メッシュコイルRTAの新星【Wotofo】Profile Unity RTA(プロファイルユニティ)レビュー

簡単メッシュコイルRDAがRTAとなって生まれ変わる

一時期はメッシュコイルがVAPE業界をザワつかせましたが、今も生き残っているメッシュコイルアトマイザーは基本的にはProfile RDAぐらいではないでしょうか。

その理由の一つとしてあげられるのが、そのメッシュコイルビルドの簡単さ。

専用のメッシュコイルに加え、付属の専用ジグのおかげで誰でも簡単にメッシュコイルをビルドすることができるようになりました。

今回ご紹介するのは、そのProfile RDAのRTAバージョン、その名もProfile Unity RTAです。

Unity(ユニティー)とは日本語で「ひとつ、一体」という意味です。

…ちょっと何のことか分かりませんが、とりあえずProfile RDAのRTAバージョンということでレビューを行っていきたいと思います。

スポンサーリンク
もしも



付属品

  • Profile Unity RTA本体
  • 5ml延長ガラスチューブ
  • マニュアル
  • コットン
  • プラスドライバー
  • メッシュコイルビルドツール
  • アクセサリーバッグ
  • OFRFメッシュコイル

ものすごい量の付属品が付いてきます。

メッシュコイルそのものがVAPE業界にとっては新しい分野になりますので、メッシュコイルを一切持っていないVAPERが手に入れたとしても、すぐにProfile RTAを楽しめるようになっています。

交換用ガラスと付属品バッグについているエクステンションチューブを使用することで、タンク容量を3.5ml→5mlにすることができます。

5mlにするメリットがあまり感じられませんので、私は3.5mlで十分かなと思います。

マニュアルは親切に日本語にも対応してくれています。

図解もしてくれていますので、なにをどうすればいいかは一目瞭然です。

分解していてちょっと嬉しくなったのがこのドリップチップ。

結構しっかりとしたレジンのドリチで、色や柄も結構カッコイイと思ってしまう私はセンスがおかしいのでしょうか?(嫁には「何その変な色」と言われました。)

