入した方が早く手元に届くかも。