ビルドできるPOD型RTA【Wotofo】Gear V2 RTA(ギア)レビュー

大絶賛されたRTAの後継機、Gear V2

Gear RTAが世の中に出た時には、多方面から大絶賛されていました。

そんなときに、アメリカでのリキッドの輸送に関する規制が入ったり、PaypalがVAPE製品に使えなくなったり、何より新型コロナウイルスが蔓延し、タバコを始めとした喫煙グッズに逆風が吹き始めました。

それからというもの、PODが一大勢力として世を席巻していたのもあり、RTAのリリースも非常にご無沙汰となっていました。

PODの勢いもひと段落してきた今、その大絶賛されていたGear RTAの後継機であるV2がリリース

先代の出来が非常に良かっただけに、かなり期待が高まります。

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Gear V2 RTA付属品

  • Gear V2 RTA本体
  • マニュアル
  • ビルドツール(マイナスドライバー)
  • 交換用コイル×2
  • 交換用コットン×2
  • 交換用Oリングなど

あれ、RTAってもっと部品点数が多かったり、それに伴って付属品が多かったりする印象がありましたが、そうではないようです。

それもそのハズ、このGear RTAは非常にシンプルな作りになっているのが特徴。

付属品は特筆すべきものはありませんので、そのRTAの特徴を見ていきたいと思います。

Gear V2 RTAポジティブピン

ポジティブピンはこれぐらい出ていれば十分使っていけるでしょう。

たまに出ているのか出ていないのか分からないレベルのものもありますので、やっぱり確認は大事。

Gear V2 RTAチャンバー裏

ガバっと大きいチャンバーという印象。

ドーム型とまでは言わないまでも、角はきれいにアールがかかっているのが見てとれます。

Gear V2 RTAエアフロー

RTAには珍しく、調整できない固定型エアフローとなっています。

ボトムから吸い込んだエアーを真ん中のコイル下からエアをぶち当てる構造になっているようです。

Gear V2 RTAタンク構造

先程のチャンバー内の画像を再度掲載しています。

「なんでそんなことを?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これ以上もう分解できないんです。

流石にトップキャップは外すことができるのですが、プラスチックタンク部分とチャンバーが接着されていて、分解できない構造になっています。

ちなみに、トップキャップは取り外すことはできるのですが、ドリップチップと一体型

デッキ+タンク+トップキャップの3点以上には分解できないようになっています。

これをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは使う人の感覚次第になってくるでしょう。

Gear V2 RTAデッキ構造

特にややこしそうな感じはなく、ネジを開放してコイルレッグを固定するという2ポストのシンプルな構造。

ネジ部分を限界(デッキから外れる寸前)まで開放してみましたが、これくらい開けばある程度のコイルは固定できると思います。

流石にアートコイルぐらいのゴツさは使えないかもしれませんが、一般的なビルドには対応できると思います。

ビルドしてみました

イモネジのキャッチは悪くありません。

ですが、コイルレッグをしっかりと抑えていないと、イモネジの回転方向にコイルレッグが巻き込まれてしまうことがあります。

特に2つ目のコイルレッグの固定は、コイル位置にも関わってきますから、結構シビアになる人はなるかもしれません。

コイルを上げ下げして位置を調整する場合は、コイルの巻き方にも気を配ったほうがいいかも。

RDAやRTAをビルドするとき、順巻のコイルを設置するか逆巻のコイルを設置するか悩んでいた時期があります。そんな試行錯誤の中から、順巻きと逆巻きを判断する個人的な基準についてお話ししようと思います。

一旦何も気にすることなくコイルレッグをカットしてみましたが、結構長めに残ってしまいました。

このままだとチャンバーに接触してショート(短絡)してしまう可能性もあります。

結構キワキワを攻める感じでコイルレッグはカットしたほうがいいかもしれません

ウィッキング

コットンホールにコットンを落とすのですが、その下もちょっと深めにウェルがある印象を受けます。

なので、気持ち長めにコットンを残しておいて、フワッとさせつつもコットンはボトムに触れるぐらいの長さにしておきました。

人によってはボトムに触れさせなくてもいいと言われますが、このあたりは使いながら&自分の好みで調節できるのがRTAの良さ。

ウィッキングの仕上がりはこんな感じになりました。

実際に使ってみて

使っていて何か不都合があるという感じはなく、言い方は悪いかもしれませんが、なんの変哲もないRTAです。

ただ、「あとちょっとエアを絞りたいな」といった細かな調整ができない印象を受けました。

どこかでこんな印象を受けたことがあるなと思っていたら、PODを使っているときに同じような印象を受けた覚えがあります。

最近のPODには出力の調整ができるものも増えてきていますが、細かなエアの調整ができないものが多いです。(まぁ中にはエアの調整もできてしまう超高性能PODもありますが)

そう感じてからGear V2を見てみると、ビルドできるPOD型RTAというのがいい説明だなぁと感じました。

ビルドしたりウィッキングしたりというのはRTAみたいなのですが、実際の運用面に関してはPODっぽい印象。(POD/タンク内部まできれいにクリーニングできないという欠点も同様ですね)

シングルコイルでビルドできるし、ウィッキングもそれほど気を付けなくてもいいですから、非常に初心者向け。

運用面に至ってはPODタイプに似ているというところから、気楽に何も考えなくても使えるRTA。

最近になってPODからVAPEを始めた人が「RTAってなんだろう?」「ビルドってどんな感じなんだろう?」って思った時に手に取ってほしいRTAかなと思います。

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