RTAなので部品点数は多めの6点となっています。

それぞれ細かく確認していきたいと思います。

ポジティブピン

ガッツリと飛び出たポジティブピンとなっています。

これほど飛び出ていますが、メカニカルMODで使用する人は少ないと思います。

なぜならメッシュコイルは抵抗値が低くなりがちなので、パラレルメカでもギリギリな抵抗値となってしまうからです。

裏に色々と人の名前やらいっぱい書いてます。

TVCって、あのDrop RDAやTopside BF MODをデザインしたThe Vapor Chroniclesのブライアンさんのことですね。

もうひとりの#MRJUSTRIGHT1(ミスタージャストライト)さんはよく知りませんが、Profile RDAもデザインした人。

からのWotofo

おぉ、こういう人たちがUnity(ひとつ、一体化)しているのか。

それもRTAの名前の理由のひとつにあるかもしれません。

チムニー裏

かなりキレイなドーム型になっています。

コイルがメッシュで異例なアーチを描くでしょうから、ここも負けじとキレイなアーチになっています。

エアフロー

5つの穴が対面に空いています。

水平に持っても向かいのエアホールと一直線にはなりません。

ということ(エアホールから向こう側が見えない)は、そういう事(やや下向きに角度が付いている)です。

メッシュコイルに向かって吹き下ろすような形でエアが当たります。

タンク構造

まず、トップキャップに切り欠きのようなものが見えますので、締めるときはこの切り欠きが合うように蓋を締めなければなりません。

トップキャップも大体1/3ほど回せば開く仕様になっています。

肝心のリキチャですが、ボトルタイプならなんとか差し込めるかなと言う程度。

ガラススポイトでのリキッドチャージは、少し神経を使いますが不可能ではない感じ。

トップフィルですが、残念ながら今までのトップフィルの中では最もリキッドチャージがしにくいRTAだと思います。

入れられたリキッドはガラスタンク部分を通り、更に下のデッキに供給されます。

デッキ構造

これがProfile Unity RTAのデッキです。

スプリング付きのセラミックパーツなど既視感アリアリのデッキなのは、もちろんProfile RDAのデッキを踏襲しているからです。

横並びにしてみても遜色ないレベルでそっくりです。

ビルドしてみました

今回使用するのは付属のOFRFメッシュコイルではなく、Wotofoのメッシュコイル。

というのも、上で示したProfile RDAと同じ条件でビルドしてみて、味の違いがあるかを検証してみたいなと思ったからです。

付属のツールにメッシュコイルを押し当てるようにしてコイルを形成していきます。

簡単にきれいなRのかかったメッシュコイルの出来上がり。

ずれないように指でちょっとだけアシストしながらネジを締めていきます。

両端がしっかりと平行に固定されているのを確認しておきましょう。

0.2オームですが、15Wぐらいでも十分にドライバーン可能です。

逆に普通のオームメーターのようなセミメカ状態で熱を加えてしまうと、ちょっと不安になるほどの電流が流れてしまいかねません。

ここはオームメーターではなく、テクニカルMODでのドライバーンをオススメします。

ウィッキング

メッシュコイル最大の問題となるのがコットンワークです。

これはWotofoの公式Twitterアカウントからのアドバイスを拝借。

※同じことが付属のマニュアルにも書かれてありますのでご心配なく。

コットンの上部はデッキの縁コットンの下部はRTAのベースからやや外に出た辺り

この2点を結んだ直線でカットし、コットンの下部のみをウィックホールに詰めるとのこと。

本当にそれで大丈夫そうか、チムニーのリキッドの出口らしき部分を確認します。

このニコちゃんマークみたいな部分からリキッドが出てくるようです。

口のような四角いのがウィックホールに合うのでしょう。

その上の目のように見える二つの穴からもリキッドが供給されるように見えます。

ここを毛羽立たせたコットン上部で受け止めてやるという寸法です。

それではさっそくウィッキングをしていきましょう。

アドバイスにあるように、上部はデッキの縁、下部はアトマベースの外側あたりでカットします。

かなり分厚いコットンになっていますので、力を入れてコットンを切ってあげる必要があります。

コットンの先をできるだけモフモフにしてあげて、コットンの下の部分をウィックホールに入れ込んであげます。

枝毛のようなコットンを取り除きながらモフモフにしてやれば、特に梳いてあげたりする必要はありません。

ウィッキングはこんな感じになりました。

本当にこれで大丈夫なのか不安になりますが、それは実際に吸ってみなければ分かりません。

かなりの量のコットンがありますので、しっかりとリキッドを浸透させてからタンクを締めましょう。

コイルに触れている部分だけでなく、コットンの端にあたる部分にもしっかりとリキッドを染み込ませます。

ちなみにですが、デッキはビルド台やMODに装着した状態では取り付けることができません。

一度ベース部分を取り外してから、タンク部分と組み合わせるようにしましょう。

では、さっそく吸ってみましょう!

実際に使ってみて

幅広いドロー調整

全開だとスッカスカ、3つ開けぐらいで抵抗感を感じるドローになり、2つ開けでまぁまぁ抵抗感を感じるドローなど、幅広いドロー調整が可能です。

メッシュコイルは非常に低抵抗になりますので、デュアルバッテリー以上のMODで使用することが望まれます。

ですが、たまにシングルMODで運用する場合なんかは、電池やMODの出力に限界があります。

エアの当たり方を調整してやることで、30W程度(約2.4V、12A)でも十分なミストを楽しむことができます。

Profile RDAではここまでエアの調整が効きませんでしたので、こういった使い方ができるのがProfile Unity RTAならではです。

事故防止!MODに装着時はタンクが外れない

デッキをビルド台に固定したりするときに、なんか変だなぁと思っていた部分がこの右手の親指と人差し指で抑えている部分です。

この部分はデッキだけをMODやビルド台に固定した後もクルクルと回る遊びがあります。

ですが、タンクを組み合わせた状態になるとタンク部分と一体化しており、クルクル回る遊びはなくなっています。

「もしや!」と思い、MODに装着している状態で一番下の部分は持たずにアトマを取り外してみました。

(脳内で「劇的ビフォーアフター」のBGMを再生)

何ということでしょう。

タンク部分だけを持っているにも関わらず、ベース部分も一緒に回転し、無事に取り外すことができたではありませんか。

VAPERなら一度は体験したことであろう「MODから取り外そうとしたときに勢い余ってタンク部分を回してしまってリキッドがダダ漏れになる」問題に悩まされることがなくなりました。

匠の技が光ります。

(BGM終了)

一体どういう仕組みでそうなっているのかは不明ですが、Uniity(一体)だねぇ。

Profile RDAとの比較

最大の違いは上でも述べたエアの調整幅です。

RDAはどれだけ絞ってもスッカスカ、RTAはしっかりと調整の効くエアフロー。

味に関しても、そのエアフローの影響が大きく出ています。

RDAはエアフローに合わせて出力もアップさせて爆煙でモクモク楽しむスタイル。

RTAは出力に合わせてメッシュコイルのきめ細やかなミストを楽しむというスタイル。

Profile Unity RTAが勝っている点(と言えば語弊がある?)としてはリキッドチャージの必要回数です。

タンクが3.5ml(もしくは5ml)ありますので、その間はリキッドチャージをする必要がありません。(もちろん、ウィッキングがちゃんとできているということが大前提になりますが…)

確かに爆煙で味も出るが…

確かに味も出てますし、メッシュならではのきめ細やかな爆煙を楽しむことができます。

前作のProfile RDAの特徴を活かしたデッキがメッシュコイルビルドにバッチリとハマっています。

しかし、これは個人的な感想なのですが、わざわざRTAである必要はあったのかな?と感じざるを得ませんでした。

Profile RDAの魅力は①簡単なメッシュコイルビルドもそうですが、最大の魅力は②リキッドチャージの有能さでした

しかし、RTA構造にすることで、②の部分は特徴を潰してしまっているように感じます。

それに、スコンカーならボトル容量は少なくても6mlぐらいあるでしょうか。

Profile RTAは3.5ml、タンク部分を延長しても5mlです。

Profile RDAのRTAバージョンと考えるとダウングレードかもしれませんが、ひとつのメッシュコイルRTAとして認識しなおしておきましょう。

そうすることで、新たなメッシュコイルをビルドできるRTAという立ち位置が輝いて見えます。

ここで買えます

Wotofo公式

FastTech

3FVAPE

Sourcemore

Health Cabin

スポンサーリンク
もしも