廃盤予定なのか、鬼のように安売りされてた
つい最近(と言っても海外通販なので数週間レベルで前の話ですが)、ある海外通販サイトを放浪していたら、とあるRDAが大量に、しかも安く入荷されていました。
そのRDAの名は、Nudge RDA 22mmバージョンです。
Nudge RDAと言えば、24mmバージョンが思い出されますし、私自身も使用していたこともあります。
24mmバージョンはあまりにエアがスカスカで、それに見合う抵抗値のコイルを使用すると、周りからは変な目で見られるわ、電池の減りは早いわで、最近はタンスの肥やしとなっていました。
22mmが登場した時にも心惹かれる部分がありましたが、人気だったのか中々値段が下がらず、結局その時は購入を見送ったままになってました。
ここで見つけたのも何かの縁ということでポチってみたのですが、私のVAPEスタイルにピッタリ&スッポリ収まる素晴らしいRDAでした。
すでにもう持っている人が多いと思いますが、私のように当時は慎重になりすぎて手を出せなかった人は、この安売りに機会に考え直してみるのもありかもしれません。
Nudge RDA 22mm付属品
- Nudge RDA 22mm本体
- 交換用トップキャップ
- 510ドリップチップ変換アダプター
- マニュアル
- Wotofo Giveawayカード
- +ドライバー
- 交換用Oリング
- イモネジ×4
- 通常コンタクトピン
- クラプトンコイル×2(写真では一つしかありませんが、取り出し忘れていました。)
- コットン
盛りだくさんの内容となっています。
ビルドツールが全くない状態からでもこのRDAを使い始められそうな内容となっています。
付属のドライバーはありがたいと言えばありがたいのですが、精度がイマイチで、100均の精密ドライバーの方が精密なので、どうしてもという場合以外は付属のものは使わない方がいいのかもしれません。
コイルも付属していますが、結構抵抗値が低そうな香りがプンプンします。
もし24mmのNudgeと同じものだとすると、ひとつあたり0.2Ωというギリギリチョップな抵抗値ですので、オームの法則がよくわかっていない人ほど使用しない方がいいコイルです。
結論から申し上げますと、ビルドをするからにはちゃんとした知識と道具を持っていた方がいいということです。
Nudge RDA 22mmポジティブピン
BFピン(デフォルト)
Nudge RDA 22mmのデフォルトのコンタクトはBFピンとなっていますので、スコンカー以外で利用をするときには交換が必要です。
ただし、コンタクトピンの出代は十分で、これだけ飛び出ていたら十分にメカスコでも利用が可能です。
リキッドの出口
リキッドの出口はデッキの底とツライチとなっていますが、左右に数ミリのウェルがあります。
ウェルと言っても、コットンレッグも入りますので、そこまでたくさんのリキッド保持は出来なさそう。
とはいえ、余分なリキッドはボトルに戻りますし、多少は左右のウェルに残る仕組みとなっています。
通常コンタクトピン
通常のコンタクトに付け替えてみた状態がこちらです。
十分に飛び出ているといっていいと思います。
メカニカルMOD、特にハイブリッド接続でも十分に使用できるポジピンの状態です。
Nudge RDA 22mmのトップキャップを比較
このRDAの最大の特徴と言えるのが、トップキャップが2種類ついてくるという点です。
違いはと言いますと、エアホールのサイズだけです。
その他はデザインも何も違いはありません。
大きさとしては目測で1.5~2倍くらいの違いでしょうか。
特に小さいほうのドローがどの程度の重さになるのか楽しみです。
Nudge RDA 22mmエアフロー
さて、トップキャップの違いから入りましたが、なぜNudge RDAには2種類のトップキャップがあるかというと、このエアフローの仕様によるところが大きいです。
全開だと思いますでしょ?
いいえ、これがエアフローをMAXまで絞った状態なのです。
この状態をよく見てもらえば分かるのですが、エアホールのすぐ横にイモネジがあり、空気の流れをシャットダウンする余裕が一切ありません。
なので、キャップ側のエアホールの大きさでドローを調整してやろうという魂胆なようです。
苦肉の策なのかもしれませんが、これはこれで気に入った方のキャップさえ使っておけば、エアの調整はほぼ不要ということになります。
斜めからのアングルで確認すると、若干下向きにエアホールが設計されています。
『サイドエアフローの若干下向き』がいい味を出してくれるRDAが多いなぁと思っている今日この頃。
まぁまぁ角度がある下向きのエアフローですので、コイルの下からエアをしゃくりあげてくる感じですね。
サイドエアフローながらボトムエアフローのような感じになるのかな。
とかなんとかウンチクを垂れていますが、エアフローによる味の違いが分からないバカ舌ですので、違いが分かる人にだけ特徴が伝わればいいと思います。
Nudge RDA 22mmデッキ構造
デッキは対局でプラスとマイナスに分かれていますから、橋渡しをする感じでコイルを設置する必要があります。
順巻きでも逆巻きでも、どちらでも対応してくれそうなデッキですので、この辺りはお好みでビルドできるのが考えなくていいですね。
向かって右側の、イモネジが締まっている状態で背景が見えてしまっているのが気になります。
結構な隙間が確認できますので、単線ワイヤーだったらこの隙間に入ってしまうんではなかろうかと危惧しています…。
ビルドしてみました
とにかくビルドしてみないことにはRDAは始まりません。
いつもの通り、0.5Ωを目標にビルドしていきます。
結構このイモネジがじゃじゃ馬でして、左の写真(ポジティブ側)だとデッキの仕組みで何とか留まることができています。
右側の写真(ネガティブ側)はイモネジを締めるにつれてワイヤーを内側に寄せてしまう力が加わるようです。
その結果、危惧していた通り、デッキとイモネジの隙間にワイヤー(24G)が入り込んでしまいました。
単線でビルドする際は、少しだけ指でサポートしながらイモネジを締める必要があるかなと思います。
それほど大変な作業ではないのですが、ちょっと気になるところではあります。
コイル位置の調整は、コイルが下に来るように設置した後、全体を上に持ち上げて高さを調整しました。
コイルを上側に持ってきて下に落とすという方法もありますが、コットンを通したときにコイルレッグが邪魔になるパターンがありますので、できるだけ私はコイルレッグが上に来るようにコイルをセッティングします。
コイルレッグの処理は、トップキャップと干渉しにくいように彫り込まれています。
際で切る努力をすればキャップとの緩衝を気にする必要はないと思いますが、気になる人はトップキャップをかぶせた状態で抵抗値を計ってみましょう。
大体の0.5Ωに仕上がりました。
ウィッキング
ウェルもそれほど深くありませんから、コットンは短くても大丈夫。
エアホールを塞いでしまうようなワイルドすぎるコットンの詰め方をしなければ大丈夫でしょう。
実際に使ってみて
重めのDLドローでフレーバーチェイス
トップキャップが2種類ありますがま、どちらのキャップを使用したとしてもそれなりに重めのドロー。
MTL機のエアフローを全開にして吸っているような感じといいましょうか、肺活量に自信がなくても全然大丈夫です。
ドローが重いということは、無駄な空気が入ってきにくいということ。
必然的にミストの濃度も濃くなり、味も濃厚に感じることができます。
810ドリチでここまでフレーバーチェイスができるとは思っていませんでした。
切り欠き構造がついてないのが珠にキズ…
最近のRDAにほぼ必須と言っていい構造である、トップキャップの切り欠きがありません。
まぁ一昔前のRDAを取り上げて、今の基準で話をしてはいけないとは思いますが、切り欠きがほば標準装備された今となっては、取り回しの部分で若干見劣りしてしまうのは事実。
だからと言って、アトマを取り外すためにキャップが何の役にも立たないかということもなく、ちょっと斜めにしてみたり押し込みながら回せば大抵の場合は問題ありませんでした。
ここで買えます